【メイド・イン・九州】松尾製菓の「チロルチョコ」

【メイド・イン・九州】松尾製菓の「チロルチョコ」

松尾製菓の「チロルチョコ」(コーヒーヌガー)。あま〜いミルクチョコと、ほんのり苦いコーヒーヌガーの組み合わせが絶妙

九州のロングセラー商品に秘密にせまる「メインド・イン・九州」。今回は、松尾製菓の「チロルチョコ」をピックアップ!

■ チロルチョコ(コーヒーヌガー)

1903年創業、菓子メーカーで知られる松尾製菓の大人気商品。コーヒーヌガー味は、正方形チロルの元祖で、あま〜いミルクチョコと、ほんのり苦いコーヒーヌガーの組み合わせが絶妙だ。1979年の発売以来、変わらない懐かしの味が自慢。(※写真はバラエティパックのコーヒーヌガー味)

■ 子供たちを笑顔にした1粒のチョコ

1個10円という価格と、四角い形でおなじみの「チロルチョコ」。意外と知られていないが、元祖のチロルは長方形だった。その誕生は1962年、松尾製菓の2代目が、当時高級菓子だったチョコレートを、「子供の小遣いで買える値段で提供したい」と、10円の売値ありきで開発したのが始まり。おいしさ、珍しさはもちろんだが、「10円という優しい価格で、子供たちを笑顔に」という思いこそが、原点だった。

しかし、70年代の石油ショックの影響で、30円までの値上げを余儀なくされた時代もあった。売上も低迷し、苦肉の策からうまれたのが、あの正方形のチロルチョコ。価格を従来の10円に戻し、大きさを3分の1にすることでコストを抑えたのだ。これが、今も多くの人に愛される看板商品となる。 

それ以来、「きなこもち」「いちご」「抹茶」「杏仁豆腐」など、数々のヒット商品をうみ出してきた。遊び心のあるパッケージや、リアルな味の再現には、思わずニヤリ、とさせられる。発売から55年、1粒のチョコレートは、今日もみんなを笑顔にしてくれている。

■ ヒットの裏側

期間限定のフレーバーやコラボ商品など、新商品は年間20〜30種類にも及び、これまで発売してきたアイテムは数えきれないほど。工場では複数の商品を同時に生産できるうえ、手作業で行う工程も多い。そのため、さまざまなニーズにきめ細やかに対応できるのだ。

【九州ウォーカー編集部】

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