浅草の名大衆酒場『赤垣』で「シメサバ」を肴に「樽酒」を楽しむ!

浅草の名大衆酒場『赤垣』で「シメサバ」を肴に「樽酒」を楽しむ!

食楽web

 渋くて、懐かしくて、どこかホッとできる。そんないい感じのお店でゆったりと酒と肴を味わいたい。仕事や人間関係で疲れている時は、ことさら強く感じますよね。

 そんなお疲れモードの時に癒しの時間が過ごせるのは、東京浅草にある『赤垣』。創業はおよそ大正6年、3代目のマスターと4代目の息子さん、そして女将さんが切り盛りする、温かみのある雰囲気のお店です。

『赤垣』と書かれた提灯と紺色の暖簾が目印。つくばエクスプレスの浅草駅から徒歩3分ほどの場所

『赤垣』と書かれた提灯と紺色の暖簾が目印。つくばエクスプレスの浅草駅から徒歩3分ほどの場所

 オープンは17時ですが、取材した日は開店とほぼ同時にカウンター席が満員に。いつもこんなにすぐ満席になるんですか? と聞くと「いえいえ。日によって違いますよ。大雨が降った後だと空いているし、今日何かあった? という日にいっぱいになったりするし」と女将さん。

 ちなみに客層もバラバラで、カップルばかりという日もあれば、レディースデイ? と思えるほど女性ばかりだったり、反対に男性ばかり、という日もあるそう。なので混雑も客層もその日次第、なんだそうです。

L字型のカウンター席から先に客が埋まる。会話を楽しみつつ美味しい酒と肴を

L字型のカウンター席から先に客が埋まる。会話を楽しみつつ美味しい酒と肴を

 長い間愛され続けている理由を女将に聞くと「そうですね、マスターの野球仲間や息子の学生時代の友達、娘の会社の人などが通ってくれることでしょうね」と女将。いやいや、知り合いだけじゃ毎日満席にならないと思います。謙遜しないで人気の理由を教えてください。

「某グルメサイトを見てくる方が一番多いですね。やはり時代ですね〜。外国の方もサイトを見てやってきますよ。言葉は通じないけれど、画像を見せてくれて、これが欲しい、とかね」。
 さすが日本を代表する観光地浅草。外国人のお客さんも多いようです。

「外国から来たお客さんも、隣の席の人が、どこから来たの? とか、何をしにきたの? など聞いているうちに会話が盛り上がったりしてね。いつの間にか友達になって楽しんでいますよ。だからうちは長居するお客さんが多いの。3時間ぐらいは居る人が多いですね」と女将さん。

 一見さんはもちろん、言葉が通じない外国観光客も居心地がいい空間。長い間愛され続けている理由がまた見えてきました。

女将の出身地、秋田の地酒と「シメサバ」でまったりとした時間を

「シメサバ」750円。通年で提供している。酢は柔らかめ、あっさりとした味わい

「シメサバ」750円。通年で提供している。酢は柔らかめ、あっさりとした味わい

 お店の一押しメニューを聞くと「シメサバですね」。酢締めがきつくないので、あっさりしていて、鯖の旨味が味わえるとのこと。

さらに、シメサバに合わせるお酒のオススメは?
「高清水の樽酒がオススメです」。とのことなので、こちらも合わせて注文です。

「高清水の樽酒」1杯500円。マスに入って提供される

「高清水の樽酒」1杯500円。マスに入って提供される

 お酒のメニューを見ると、ビールやサワー、ウイスキーなどの他に、高清水だけで5種類! 高清水の樽酒、お燗向けの高清水、高清水純米、高清水の冷やし辛口各500円、瓶の生貯蔵酒750円。なぜ5種類も?

「私が秋田出身だからでしょうか。最初は1種類だけだったけれど、いつの間にか5種類になったんですよ」と女将。安くて美味しい、冷やしても温かくても美味しい、辛くもなく甘くもなく、ちょうどいい美味しさで料理にも合うそうです。

 もちろん、新潟の「上善如水」(600円)や宮城の「浦霞」(650円)、高知の「酔鯨」(650円)など、秋田以外の冷酒も楽しめます。

三代目マスターの吉水正さん。ダンディー!

三代目マスターの吉水正さん。ダンディー!

 ちなみに、「シメサバ」の次に人気なのは「クジラの刺身」(1人前850円)。メニューを見て「クジラ、あるんですか〜!」と注文される人も。「クジラの唐揚げ」(850円)も懐かしさで注文する人が多いそうです。

テーブル席とカウンター席がある。席の予約はできないが、事前に電話で確認するのがおすすめ

テーブル席とカウンター席がある。席の予約はできないが、事前に電話で確認するのがおすすめ

 オススメの過ごし方を聞くと、「気が向いたときに、1人でふらっとくるのがいいと思いますよ。お客様もほとんど1人の方が多いので、来たい時に来て、さっと飲んで帰られるのがいいと思いますね」とのこと。4人以上でいきなり行くと、入れない場合が多いので、行くときは1人か2人、あとは混雑状況の確認電話をするのがオススメです。

 カウンターで知らない人と肩を並べて飲んでいるうちに、自然と会話が弾み、美味しいお酒と肴、そして女将のさりげない気配りであったか〜い気持ちになれる『赤垣』。もっと通って常連になりたい! という気持ちになれる、居心地のいいお店でした。

●SHOP INFO

赤垣 外観

店名:赤垣

住:東京都台東区浅草1-23-3
TEL:03-3844-2327
営:17:00〜大体22:30(LO大体22:00)
休:水曜(1、8月は不定で水・木連休あり)

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