どんな料理と合わせてもおいしいハードパン

どんな料理と合わせてもおいしいハードパン

わたしのいちおしベーカリー教えます vol.008

【第2・4火曜日 16:00 更新】
パンに詳しいあの人にイチオシのベーカリーを教えてもらうリレー形式の連載「わたしのいちおしベーカリー教えます」。第7回目は、ハード系食事パン専門情報サイト「pan-ya.com」主宰の清水啓介さんがセレクト。奥沢にある人気店「クピド!」を紹介します。




◆売り切れ続出の人気店。パリらしさを感じる素敵なブーランジェリー



奥沢の駅からすぐにある、おしゃれな佇まいの「クピド!」。東川シェフの“ハード系のパン”を普及させたいとの思いから、ハードパンをメインに、デニッシュやクロワッサンなどのパンが並ぶ。清水さん曰く「パリの街角にあってもおかしくないような外観、店内の雰囲気、パンのラインナップ。それに加えて、日本人ならではの丁寧で繊細なパンの味わいは、多くのパン好きに支持されている」のだそう。午前中から客足が途絶えないので、午後の早い時間でも売り切れてしまっているものが多数。いろいろ楽しみたい人は、早めの来店がおすすめ!


◆どんな料理との相性も最高。名物の「ヴィニュロン」を味わう



“ハード系のパンを広める”ため、食べ方の悩みを解消したりペアリングを伝授したりして、食文化の啓蒙となるようこちらのお店ではビストロスペースを併設、フレンチをベースにした、本格的な週替わりのメニュー(平日1080円?、土日祝1620円?)や「スープ&サラダのセット」(平日1080円?、土日祝1620円?)をいただける。

もちろんブーランジェリーなので、パンもセット。提供されるものは日によって異なるけれど、なかでも同店名物の「ヴィニュロン」は、フランス産の小麦、アメリカ産の小麦を石臼挽したものなど、6種もの粉をブレンド。香りもしっかりありつつシンプルな味わいで、料理との相性も抜群。「自家製のパテ・ド・カンパーニュをほんの少し口に運び、小さくちぎったヴィニュロンを口に頬張る。きわめてシンプルな素朴で、これぞ直球ストレートな体に染みわたるおいしさです」と清水さん。

ちなみに「ヴィニュロン」(124円/100g)のみの購入もOK。東川シェフおすすめの食べ方「フレンチトースト」に挑戦してみるのもいいかも。


◆白イチジクをたっぷりと使った「フィグ」が絶品



さまざまなハード系のパンが並ぶけれど、その中でも清水さんのイチオシは「フィグ」(280円/100g)。「ドライイチジクがたっぷり入った優しい甘味を感じる味わいは、フランスの本格ナチュラルチーズのどのタイプと合わせても万能に合うおいしさ。ワインと一緒にいただきたいです」と絶賛するほど。

先ほど紹介した「ヴィニュロン」と同じ生地を使い、トルコ産白イチジクのセミドライをたっぷりと使用。黒イチジクに比べ、柔らかく濃厚な甘みで、ねっとりとした食感に。素材そのもののおいしさを感じる逸品をぜひ味わってみて。


TEL.03-5499-1839
東京都世田谷区奥沢3-45-2 1F
アクセス/東急目黒線「奥沢駅」より徒歩1分、東急東横線「自由が丘駅」より徒歩7分
営業時間/10:00〜商品終了まで 不定休


今回のベーカリーを教えてくれた人:清水啓介さん
JSA認定ワインエキスパート、CPA認定チーズプロフェッショナル、パンシェルジュ検定1級、アカデミー・デュ・ヴァン パン・チーズ講師、新宿調理師専門学校パン・チーズ外部講師、ハード系食事パン専門情報サイト「pan-ya.com」主宰。
物心ついたときからパンが大好きという清水さん。巡ったパン屋は日本国内だけでも1000軒以上。趣味であるロードレース(自転車競技)とパンを追求するために、フランスでフランス人と共に生活をし、そこでチーズのおいしさとパン食文化の奥深さに感銘を受けたのだとか。
現在、ハード系食事パン専門情報サイト「pan-ya.com」を開設し、本場フランスのパンとチーズの情報を発信するとともにイベントを数多く開催。
パンとチーズの楽しみ方の普及に尽力している。


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