台湾でのビーフンのおいしい食べ方【8月18日は、ビーフンの日】

台湾在住たべぷろ編集部員、HOZです。8月18日は「ビーフンの日」。台湾でビーフンといって真っ先に思い浮かぶのは「新竹のビーフン」です。新竹は台湾の地名の一つで、台北の西南・新北と桃園を間にはさんだ先にあります。
なぜビーフン=新竹かというと、それは気候と関係しています。新竹は台湾の中でも、冬の季節風が飛び抜けて強いことで有名です。その強い季節風が、ビーフンの乾燥に適しているのです。特に客雅溪という河の下流にある溪埔という所は、昔からビーフンをさらす光景が見られたことから「ビーフンの里」とも呼ばれています。そんなビーフンの里がある台湾から、ビーフンの食べ方をいくつかご紹介しましょう。

新竹名物on新竹名物!「貢丸米粉湯」

新竹でビーフンと同じくらい有名な食べ物に「貢丸(ゴンワン)」というものがあります。貢丸とは、豚肉のすり身を使ってつくる肉団子のこと。

なぜ有名かというのは諸説ありますが、起源の一つに「新竹にはビーフンの業者が多く、その材料である米から出た米糠などを養豚の飼料として用いることができるため、副業として養豚を行っていた人が多かった。豚肉は貢丸の材料になるため、新竹の貢丸はビーフンと共に有名になった」というものがあります。真偽のほどはさておき、理にかなっていますね。

その名産である「貢丸」を、これまた新竹名産のビーフンにトッピングしたのが「貢丸米粉湯」という名の台湾小吃(シャオチー:台湾の料理、軽食)です。

貢丸は丸いものもあれば、写真のような形で切り込みが入れられていることも多いです。こうして花のように広がっていると、見た目も可愛くて食べるのが楽しくなりますね。貢丸の他にも肉や野菜など、いろいろな素材をスープビーフンに入れて食べますよ。

麺が乾燥しているわけではない!「肉燥乾米粉」

「貢丸米粉湯」は料理の分類としては「米粉湯」です。湯とは中国語でスープや汁物といった意味あいの言葉なので、「米粉湯」はつまり「スープ入りのビーフン」を指していることになります。

そしてスープ入りビーフンがあるということは、つまりスープなしビーフンも存在するということです。台湾人はこれを「乾米粉」と呼びます。

「乾米粉」は、サッと茹でたビーフンに調味料などを加えて食べます。写真は「肉燥(ロウザオ)」をトッピングした「肉燥乾米粉」。

台湾名物に「魯肉飯(ルーローハン)」という食べ物がありますが、その魯肉飯と見た目がそっくりなものに、肉燥飯というものがあります。どちらも肉の甘醤油煮込みを使っており、魯肉は脂ののった豚肉、肉燥は脂身の少ない豚肉を使っています。

そんな肉燥飯のご飯をビーフンに変えたバージョンが「肉燥乾米粉」というわけです。非常に台湾らしい食べ方ですね。肉燥以外にソースだけをかけて食べることもあれば、肉や野菜をトッピングすることもあります。

金色の瓜ってなんのこと?「金瓜米粉」

茹でたものにソースや野菜などを乗せた「乾米粉」に対し、ビーフンと食材をからめて炒めたものは「炒米粉」と呼ばれます。味付けや何を加えるかは店や地方によって多少異なりますが、干し椎茸や小エビなどを使って出汁をとっているのをよく見かけます。

また台湾の離島・澎湖島の名物に「金瓜米粉」というものがあります。「金瓜(ジングヮー)」とは・・・・・・金色にも見える黄色い野菜といえば、何の野菜か想像がつくでしょうか?

そう、焼きビーフンの具材として、かぼちゃを加えているんです。ほんのり甘みがあって、やさしい味わいですよ。

かぼちゃのほか、人参やしいたけなどの野菜、エビやイカなどの海鮮を入れたりもします。かぼちゃの甘みと海鮮の塩辛さが意外とマッチして美味しいです。台北にもいくらか食べられる店がありますので、見かけたらぜひ食べてみてくださいね!

以上、台湾のビーフン料理をご紹介しました。日本の味付けや調理とは異なりますので、ビーフンを使う時の新しいヒントにもなるといいですね。

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