辛いもの好きは要チェック!「麻辣グランプリ」で大好評を博した麻辣グルメを一挙公開

辛いもの好きは要チェック!「麻辣グランプリ」で大好評を博した麻辣グルメを一挙公開

食楽web

 こんにちは。鮨ブロガーでありながら中国を食べ歩きする「食の変態」の大谷です。あまりにも食が好きすぎて、6000軒以上を食べ歩き、調味料の開発にも携わっています。

 さて、昨年2021年11月〜12月に、「第1回麻辣グランプリ」が開催されました。「麻辣グランプリ」とは、日本で販売されている麻辣味の食品を集め、有識者がすべてを実食し、麻辣のグランプリを決める祭典です。

 麻(マー)とは「花椒(中国山椒)のシビれる味」、辣(ラー)とは「辛い味」の意味で、四川料理を代表する味覚です。ここ数年で、スーパーで「麻辣」を謳う商品が増えたと感じませんか? 現在、「どれを買ったら良いのか分からない」と言う消費者も出るほど多くの商品が発売されています。

 そこで、日本における麻辣味の商品の分類を目的に誕生したのが「麻辣グランプリ」です。この前代未聞のイベント、第1回目であるにもかかわらず、大盛況&大成功を幕を閉じました。参加企業は71社を超え、集結した商品は120アイテム超!

 本記事では、数多くの精鋭の中でも、トップクラスの人気を博した麻辣アイテムを厳選。麺部門26商品、醤(ジャン)部門47商品、火鍋部門19商品、麻婆豆腐部門22商品、お菓子部門11商品の中から、各部門3商品ずつご紹介します。

本格派からインスタントまで百花繚乱の「麺部門」

グランプリの「老担担麺」(担担麺や天秤)

グランプリの「老担担麺」(担担麺や天秤)

「麺部門」の授賞結果は以下の通り。

グランプリ:老担担麺(担担麺や天秤)
審査員特別賞:麻辣刀削麺(中華ダイニング福龍門)、ご褒美ラ王 シビ辛濃厚味噌(日清食品株式会社)
プラス1:超麻辣担担麺(有限会社明佑)

 グランプリの「老担担麺」(担担麺や天秤)は満場一致で決まりました。麻辣がしっかりと利いていますが、独特のバランスがあり、個性のある味わい。味付けがシンプルなので、麻辣をストレートに楽しめる美味しい担担麺です。

 審査員特別賞の「麻辣刀削麺」(中華ダイニング福龍門)も審査員の全員が高評価しました。

審査員特別賞の「麻辣刀削麺」(中華ダイニング福龍門)

審査員特別賞の「麻辣刀削麺」(中華ダイニング福龍門)

 冷凍麺なのに刀削麺らしさがバッチリ表現されていて、3色の麺の色合いも美しい。スープには牛出汁がしっかりと利いていて、麻辣も強すぎずバランスが良くて美味しいです。

 また、もう一つの審査員特別賞である「ご褒美ラ王 シビ辛濃厚味噌」(日清食品株式会社)は、審査員の意表を突くひと品でした。

審査員特別賞「ご褒美ラ王 シビ辛濃厚味噌」(日清食品株式会社)

審査員特別賞「ご褒美ラ王 シビ辛濃厚味噌」(日清食品株式会社)

 誰もが知る「ラ王」ブランドでありながら、まさかの本気のシビ辛! それでいて味噌の味付けで日本人好みに調整もされているあたり、日清さんの凄味を感じさせられました。

 一方、「超麻辣担担麺」(有限会社明佑)はグランプリの「老担担麺」(担担麺や天秤)と並んで審査員から笑顔を引き出した商品です。

「超麻辣担担麺」(有限会社明佑)

「超麻辣担担麺」(有限会社明佑)

 とにかく香り高くて麻と辣のアクセントも強く、それでいて美味しい担担麺。味が濃すぎないところや、芽菜(ヤーツァイ・四川の漬物)を使って旨みを引き出しているところも魅力です。

