年越しそばの具や薬味を自由に楽しもう!子どもも喜ぶ和洋中で

料理研究家の松本葉子です。みなさんは大みそかに年越しそばを食べますか? 年越しそばの由来には諸説あるようですが、古くから日本に伝わる風習です。こういった機会を利用して、子どもたちに伝統の食文化を伝えていくのもいいですね。
ただこの年越しそば、子どもたちにはあまり人気がないことも。天ぷらそばならと思っても、忙しい大みそかに天ぷらを揚げてる余裕なんてない!――そんなワーママにおすすめなのが、薬味も具もつゆも自由自在のオリジナル年越しそば。子どもと一緒にいろんな組み合わせを楽しみながら味わってみませんか?

日本そばだからそばつゆで、と考えなくてOK

おうちで年越しそばなら、そばとそばつゆを用意して…と考えがちですが、もっと自由に楽しんでみませんか?

そばつゆの他に、カレー、ポタージュ、ラーメンスープ、ごまだれなどもつゆとして利用しちゃいましょう!

だしをきかせた本格的なそばつゆ以外にも、日本そばと相性の良いものがたくさんあります。

かけそばのだしの代わりに熱々のラーメンスープや中華風のたまごスープ、ざるそばのつゆの代わりに冷製ポタージュやトマトソース・・・。これなら、そばつゆは好きじゃないけどクリームスープは大好き!という子も食べやすいし、「日本そばはボリュームがないからなぁ」と敬遠する中高生も興味をもつでしょう。

そして、「子ども用に」と用意したものに大人がはまってしまうこともあって、これもまた楽しみです。

和・洋・中の薬味や具でオリジナルそばに

一般的には、ざるそばの薬味といえば、わさびやネギ。温かいそばに使われる具も和食寄りのものが中心です。でもこちらももっと自由に考えてみては?

家にある食材だけでもいろいろ取り合わせてみると彩りもきれいで楽しめますよ。おりしも年末、冷蔵庫や食品庫の整理でみつかったあれもこれも「薬味」や「具」として利用してみましょう!

また、大人用には定番の薬味や具を用意し、子ども用にはタンパク質やビタミンが摂れるものを多彩にそろえるというのもおすすめです。

ここからは、ちょっと意外に思える「薬味」や「具」を紹介していきましょう。

和風の薬味と具

(左上から時計回りに)

<かんきつ類>
輪切りにして汁そばに浮かべる、ざるそばのつゆに果汁を搾るなどして爽やかな風味が楽しめます。少し変わったところでは金柑を使うのもおすすめです。

<漬け物>
写真はかぶらの葉の漬け物ですが、野沢菜、高菜漬なども刻んで薬味に使えます。胡麻を混ぜ込んでもおいしいですよ。

<納豆>
小粒のものや挽き割り納豆だとそばにからみやすいです。そばにはワサビと思いがちですが、納豆+辛子も新鮮。

<紅生姜>
梅酢を使った紅生姜を千切りにして添えると、香りと酸味、シャキシャキの食感が良いアクセントに。

<天かす(揚げ玉)>
そばを少しずついろいろな薬味で楽しみたい時には、天ぷらより天かすの方が向いています。温そばに加えればコクを深め、冷そばにトッピングすればカリカリの食べ心地が楽しめます。

<とろろ>
とろろは面倒と思われがちですが、最近では冷凍とろろもあるので常備しておくと便利ですよ。

洋風の薬味と具

(左上から時計回りに)

<オニオンスライス>
白ネギや青ネギだけでなく、タマネギもぜひ試してみてほしい薬味です。

<ミント>
そばにはネギと決めつけていませんか?ネギのクセが強すぎてそばの風味を壊していることもあります。ミントなどのフレッシュハーブは意外によく合いますよ。

<チーズ>
洋風のつけ汁を使う時だけでなく醤油ベースのつゆにもチーズは合います。刻んで使うほか、粉チーズを使っても。

<きのこ>
から炒りかオリーブオイルで炒めて、塩・こしょうで味付けを。唐辛子を加えたり、酢を加えてマリネ風にしておくのもよいでしょう。

<生ハム>
刻んでトッピング風に。外皮も一緒に挽いた田舎そばには燻香のあるベーコンを添えても。

「洋風」で楽しむなら、ガラス食器を使うのもおすすめ。上の写真は、ガラスカップにそばを2口程度いれ、生ハム、オニオンスライス、ミント、レモンをトッピングして、冷やしたコンソメスープをつゆにしたわんこそば風。

中華風の薬味と具

(左上から時計回りに)

<唐辛子>
赤と緑の唐辛子を取り合わせると彩りがきれい。辛みの薬味としては食べるラー油を使うのもアリです。

<鶏むね肉の酒蒸し>
そばに絡みやすいように手で裂いておきます。市販のサラダチキンを使ってもよいでしょう。

<芝麻醤/ねりごま>
だしの代わりにラーメンスープを使った時に加えるほか、キュウリの細切りと合わせてざるそばにトッピングしても。

<エビ>
写真は冷凍のエビを刻んで生姜とネギを加えて炒めたもの。このほか干しエビもおすすめです。

<ザーサイ>
細かく切るか、千切りにすると使いやすいでしょう。薬味を組み合わせて楽しむ時にも良いアクセントになります。

こちらは蒸し鶏、ザーサイ、唐辛子、練りごまを組み合わせたもの。和えそば風に食べても、熱々スープを注いでも。

そばを少量ずつ、さまざまな薬味、具、つゆで楽しめるように、トップ写真のようにそばを盛るのもおすすめです。

そばを少量の塊にして盛りつけたいなら、パスタを食べる時のようにフォークに巻き付けて形を作ってから盛り付けるとやりやすいでしょう。

年越しそばの心を大切にしつつ、自由自在に味わおう

1年を振り返りながら、新しい年への希望とともに味わう年越しそば。大掃除やお正月の準備で忙しいワーママも大みそかのこの時間はちょっと休憩。

我が家ならではの薬味や具、つゆをそれぞれ数種類用意して、子どもたちとともに楽しい年越しそばタイムを過ごしましょう!

関連記事(外部サイト)