【実食レポ】あの『天下一品』のこってり具合の再現度は? カップ麺を実食してみた!

【実食レポ】あの『天下一品』カップ麺のこってり具合の再現性は? 実食してみた!

食楽web

 “こってり一筋50年”がキャッチフレーズの『天下一品』(通称:天一)。どろりとした濃厚鶏白湯スープと多加水の熟成麺が絡まる「こってりラーメン」(790円)は、創業50年経った今でも唯一無二の存在。天一ファンである筆者はふと思い出すと、一目散に店に向かわずにはいられなくなります。

これは『天下一品 高円寺店』のこってりラーメン

これは『天下一品 高円寺店』のこってりラーメン

 しかし最近、天一好きにとってはたまらないものをスーパーで発見しました。それが『天下一品』のカップ麺(260円)です。パッケージには「こってり一筋」「濃厚鶏白湯」などのコピーが。もしこれが美味しければ、思い立ったときに自宅でいつでも天一を味わうことができるじゃないか! と小躍りしたわけです。

 ただし、この手の名店監修系のカップ麺で気になるのが“再現性”です。もちろん、お店で食べる味とは違うであろうことは百も承知ですが、それでもやはり近しい味であって欲しいじゃないですか。こと天一に関しては、あのこってり感を裏切るようなことだけはないことを信じたい。そこで買って帰り、再現性のほどを確かめてみることにしました。

カップ麺とお店の「こってりラーメン」は全く別モノ!?

「天下一品」カップ麺を開封したところ

「天下一品」カップ麺を開封したところ

 さっそくカップ麺を作っていきます。このカップ麺は、1食134g492kcalで、かやく1袋、後入れの特製スープ(粉末&液状)の2種類が入っています。早速かやくを麺の上にのせ、熱湯を注いで4分待ちます。

粉末と液状の特製スープをどかどか投入

粉末と液状の特製スープをどかどか投入

 4分経ったら、「あといれスープ」を2種類、立て続けに投入し、かき混ぜればできあがり。ビジュアル的に、特に液状の特製スープが天一のこってりスープに似ているような気がしますね。さて、ここでお店で食べる「こってりラーメン」のことを思い出してみましょう。

お店で食べる「こってりラーメン」

お店で食べる「こってりラーメン」

 鶏ガラと数種類の野菜でとった濃厚なスープは、もはやポタージュのようにとろりとしていて、まろやかでコク深い味わい。これが麺に絡まり、得も言われぬ至福の時間を紡ぎ出す…。思い出すだけでクラクラしてきます。

 で、カップ麺はこんな感じです。うーん、サラッとしています。危惧していた通り、見た目は全然違いますね。

スープも麺も全然お店のものとは違います

スープも麺も全然お店のものとは違います

 実際に食べてみると、スープの食感はポタージュ感ゼロで、見た目通りのサラッとしたスープ。こっさりラーメンに近いのかもしれません。麺も細麺ではあるものの、お店の麺とは食感が全然違います。もちろん、トッピングのチャーシュー、メンマ、ネギなどの楽しみもほぼ感じられません。

 となれば、天一のこってりラーメンとは似ても似つかぬニセモノじゃないか! こってり一筋のコピーは嘘だったんだ! と、ピュアな子どものように癇癪を起こしたくなるところですが…

スープも麺も、かなりレベルが高いカップ麺

スープも麺も、かなりレベルが高いカップ麺

 が、しかし! このカップ麺、味はものすごく美味しいんです。コテコテではないものの、スープには適度なとろみがあり、コクもあります。そして麺は生麺に近い食感があって、スープとの相性もイイ。特にスープの深いコクは、店の「こってりらーめん」とほぼ遜色なし。

 つまり、見た目や食感などの再現率は高くないものの、そこはかとなく天一のこってりのポイントだけを押さえてカップ麺に落とし込んであると言いましょうか。そう、カップ麺としてのクオリティはかなり高いのです。

 というわけで結論です。天一の生み出したこってりラーメンをカップ麺として再現するのは難しい。しかし元が唯一無二の味わいだけあって、カップ麺にしようと努力すると、ついついハイレベルな味になってしまう。そんな印象を受けました。いずれにしてもこのカップ麺、最近どんどん登場する名店監修シリーズの中でも、かなりハイレベルな美味しさだと思いました。見かけたらぜひお試しあれ。

(撮影・文◎土原亜子)

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