入手困難! 発達障害を持つ15歳の焙煎士、 岩野響さんのコーヒーがおいしいと話題に

入手困難! 発達障害を持つ15歳の焙煎士、 岩野響さんのコーヒーがおいしいと話題に

発達障害を持つ15歳の焙煎士、 岩野響さん

国際コーヒー機関(ICO)の調査によれば、日本のコーヒー年間消費量は世界で第4位(2015年度。1位EU、2位アメリカ、3位ブラジル)。国内の喫茶店の店舗数は約7万店もあり(2014年度。全日本コーヒー協会調べ)、日本人は実にコーヒー好きな国民性といえます。

だからこそ競争もはげしいコーヒー業界でいま、弱冠15歳でコーヒーショップ「HORIZON LABO」(群馬県桐生市)を立ち上げた若き焙煎士、岩野響さんが大きな注目を集めています。

彼にはアスペルガー症候群という障害があり、中学生のころから学校生活への適応に困難を感じていたそうですが、幼い頃から、調味料を変えたのがわかるほどの鋭い味覚と嗅覚の持ち主で、知人から雑貨の手回し焙煎器をもらったことをきっかけに、コーヒーの焙煎にのめり込むようになったそうです。

「ぼくができることから ぼくにしかできないことへ」との想いから、大好きなコーヒーの焙煎について研究を重ね、その発表を兼ねて2017年春にコーヒー豆の販売を始めたところ、そのコーヒーの味わいや彼の生き方が、全国で話題となりました。

想定をはるかに超える反響の結果、即日完売による品切れに加え、駐車場不足や行列などの問題がおこったため、現在は、響さんがコーヒー豆の焙煎研究に専念できるよう桐生での対面販売を終了せざるをえない状況に。

焙煎とはコーヒーの生豆を炒める作業のことですが、ただ加熱すれば良いというわけではなく、加熱の仕方や加減によって最終的に出来上がるコーヒー豆の味に大きな影響を与えます。コーヒー豆は焙煎具合に応じてかなり味に変化がもたらされるので、焙煎する人の腕前は極めて重要であり、繊細な作業をともなうため、大量販売はできないというわけですね。

ただ、全く彼のコーヒーが手に入らなくなったわけではありません。10月下旬より、通販サイト「毎日が発見ショッピング」にて数量限定の通信販売が始まりました。商品は月替わりの1種類で、季節に合わせた焙煎をしてお届けするとのこと。

10月のコーヒーは、「香ばしさと甘みのうねり」をテーマに響さんが焙煎したフレンチローストで、少し肌寒くも、澄んだ空気が気持ちよい季節にぴったりの味わい。11月のコーヒーは、「彫刻をイメージした静かな甘み」をテーマに、響さんが過去の焙煎研究を深化させた味わいのものになるそうです。

響さんの研究の成果はいかなるものか? 月ごとに焙煎のテーマ、味わいが変わるコーヒーをそれぞれ比較しながら楽しんでみるのもよいかもしれませんね。

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