プリンなどに着想を得た濃厚ソースのかき氷

プリンなどに着想を得た濃厚ソースのかき氷

東京・三軒茶屋 「和Kitchen かんな」|偏愛かき氷物語

◆東京・三軒茶屋 「和Kitchen かんな」|偏愛かき氷物語
夏になると恋しくなるかき氷。あまたあるかき氷の中でも、行列を厭わず食べたいと思わせる名店のかき氷には、どれも店主の愛情がたっぷり詰まっています。今回はそんな店主とお客さんが愛するかき氷の物語をお届け。純氷と日光天然水の氷を食べ比べできるかき氷専門店「和Kitchen かんな」。やわらかい口当たりの氷りと、素材の甘味を生かした自家製ソースが絶妙にマッチ。店主渾身の自家製ソースの誕生秘話をご紹介。


◆やさしい口当たりの天然氷と特製ソースの相性抜群




バニラビーンズを贅沢に使った自家製カスタードと、口の中でとろけるほど煮詰めたイチゴソースがたっぷりとかかった「キャラメル苺カスタード」950円 ※期間7〜9月上旬


糖度にこだわった濃厚ソースは和のテイストもプラス
行列が絶えないこちらは、祐天寺で営業していた小料理店「もちの花」の店主・田中完児さんが「一年中食べたくなるかき氷を提供したい」という熱い想いから2013年オープンさせたかき氷専門店。8年間研究を重ねたシロップは、おしるこやプリン、ティラミスなどからヒントを得たという独創的なアイデアから生まれたそう。「氷とシロップのバランスが大切」と田中さん。丁寧に自家製シロップ作りに向く姿勢はまるでパティシエのよう。

紫芋ソースやキャラメルイチゴカスタードなど、口に入れた途端、トロリととろける口当たりは、シロップというよりソースという言葉がぴったり。ソースを煮詰める際は、糖度計を使うほどのこだわりよう。「イチゴや紫芋など素材本来の甘味を大事にしたいので、糖度を微妙に調整しています」と田中さん。例えば紫芋ソースは、氷砂糖、水飴などを使うことで濃厚な自家製ソースが出来上がる。

ソースによって削る厚さを微妙に調整する氷は純氷を使用。ちょっぴり贅沢したい時は、プラス250円で日光の天然水で作るかき氷もオーダーして、食べ比べてみるのも楽しい。たっぷりかかったソースが沈んでしまわないよう、シャキシャキ感のある固さと、潰れてしまわないよう土台を少し厚めの氷に仕上げた心遣いも嬉しい。









◆世田谷公園のお散歩に合間に食べたいかき氷
1:通年「かんなの氷しるこ」
おしるこからヒント得て生まれたこちらは、創業当時からのリピータを虜に。自家製のこし餡ソースには、ちょっぴり塩気を効かせているのが味の決め手。食べ進めていくと、氷の中からつややかでほんのり甘味のある北海道・十勝産の黒豆が登場!
■「かんなの氷しるこ」750円


2:通年「濃厚紫いも牛乳」
鮮やかな色合いが特徴の沖縄産・紫芋を使用した1品。自然な甘みとクリーミーな口当たりを生かすよう、自家製ソースは氷砂糖と水飴をプラス。牛乳と練乳を煮詰めて作ったミルクシロップと絶妙なバランスも人気の秘訣。上にかかった天然の錦ゴマが味のアクセントに
■「濃厚紫いも牛乳」750円


和食を楽しんだ後のデザートとしても最適
パン屋さんの2階にある1面ガラス張りのお店。混雑時は記名制で、順番が来るまで近所の世田谷公園をお散歩するのもよさそう。おさかなランチなど、和食店出身の店主が作るごはんメニューも充実しているので、食後にかき氷をデザートとして味わうのもおすすめ




かき氷DATA
【期間】通年
【メニュー】20種 みたらし牛乳750円、ティラミス950円、ミニミニ氷500円など
【氷の特徴】プラス250円で、純氷から日光天然水・松月氷室の氷に変更可
【シロップの特徴】素材の甘味を生かした自家製ソース仕立てに
【トッピング】あずき・ミルク・追加シロップ各100円
※期間限定メニューは公式Twitterを確認ください


和Kitchen かんな
TEL:03-6453-2737
住所:東京都世田谷区下馬2-43-11
営業時間:11:00〜19:00(LO18:30)
定休日:水
予約:不可
アクセス:東急田園都市線「三軒茶屋駅」南A出口より徒歩11分
その他のメニュー:ホットコーヒー350円、かんな定食850円、鯖の塩麹焼き定食1000円など

【入店・待ち時間について】
・夏期は2部に分けて記名制(1部記名開始:11:30〜、2部記名開始:14:00〜)
・待ち時間は順番が来るまでお店を離れてもOK



PHOTO/YUKO CHIBA  TEXT/SHIORI YAMAKOSHI、NAOMI TERAKAWA