みりんでスイーツが作れるって知ってた? 実際にプリンやキャラメルを作ってみた!

みりんでスイーツが作れるって知ってた?  実際にプリンやキャラメルを作ってみた!

食楽web

 日本古来から伝わる甘い調味料・本みりん。本みりんは酒税法で定められた酒類なのだが、この甘さはどこからくるのでしょうか。マンジョウ本みりんを販売するキッコーマン食品に聞いたところこの甘みはお米由来のものであり、ブドウ糖、オリゴ糖などが含まれているそうです。

 キッコーマンが販売する「マンジョウ 米麹こだわり仕込み 本みりん」は、国産米100%使用し、100%国内で醸造した本みりんで、上品でやわらかな甘みコク深い味わいが特徴とのこと。さらに、キッコーマンでは本みりんの特性を活かし、和食だけでなく「スイーツレシピ」も多く紹介しています。

 確かに本みりんは甘いからスイーツ作りにも良いかもしれないけど、なんとなく和風の味になったりするんじゃないか……そんな疑問を持つ筆者でしたが、今回は、そのレシピ通りにスイーツを作って試食。実際の味がどうなのかをチェックしていきたいと思います。

みりんスイーツその(1)「みりんプリン」

蒸す際の火加減が強すぎて、「す」が入ってしまいましたが、れっきとした本みりんを使って作ったプリンです

蒸す際の火加減が強すぎて、「す」が入ってしまいましたが、れっきとした本みりんを使って作ったプリンです

材料(6人分)

・マンジョウ 米麹こだわり仕込み 本みりん……150ml
・牛乳……200ml
・卵……2個

<みりんシロップ>
・マンジョウ 米麹こだわり仕込み 本みりん……大3
・キッコーマン いつでも新鮮しぼりたて 生しょうゆ……小1/3
・水……大1

作り方

1.鍋に本みりんを入れ、弱火で半量になるまで煮詰めた後、牛乳を加えて混ぜ合わせる。よく溶きほぐした卵を合わせ、ざるなどでこし、小さめの耐熱カップ6個に流し入れる。

21 を蒸し器に入れ、弱火で7〜8分ほど蒸す。※火力が強すぎると、「す」が入るので注意。

3.みりんシロップをつくる。鍋に本みりんを入れ、半量になるまで煮詰め、水と生しょうゆを加えて混ぜ、軽く温める。

423 のみりんシロップをかけて食べる。

 レシピに「火力が強すぎると『す』が入る」とあったにもかかわらず、プツプツとした「す」が入ってしまいましたが、いただいてみると、これがもう絶品。まず、プリン生地そのものは、本みりんと牛乳の融合でまろやかな甘みを生み出しており、さらに後がけのみりんシロップは、どことなくみたらし団子的な風味がありながらものの、香ばしく優しい甘味を表現してくれます。

 言われなければ本みりんを使ったスイーツとは思えないほど、つまり本みりんも洋風スイーツにはちゃんと使えることがわかりました。

みりんスイーツその(2)「みりん生キャラメル」

濃厚で優しい甘みが特徴的なみりん生キャラメル

濃厚で優しい甘みが特徴的なみりん生キャラメル

材料(4人分)

・マンジョウ 米麹こだわり仕込み 本みりん……100ml
・生クリーム(動物性脂肪)……100ml
・キッコーマン いつでも新鮮 しぼりたて生しょうゆ……小1

作り方

1.小さめのフライパンに本みりん、生クリーム、しょうゆを入れ、かき混ぜながら粘度がつくまで10分ほど弱火で炒める。(ポコポコと泡立つ程度の火加減が目安。鍋底をゴムヘラでなぞった際、跡が残るくらい粘度になるまで加熱する。鍋で作る場合の 目安は約15分)

2.バットにクッキングシートを敷き 1 を流し入れ、1cm程の厚さになるよう広げる。冷蔵庫で1時間ほど冷やして固める。

3.食べやすい大きさに切り、ワックスペーパーで包む。

 いただいてみると、本みりんのコクと甘みが生キャラメル全体に感じられ、かなり濃厚な味わいでした。まさにキャラメルそのもの味であり、こちらもまた、言われなければ本みりんを使ったスイーツとは気付かないはず! ここでもまたみりんの汎用性の高さを感じる筆者でした。

