月替りでメニューが変わる! ライブ感満載な『KIKKOMAN LIVE KITCHEN TOKYO』に行ってきた

和食とイタリアンの名店がコラボ! ライブ感満載な『KIKKOMAN LIVE KITCHEN TOKYO』に行ってきた

食楽web

 2018年11月にオープンした『KIKKOMAN LIVE KITCHEN TOKYO(キッコーマン ライブキッチン東京)』は、国内外で活躍するシェフが開発した“融合”がテーマのコース料理をいただけるレストランです。店名のとおり、このレストランをプロデュースするのはキッコーマン。海外に7つの生産拠点を持ち、100か国以上での販売を行うキッコーマンですが、こういったチャレンジングな試みも行っています。

 この『KIKKOMAN LIVE KITCHEN TOKYO』は、特設のキッチンステージでシェフによる実演やトークが楽しめるのも大きな特徴のひとつ。月替わりで異なるシェフが異なるコース料理を提供してくれるんです。

 そして7月2日から31日まで提供されているのは、熊本県の食材。いつも営業日の半分以上が満席になるという同店ですが、今回は特別に試食会にお邪魔してきました。熊本の食材を使った7月のコース料理は「和とイタリアンの融合」。その詳細をご紹介しましょう。

8品のコース料理は、茶懐石とイタリアンのいいとこどり

 今回のコース料理を手がけたのは、京料理界の老舗『たん熊北店』の三代目主人・栗栖正博氏と、同じく京都で斬新なイタリアンを提供する『イル ギオットーネ』の笹島保弘氏。これまでさまざまなイベントに参加してきたお二人ですが、一緒にひとつのコース料理を考えたのは初めてだったそうです。

右が「たん熊北店」の栗栖正博氏、左が「イル ギオットーネ」の笹島保弘氏。スペシャルデーには両氏が料理ライブを行う

右が「たん熊北店」の栗栖正博氏、左が「イル ギオットーネ」の笹島保弘氏。スペシャルデーには両氏が料理ライブを行う

 7月は熊本県の協力のもと、同県の食材を使った和食とイタリアンを融合させた計8品のコースが提供されます。実際に試食したのは2品でしたが、いずれも五感で楽しめる仕上がりになっており、意外な組み合わせにはエンタメ性も感じます。

 最初に試食したのは、先付の「鱧の煮こごりを浮かべた熊本産トマトの冷たいスープ、蓮の葉で」。蓮の葉に載せられたじゅん菜をそのまま器に入れて食べるという、自分で最後にひと手間を加える感じがいいですね。

蓮の葉は撥水性が高く、夏が旬のじゅん菜がキラキラと煌く

蓮の葉は撥水性が高く、夏が旬のじゅん菜がキラキラと煌く

 鱧は7月が旬の食材ですが、和食なら梅を使うところを、適度な酸味が残ったトマトと組み合わせることで、一気にイタリアンの味わいになっています。見た目の華やかさは和を感じますし、お見事としか言いようのない仕上がりです。

トマトには適度な酸味や青臭さがあり、鱧との相性がいい。ツルンとしたじゅん菜の食感も相まって、夏らしさが感じられる

トマトには適度な酸味や青臭さがあり、鱧との相性がいい。ツルンとしたじゅん菜の食感も相まって、夏らしさが感じられる

 もうひとつの試食メニューは、「熊本あか牛の瞬間スモーク、夏野菜添え」です。あか牛は赤身が柔らかく、しっかりした味わいの和牛。「くまもとあか牛」は、県内で12か月以上肥育された褐毛和種の牛肉で一定以上の規格を満たすものと決められているそうです。

グラスの中にはスモーカーで燻製の香り付けをしたあか牛のステーキが隠れている。野菜に添えられた黄色いソースはパプリカでできている

グラスの中にはスモーカーで燻製の香り付けをしたあか牛のステーキが隠れている。野菜に添えられた黄色いソースはパプリカでできている

 あか牛はサシの入り方が絶妙で、赤身なのに柔らかく、肉の旨みもしっかり感じられます。燻製の香りを付けたほうがより肉の旨みが引き出されますね。

スモーカーで燻製の香り付けをするのはイタリアンの手法。夏野菜には京都らしく万願寺唐辛子が使われていた

スモーカーで燻製の香り付けをするのはイタリアンの手法。夏野菜には京都らしく万願寺唐辛子が使われていた

お造りは盛り付けを変えるだけでイタリアンに変身

 今回提供されるほかの料理も、よく見ると和食のようでいて、イタリアンのようでもあるというなんとも不思議なメニューばかり。なかでも、「ちょっと風変わりなお刺身盛り合わせ」は、使っている食材は和食なのに、“野菜の上にお造りを置く”だけで一気にイタリアンに見えるのです。

一般的なお造りなら野菜は千切りにするが、野菜の上に載せるという発想はイタリアンから来ている

一般的なお造りなら野菜は千切りにするが、野菜の上に載せるという発想はイタリアンから来ている

「すっぽんのトルテリーニ椀」は、エスプーマの下にすっぽんを包み込んだラビオリのようなパスタが入っているそうです。すっぽんという和の食材とイタリアンの手法は思いのほか相性がいいんですね。

食べるまで中に入ったトルテリーニがわからないのがユニーク

食べるまで中に入ったトルテリーニがわからないのがユニーク

 夏らしい食材を使っているといえば、「鮎ご飯 夏トリュフの香り」もお忘れなく。夏の食材である鮎にトリュフを合わせるなんて、どんな味なのか気になって仕方ありません。

トリュフはあくまでも香り付け。鮎の苦味にも合いそうだ

トリュフはあくまでも香り付け。鮎の苦味にも合いそうだ

 ほかにも、サーモンとアボカドを使ったパスタ料理、とうもろこしや賀茂なすを使った前菜、熊本みかんのソルベなどのデザートが揃い、余すところなく熊本の食の魅力を堪能できるコース構成となっています。

少しずつの量で品数が多いのが茶懐石の醍醐味。コース料理は1人1万5000円(税込/サービス料10%別途、飲料代別)で、ワインペアリングコースは5000円〜

少しずつの量で品数が多いのが茶懐石の醍醐味。コース料理は1人1万5000円(税込/サービス料10%別途、飲料代別)で、ワインペアリングコースは5000円〜

 試食会にはくまモンと熊本県の副知事が登場し、熊本の食の魅力をアピール。まさかこんなところでくまモンに会えるとは!

熊本県副知事の小野泰輔氏とくまモン。この日はくまモンもオシャレをして登場した

熊本県副知事の小野泰輔氏とくまモン。この日はくまモンもオシャレをして登場した

 前述の通り『KIKKOMAN LIVE KITCHEN TOKYO』は、毎月メニューが変わります。8月には福島の食材が登場するそうなので、月イチのお楽しみとして訪れるのもいいかもしれませんね。

(取材・文◎今西絢美)

●SHOP INFO

店名:KIKKOMAN LIVE KITCHEN TOKYO

住:東京都千代田区有楽町2-2-3 ヒューリックスクエア東京B1F
TEL:050-3134-5158
営:レストラン18:00〜(ライブ時間18:30〜20:30)※予約制
  スーベニアショップ11:00〜21:00
  カフェ&バー11:00〜21:00
休:不定休
https://www.kikkoman-livekitchen-tokyo.com/

関連記事(外部サイト)