【メイド・イン・九州】もち吉の「餅のおまつり」

【メイド・イン・九州】もち吉の「餅のおまつり」

煎餅の歴史を変えた手みやげの定番、もち吉の「餅のおまつり」

九州のロングセラー商品の秘密にせまる「メインド・イン・九州」。今回は、もち吉の「餅のおまつり」をピックアップ!

■ 餅のおまつり(30枚入り1296円)

厚みがありながらサクッとした食感で、香ばしい米の風味が口の中でふわっと広がり、生地が優しく溶け合う。その上質な風味は、厳選された高級国産米を使用しているからこそ。定番の味はサラダ味と醤油味だ。

■ 煎餅の歴史を変えた、手みやげの定番

煎餅といえば、“バリッバリッと食べる堅焼きの醤油味”という従来の概念を覆したのが、1988年発売の「餅のおまつり」。サクッとした食感とソフトな口当たりは、当時としては画期的で、子供からお年寄りまで幅広い層に人気を博した。また、手を汚さず、湿気にくい個包装で食べやすく、しかも缶入りという上質感も、支持されてきた理由だ。

もともと、創業者の森田長吉が他社から譲り受けたレシピをもとに開発した商品だったが、完成までには改良に改良を重ねたという。ソフトな食感を生み出すべく、きめの細かい米粉を挽く方法や練り方、蒸し方、乾燥の工程など試行錯誤を繰り返し、美味しさの決め手となる原料選びも、決して妥協はなかった。主原料となる米は、毎年、全国各地から品質のよい高級国産米を取り寄せて吟味し、その旨味を引き立てる水にはミネラルをたっぷり含んだ地下天然水を使用。こうした本物志向のおいしさは、スーパーの菓子コーナーに陳列する煎餅とは一線を画し、手みやげの定番として、九州を代表する銘菓の地位を築き上げていった。

■ ヒットの裏側

あられや煎餅の卸売が専門であったが、同商品の発売を機に、製造小売業に転換。商品開発、上質な国産米からの製造、販売までを自社で担うが、卸売は一切行わず、利益率の高い直売(直営店舗と通信販売)のみに特化し、独自の路線で同業他社との差別化を図ったことも成功要因の一つ。

【九州ウォーカー編集部】

この記事の続きを読む

関連記事(外部サイト)