函館駅「豚わっぱ飯」(1000円)〜新幹線から1駅! のどかな駅舎と掛け流し日帰り温泉!

【ライター望月の駅弁膝栗毛】

キハ261系気動車・特急「スーパー北斗」、函館本線・仁山駅

札幌から函館へ向けて、ラストスパートをかける特急「スーパー北斗」。
大沼公園を出て、仁山駅を通過する頃には、次の新函館北斗に到着する旨の自動放送が入って、北海道新幹線への乗り換え案内が行われます。
じつは、この新函館北斗の1つ隣・仁山(にやま)の駅前に、日帰り温泉があります。
しかも、かけ流しのなかなかいいお湯なんです。

ニヤマ温泉あじさいの湯

訪れたのは、「ニヤマ温泉あじさいの湯」。
駅からは緩やかな坂を少し上るだけですので、歩いて1〜2分ほど。
特に男性の露天風呂からは、駅舎や列車が見え、踏切の音が聞こえてきます。
宿泊施設も併設されており、冬場はスキー場もオープン。
仁山は普通列車しか停まらないこともあって、週末でもゆったりとした雰囲気です。

ニヤマ温泉あじさいの湯

掲示されている温泉分析書によれば、注がれているのは、38.8℃、ph7.7、成分総計981r/kgの単純温泉で、ナトリウムと硫酸塩・炭酸水素塩が多めのサッパリとしたお湯。
内湯と露天風呂があり、ともに温泉は加温・かけ流しとなっています。
このほかに内湯には、加温していない源泉のままの浴槽もあり、暑い時期には最高!
常連さんと思しき皆さんは、勝手知ったる感じで、ぬる湯でのんびりされていました。

キハ261系気動車・特急「スーパー北斗」、函館本線・仁山駅

仁山駅は無人駅ですが、保線の皆さんによってきれいに掃除されている古い木造駅舎や、一部には板張りのプラットホームも残されています。
この板張りホームって、北海道らしい鉄道風景なんですよね。
新幹線からわずか1駅で早くも現れるこのレトロな風景に、仁山駅に停まる普通列車に乗り合わせた子供連れの皆さんからは、大きな歓声が上がっていました。

豚わっぱ飯

北海道の旅では、どうしても海鮮系が食事のメインとなります。
様々なお店で、イチオシの食事を続けていると、魚づくしになってしまうこともしばしば…。
そんなとき、肉系の駅弁を挟んで、アクセントをつけていくのがお薦めです。
函館駅弁を手掛ける「函館みかど(北海道キヨスク)」から販売されている肉駅弁の1つには、「豚わっぱ飯」(1000円)があります。

豚わっぱ飯

【おしながき】
・白飯
・焼肉(森町産SPF豚)
・ごぼう天揚げ
・花人参煮
・しば漬け
・山椒

豚わっぱ飯

森町産のSPF豚を使用しているという「豚わっぱ飯」。
北海道の森町と聞くと、海のイメージがありますが、じつは駒ヶ岳の山麓一帯も森町。
渡島富士・駒ヶ岳のすそ野では、きちんと管理された豚の飼育も行われているのです。
網焼きすることで余分な脂を落とし、自家製のたれで煮詰められたという豚肉に、お好みで山椒をふりかけ、アクセントを付けながらいただいていきます。

キハ40形気動車・普通列車、函館本線・石谷〜森間

仁山駅へは、森・大沼公園方面から函館へ向かう途中で立ち寄るのがお薦めです。
それというのも、下り列車の一部は「藤城線」で運行され仁山駅を通らないため、列車本数が少なく、加えて「ニヤマ温泉あじさいの湯」の営業時間も午後1時からとなっています。
例えば、森・大沼公園方面からの帰り、仁山で1本列車を落とし、温泉でサッパリしてから、新函館北斗で新幹線に乗り込んでみてはいかがでしょうか。

駅弁 望月崇史 ライター望月 駅弁膝栗毛

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