調味料としての麻辣の優秀さを決める「醤(ジャン)部門」

グランプリを獲得したのは小笠原諸島生まれの「薬膳島辣油」(有限会社小笠原フルーツガーデン)

グランプリを獲得したのは小笠原諸島生まれの「薬膳島辣油」(有限会社小笠原フルーツガーデン)

「醤(ジャン)部門」の授賞結果は以下の通りです。

グランプリ:薬膳島辣油(有限会社小笠原フルーツガーデン)
審査員特別賞:「無限」のオリジナル花椒醤(麻辣時間)
プラス1:花椒辣醤ソース(テーオー食品株式会社)

 グランプリの「薬膳島辣油」(有限会社小笠原フルーツガーデン)は辛味だけでなく、複雑な香りに魅了される逸品でした。オリジナル辣油は競合が多いフィールドですが、他のどれとも異なる味わいで、人気の理由に納得です。

審査員特別賞の「『無限』のオリジナル花椒醤」(麻辣時間)

審査員特別賞の「『無限』のオリジナル花椒醤」(麻辣時間)

 審査員特別賞の「『無限』のオリジナル花椒醤」(麻辣時間)は、あらゆる商品の中で最も麻が強い! 本場中国でも人気を博しそうな調味料。花椒好きならば試して損はない商品です。

「花椒辣醤ソース」(テーオー食品株式会社)

「花椒辣醤ソース」(テーオー食品株式会社)

 そして、ランクインこそしなかったものの、審査員全員が感心した調味料が「花椒辣醤ソース」(テーオー食品株式会社)です。企業の製品ですが、かなり攻めていて、香りも麻も申し分ありません。甘みも程良く、本格的な味をお手軽に楽しめるアイテムとして超優秀です。

これぞ麻辣の醍醐味! みんな大好き「麻婆豆腐部門」

「古樹軒オリジナル麻婆豆腐」(株式会社中華・高橋)

「古樹軒オリジナル麻婆豆腐」(株式会社中華・高橋)

「麻婆豆腐部門」の授賞結果は以下の通りです。

グランプリ:古樹軒オリジナル麻婆豆腐(株式会社中華・高橋)
審査員特別賞:李錦記 四川式麻婆豆腐の素 中辛(エスビー食品株式会社)
プラス1:陳麻婆豆腐調料(株式会社ヤマムロ)

 グランプリの「古樹軒オリジナル麻婆豆腐」(株式会社中華・高橋)は、冷凍なのに大変本格的な味の麻婆豆腐です。粗挽き肉を使用している点などにこだわりを感じ、肉の旨味と香りが活きています。

審査員特別賞の「李錦記 四川式麻婆豆腐の素 中辛」(エスビー食品株式会社)

審査員特別賞の「李錦記 四川式麻婆豆腐の素 中辛」(エスビー食品株式会社)

 審査員特別賞の「李錦記 四川式麻婆豆腐の素 中辛」(エスビー食品株式会社)は香りの良さが一番の特徴です。そして、強めの甘みで日本人に調整しているところも高評価。日本の麻婆豆腐の素のスタンダードを押さえつつ、本格的に調整した日本ならではの麻婆豆腐です。

「陳麻婆豆腐調料」(株式会社ヤマムロ)

「陳麻婆豆腐調料」(株式会社ヤマムロ)

「陳麻婆豆腐調料」(株式会社ヤマムロ)は、麻婆豆腐マニアならば知っている人気商品です。
人気の理由は誰もが食べれば納得するはず。容赦のない非常に本格的な四川の味で、激辛なのにバランスも◎。成城石井やカルディなどで買えるので、食べたことのない人はぜひお試しを。

自宅でも本場の火鍋が楽しめる時代に!「火鍋部門」

グランプリの「好人家 手工火鍋底料」(四川天味食品集団)

グランプリの「好人家 手工火鍋底料」(四川天味食品集団)

