880円で男を虜にする絶品「煮込みハンバーグ」を神保町の立ち飲みビストロ『アリゴ』で食べてきた

「男の煮込みハンバーグ」880円

「男の煮込みハンバーグ」880円 | 食楽web

 スタンディングの飲み屋を、海外では「バー」や「バル」などと言いますが、日本は「立ち飲み」や「角打ち」(酒屋の片隅で飲むこと)と言い、1杯、引っかけてサクッと帰るといったイメージがあります。しかし、最近の東京の“立ち飲み事情”はレベルが高く、1杯、2杯、3杯と、ついつい長居したくなる店が多いのです。

 神保町の裏路地にある立ち飲みビストロ『アリゴ』は、まさにそんな店。元「氷屋」だったという築55年の日本家屋を改装した一軒家は見るからにのんびりした空気が漂い、目立つ看板もないのですが、毎夕、肩を並べて立ち飲んでいるスーツ姿の男性陣がワサワサいて、その不思議な風景そのものが目印。

何やら楽しげな様子に思わず入りたくなる

何やら楽しげな様子に思わず入りたくなる

 この『アリゴ』で立ったままでも長居したくなる理由は、どのメニューを注文してもハズレがないから。つまり、つまみが絶品揃いなのです。

 今回は、そんな料理の中でも、常連から愛されている人気料理を2品をご紹介しましょう。

看板メニュー「アリゴ」と「男のハンバーグ」は必食!

「アリゴのアリゴ」(450円)。白ワインが合いすぎます

「アリゴのアリゴ」(450円)。白ワインが合いすぎます

 まず1品目。フランス中南部オーブラック地方の郷土料理「アリゴ」です。茹でて裏ごししたジャガイモに、ミルク、生クリーム、ニンニク、チーズを加えた濃厚な味わいのつまみ。バゲットですくうともっちり粘り気があり、舌の上でトロ〜リととろけます。この滑らかさがたまりません。

バゲットは無限におかわりできる

バゲットは無限におかわりできる

 1杯目のスタート時にこれを注文しておけば、お酒のアテとして、続いて注文する料理の付け合わせとして、最後まで寄り添ってくれます。

肉汁あふれる至極のハンバーグ

 続いて、2品目。『アリゴ』で人気なのは、「鶏モモ肉のロティ」や「国産豚のスペアリブ」など、いずれも手間暇かけた骨太なビストロ料理。つまりガッツリ系なんです。

 とりわけ男性客の人気ナンバー1肉料理が、「男の煮込みハンバーグ」(880円)です。見た目からして「絶対にうまいやつ!」とわかる、黒光りしたまん丸の煮込みハンバーグ。上には黒トリュフと黒トリュフやワインを使ったペリグーソースがたっぷりかかっていて、ナイフを入れると、旨みたっぷりの肉汁とともに、きめ細やかなピンク色のミンチ肉が登場します。

「どうしてこんなに滑らかで柔らかいの?」と、思わずお店の方に聞いてみると、牛豚の挽き肉に鶏レバーのペーストを合わせているのが隠し技だそう

「どうしてこんなに滑らかで柔らかいの?」と、思わずお店の方に聞いてみると、牛豚の挽き肉に鶏レバーのペーストを合わせているのが隠し技だそう

 口に入れるとふわりと柔らかく、見た目通り、舌の上でとろけていくのです。しかも、本格的なビストロ王道の旨みの極み。立ち飲みの煮込みハンバーグで、ここまでのレベルだと、最初は思ってもいませんでしたが、それほどの完成度。これで880円でいいの? と感動すること間違いなしです。

 この他、自家製ソーセージや、ビストロの魚料理の定番、エスカベッシュなども絶品です。

「自家製ソーセージ」680円

「自家製ソーセージ」680円

「彩野菜と旬魚のエスカベッシュ」850円

「彩野菜と旬魚のエスカベッシュ」850円

 こんなに絶品の本格ビストロ料理を食べ、選び抜かれたワインを飲みたいだけ飲んでも、そこは、立ち飲み価格。1人あたり3000〜4000円程度なので、良心的。それも含めて、男性を虜にする理由がよくわかります。

 1回行くと、食べられる量には限界がありますが、他にも食べてみたい料理がたくさんあって帰るのが名残惜しい。そこで、全メニューを制覇すべく通ってみたい。そんな魅力がたっぷりな『アリゴ』。ぜひ、皆さんも行ってみてください。

(撮影・文◎土原亜子)

●SHOP INFO

店名:ビストロ アリゴ

住:東京都千代田区神田神保町1-18-7
TEL:03-5217-6677
営:17:00〜23:00、土16:00〜23:00
休:日・祝

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