駅ナカの立ち蕎麦『そばいち』のサトイモのコロッケそばが新食感で絶品だった!

駅ナカの立ち蕎麦『そばいち』のサトイモのコロッケそばが新食感で絶品だった!

食楽web

 みなさんはコロッケそば、お好きですか? 筆者は大好きです。

 いわゆる「かけそば」に、コロッケをのせただけなのに、コロッケは驚きの変化を見せます。最初は表面の衣はカリッ、裏面の衣はおつゆでしっとり。まずは、カリッと部分をちょいと食べ、コロッケ本来の味を堪能。その後、蕎麦を食べているうちにコロッケはつゆに溺れていき、そのヒタヒタしたコロッケを味わう。

 最後には、コロッケは跡形もなくなりますが、おつゆにコロッケの油や味がしっかり溶け込んでおり、これをズズッと一気にすすり込む。つまり、コロッケそばは、この時間差による美味しさこそが醍醐味なのです。

一般的な立ち食い蕎麦の「コロッケそば」は、コロッケの表面はカリッとしていて、裏の衣はヒタヒタ

一般的な立ち食い蕎麦の「コロッケそば」は、コロッケの表面はカリッとしていて、裏の衣はヒタヒタ

 前置きが長くなりましたが、先日、新宿駅南口構内にある駅ナカの立ち蕎麦屋『そばいち』に立ち寄りました。このお店、テレビで紹介されていたのを覚えていました。

 なんでも駅ナカに急速に増えており、女性客に人気なんだそう。明るくておしゃれな店内は、カウンターや席の間隔を広めにとって、女性が食べやすい空間づくりをしているのが人気の理由。その番組ではこんなふうに紹介されていました。

新宿駅南口の駅ナカにある『そばいち』。店内に入る前にタッチパネルでメニューを選ぶシステム

新宿駅南口の駅ナカにある『そばいち』。店内に入る前にタッチパネルでメニューを選ぶシステム

 さて、タッチパネル式の自販機を見ると、「狭山のさといもコロッケそば」(500円)というメニューを発見。筆者の好物のコロッケそばに、サトイモを使っているのはなかなか珍しい。じゃがいもと一体何が違うのか気になって、食べてみることにしました。

クタクタ感が最高のさといもコロッケそば

 食券を渡すと、2分もしないうちに「狭山のさといもコロッケそば」が登場しました。その状態を見て、「え〜、そんなバカな!」と、思わず天を仰ぎそうになりました。あろうことか、コロッケは真っ黒なおつゆの中に最初からドボンと沈んでいたんです!

 繰り返しますが、筆者はおつゆに浸っていないカリッとしたコロッケと、おつゆに浸ったヒタヒタ衣のコロッケを時間差で食べるのが好き。なのに「さといもコロッケそば」にはカリカリ衣は見当たりません。

最初からクタクタしている

最初からクタクタしている

 気を取り直して、そのさといもコロッケを箸で強引に救助しようとしたのですが、予想以上に柔らかく、クニャリと割れました。中の具はすでにトロトロ。とても救出できそうにありません。せめてその半分を箸ですくおうとしたら、再度おつゆにずるりと滑り落ちて沈没。そうしている間にも、さといもコロッケはどんどんおつゆに溶けて消えていきます。

 おいおい、この軟弱コロッケ、やる気はあるのか! とパワハラ教師のように叱り飛ばしたくなります。箸にも棒にもかからないヤツめ。仕方ないので強硬手段。レンゲをカウンターまで走って取りに行き、すくって食べてみることにしました。

 ところが、です。このさといもコロッケ、口に入れてみると驚きの食感なのです。おつゆをたっぷり吸ったクニャクニャの衣のようですが、実は水分が多いことでフワフワ。そして濃いお醤油とお出汁がバッチリ利いています。

 さらに秀逸なのは、中のさといも。非常に滑らかで、舌の上でヌメヌメ&こっくり。サトイモ特有の甘みと粘りを強く感じます。これはひょっとしたら、サトイモのクリーミーさをより際立たせるために、わざと衣をクニャクニャさせているのかもしれません。

 そしてお蕎麦も茹で置きではなく、生麺から茹でているそうで、コシも香りもあります。 めちゃくちゃ美味しいじゃないですか! そして最後はサトイモの旨みが溶け込んだおつゆを飲み干してフィニッシュ。

最後はとろろ芋のようなぬめり感とトロトロ感のある食感になったさといもコロッケ

最後はとろろ芋のようなぬめり感とトロトロ感のある食感になったさといもコロッケ

 というわけで、この「さといもコロッケそば」はまるでスイーツのごとく、最初から最後までクリーミーさを楽しめる蕎麦だったのです。これは確かに女性にウケるのがなんとなくわかります。この新しい触感のコロッケ蕎麦、ぜひ皆さんも試してみてください。

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