「火鍋部門」の授賞結果は以下の通りです。

グランプリ:好人家 手工火鍋底料(四川天味食品集団)
審査員特別賞:なし
プラス1×2:にしき火鍋の素(株式会社にしき食品)、海底撈四川風即席火鍋マーラービーフ(頤海日本株式会社)

 グランプリの「好人家 手工火鍋底料」(四川天味食品集団)は、審査員全員が太鼓判を押す、火鍋の素の決定版です。アグレッシブな麻辣を楽しめて、香りも超本格派。それなのに1個160円チョイと言うのはコストパフォーマンスが圧倒的です。

「にしき火鍋の素」(株式会社にしき食品)

「にしき火鍋の素」(株式会社にしき食品)

 また、「にしき火鍋の素」(株式会社にしき食品)は、上質な無添加レトルトカレーを作るにしき食品さんらしい味です。「スープカレー火鍋」と言うべきオリジナリティの高い火鍋。手っ取り早く作れるうえに、ライスや麺との相性もバツグンです。

「海底撈四川風即席火鍋マーラービーフ」(頤海日本株式会社)

「海底撈四川風即席火鍋マーラービーフ」(頤海日本株式会社)

「海底撈四川風即席火鍋マーラービーフ」(頤海日本株式会社)は、中国の大手火鍋チェーンである海底撈が手掛ける即席火鍋です。こちらなんと、火を使わずに火鍋を食べられてしまうキットなのです。麻辣のレベルや具のチョイスなど、あらゆる観点から見て死角なしの火鍋です。

お酒のつまみからスナックまで「お菓子部門」

グランプリの「スリーズパスタスナック麻辣花山椒味」(三州製菓株式会社)

グランプリの「スリーズパスタスナック麻辣花山椒味」(三州製菓株式会社)

「お菓子部門」の授賞結果は以下の通りです。

グランプリ:スリーズパスタスナック麻辣花山椒味(三州製菓株式会社)
審査員特別賞青花椒チョコ(株式会社175)
プラス1:日本一からいグラノーラ(京都グラノーラ工房)

 グランプリの「スリーズパスタスナック麻辣花山椒味」(三州製菓株式会社)は、お洒落なパッケージとは裏腹に、麻がしっかり利いています。香りや食感なども魅力的で、老若男女を問わず魅了されるスナックでしょう。

審査員特別賞の「青花椒チョコ」(株式会社175)

審査員特別賞の「青花椒チョコ」(株式会社175)

 審査員特別賞の「青花椒チョコ」(株式会社175)は花椒の香りと麻を、巧みにチョコレートに融合させています。上質なクラフトチョコレートながら価格は抑えめで、お酒のアテにもプレゼントにも最適な商品です。

「日本一からいグラノーラ」(京都グラノーラ工房)

「日本一からいグラノーラ」(京都グラノーラ工房)

「日本一からいグラノーラ」(京都グラノーラ工房)は、本当に辛いです。辛味耐性のある審査員も「辛っ!」と驚きました。お洒落なイメージのあるグラノーラを激辛に仕上げている点に異様な熱意を感じます(しかも美味しいので!)。

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「麻辣グランプリ」に出場した商品は、強豪ぞろいで審査員としても腕が鳴りました。商品の多様性だけでなく味の完成度も実感し、麻辣が一過性のブームではなく、本当に日本に定着し始めていることを再確認できました。マニア向けからビギナー向けまで幅広い商品があるところが、その証でしょう。

 メーカーさんは規模の大小にかかわらず、意欲的に商品を開発しているので、今後もどのような麻辣商品が登場してくるか、本当に楽しみですね。

●著者プロフィール

大谷悠也
「すしログ」を運営する鮨ブロガーであり、食材と調味料をこよなく愛するフードライター。食べ歩きの軒数は6000軒を超え、バックパッカーをしながら食べ歩いた経験を持つ。本業のかたわら情報発信と調味料開発などを行っている。すしログ:https://sushi-blog.com/

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