みりんスイーツその(3)「オレンジのみりんコンポート」

オレンジの酸味と、本みりんの甘みが融合した「オレンジのみりんコンポート」

オレンジの酸味と、本みりんの甘みが融合した「オレンジのみりんコンポート」

材料(4人分)

・オレンジ……2個
・ミント……適宜
・マンジョウ 米麹こだわり仕込み 本みりん……200ml
・水……50ml

作り方

1.オレンジの皮をむき、1.5cm厚さの輪切りにする。

2.鍋にマンジョウ 米麹こだわり仕込み 本みりん、水を合わせて中火にかけ、沸騰したら(1)を入れて弱火で15分ほど、煮汁が1/4量残る程度まで煮る。

3.器に盛り付け、好みでミントを添える。

 見た目的にはだいぶかわいいコンポートができました。また、オレンジの酸味と、本みりんの甘みが絶妙に絡み合うと同時に、本みりんが素材の風味を活かしているところも◎でした。ミントの効果もあり、暑いこの時期にもスッキリといただけるスイーツだと思いました。

みりんスイーツその(4)「りんごのみりんコンポート」

りんごの味が本みりんによってどう変化するか実践した「りんごのみりんコンポート」

りんごの味が本みりんによってどう変化するか実践した「りんごのみりんコンポート」

材料(4人分)

・りんご……2個
・レモン……1/2個
・マンジョウ 米麹こだわり仕込み 本みりん……200ml
・水……50ml

作り方

1.りんごは皮つきのまま1cm厚さのくし切りにする。4等分したものを、4〜5等分に切るのが目安

2.鍋に 1 とレモンの絞り汁、マンジョウ 米麹こだわり仕込み 本みりん、水を合わせて火にかけ、沸騰したら弱火で20〜30分程度、煮汁が1/4量残る程度まで煮る。途中何度か混ぜて均一にりんごが柔らかくなるように煮る。

 こちらもかわいらしいりんごのスイーツ。りんごの甘みを本みりんが後押しするような感じで、一口食べるだけでまろやかで優しい甘みが口の中に広がります。

「みりんコンポート」はかき氷など、さらなるアレンジレシピにも!

「みりんコンポート」はかき氷など、さらなるアレンジレシピにも!

 冷やして食べたら最高! ……と思いましたが、すでにキッコーマンでは「みりんコンポート」のさらなるレシピも紹介しており、かき氷と合わすアレンジレシピなどもありました。興味のある方はキッコーマンの「ホームクッキング」(https://www.kikkoman.co.jp/homecook/index.html)をご参照ください。

カレーやミートソースの隠し味にも、本みりんが使われる?

 ここまで、本みりんを使ったスイーツを実践、試食してみて感じたことは、「和食の基礎調味料以上の存在価値がある」ということでした。最後にキッコーマン食品の西島智哉さんに話を聞きました。

キッコーマン食品株式会社プロダクト・マネジャー室 しょうゆ・みりんグループの西島智哉さん

キッコーマン食品株式会社プロダクト・マネジャー室 しょうゆ・みりんグループの西島智哉さん

「本みりんの使途は和食メニューが中心でしたが、本みりんを色々なメニューに使っていただきたいという想いから甘味料としてスイーツメニューを提案しています」

 さらに、「カレーやミートソースの甘さの加減、旨み、コクの付与などに本みりんを使うこともできます。本みりんの調理効果をさらに知っていただくと、様々なメニューにお使いいただくことができ、調理の引き出しが広がると思います。これまで以上に本みりんに親しんでいただければ幸いです」(西島さん)

「マンジョウ 米麹こだわり仕込み 本みりん」

「マンジョウ 米麹こだわり仕込み 本みりん」

 スイーツが作れることも驚きでしたが、その他の料理でも幅広く使えると教えてくれた西島さん。本みりんの用途は、まだまだありそうです。是非ともあなたならではの調理に活かして、新しい本みりんの魅力を引き出してみてください!

(撮影・文◎松田義人)

●DATA

キッコーマン

https://www.kikkoman.co.jp/index.html

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