日本酒の立ち飲み屋が今アツい! 東京・大井町の「國酒文化振興酒場 佐賀」で佐賀の銘酒を堪能してきた

日本酒の立ち飲み屋が急増中! 東京・大井町にできた「國酒文化振興酒場 佐賀」で佐賀の銘酒を堪能してきた

食楽web

 ここ数年、日本酒を手軽に楽しめるお店が増えています。今年9月20日に東京・大井町にオープンしたばかりの「國酒文化振興酒場 佐賀」もそんなお店のひとつ。

 日本酒・焼酎をはじめとする日本のお酒の国内外への普及活動を行う國酒文化振興協会は、各都道府県の銘酒を取り揃えたスタンディングバーを展開しており、その第一弾となるのがこの「國酒文化振興酒場 佐賀」です。

 筆者は日本酒が好きで飲む機会は多いのですが、一瞬「あれ、佐賀のお酒って何があったっけ?」となったのも事実。というわけで、國酒文化振興酒場 佐賀で飲めるイチオシの佐賀の日本酒をご紹介しましょう。

常時200種類以上の佐賀のお酒が集結

 國酒文化振興酒場 佐賀には、佐賀県の日本酒が常時200種類以上取り揃えられており、県外では最大級の品揃えを誇ります。佐賀酒造組合と、佐賀県の老舗酒屋「しめなわ」の協力のもと、これだけの種類が扱えているんだそうです。

カウンター内に設置されたショーケースには佐賀県内の20以上の酒蔵の日本酒が並ぶ

カウンター内に設置されたショーケースには佐賀県内の20以上の酒蔵の日本酒が並ぶ

 しかし、これだけあると何を飲めばいいのかわからない……。そんなときは「飲み比べメニュー」で3種類のお酒を飲み比べたり、スタッフに自分の好みを伝えておすすめを選んでもらうといいでしょう。

 筆者は「佐賀らしい日本酒が飲みたい」とオーダーし、タイプが異なる3種類の日本酒を選んでもらいました。最初に飲んだのは、富久千代(ふくちよ)酒造の「鍋島 特別純米酒」です。

富久千代酒造はインターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)2017 SAKE部門 純米醸造酒の部で金賞を受賞している。「鍋島 特別純米酒」(520円)は、鍋島ブランドでは定番の1本

富久千代酒造はインターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)2017 SAKE部門 純米醸造酒の部で金賞を受賞している。「鍋島 特別純米酒」(520円)は、鍋島ブランドでは定番の1本

 飲んでみると、とにかくフルーティー! スタッフ曰く、「佐賀はフルーティーな日本酒が多い」とのこと。とはいえ、あと味はスッキリしているので、日本酒を飲み慣れていない人でもすんなり飲めそうな印象です。ただし、飲むスピードが早くなるのも事実。きちんとお水をいただきながら2杯目に進みます。

 2杯目にいただいたのは、基峰鶴(きほうつる)酒造の「純米吟醸 雄町」。旨みと甘みを感じる日本酒で、かなり柔らかい味わいのお酒です。

基峰鶴酒造のお酒は関東ではなかなか出回っておらず、「純米吟醸 雄町」(650円)も厳選された小売店でのみ販売されている

基峰鶴酒造のお酒は関東ではなかなか出回っておらず、「純米吟醸 雄町」(650円)も厳選された小売店でのみ販売されている

 3杯目は、天吹(あまぶき)酒造の「天吹 純米大吟醸 金色」。華やかな香りと程よい酸味が特徴で、アベリアという酵母を使用しています。天吹酒造では花酵母を使用しており、このアベリアも花酵母の一種。フルーティーでキレのある味わいを生み出すそうです。

天吹酒造の「天吹 純米大吟醸 金色」(680円)は、今回飲んだなかでは甘みがもっとも強く、お米のふくよかな味わいを感じた

天吹酒造の「天吹 純米大吟醸 金色」(680円)は、今回飲んだなかでは甘みがもっとも強く、お米のふくよかな味わいを感じた

 日本酒を飲み進めていくうちに、「何を飲んだっけ?」となることがありますよね。國酒文化振興酒場 佐賀では、最初に渡される紙にグラスのコースターに貼られた数字が書かれたシールを貼っておけば、メニューと照らし合わせてどの銘柄を飲んだかがわかるので便利です。

あとから何を飲んだかが一目瞭然。今後は酒蔵とお酒の情報をデータベース上で確認できるよう準備を進めているそうだ

あとから何を飲んだかが一目瞭然。今後は酒蔵とお酒の情報をデータベース上で確認できるよう準備を進めているそうだ

専用の酸化防止セーバーでフレッシュな日本酒を提供

 日本酒をスタンディングでリーズナブルに提供するお店を訪れたことのある日本酒好きな人から、「日本酒の保存状態が良くない」という話を耳にすることがあります。たしかに、利用者が自由に日本酒を注ぐスタイルのお店では、温度管理が上手くできていなかったり、開栓済みのお酒が長く冷蔵庫に入ったままになったりもするでしょう。

 しかし、國酒文化振興酒場 佐賀ではそんな心配は不要。「本来の銘柄の味、香り、色を知ってほしい」という思いから、同店にはワインの酸化防止セーバー「WHYNOT」を日本酒でも利用できるように改良したマシンが用意されているんです。

「WHYNOT」は同店の運営会社のフレッシュテック・スタイルが開発し、国際特許も取得している

「WHYNOT」は同店の運営会社のフレッシュテック・スタイルが開発し、国際特許も取得している

 このマシンではボトルのなかに窒素を入れることで、空気に触れて参加するのを防げるそうです。普段、外で日本酒を飲むときに鮮度を意識したことはないかもしれませんが、酒蔵で作られた日本酒本来の味をそのまま味わえるのは魅力的です。

 また、こちらはお酒を楽しむお店ですが、厳選されたフードメニューにも注目してください。「有明海のおいしい海苔」や、「佐賀牛カレーパン」といった佐賀の特産品がおつまみとして用意されているんです。

 日本酒を通してその土地を知るというのは、お酒好きならではの楽しみ方。國酒文化振興酒場 佐賀でお気に入りの酒蔵を見つけたら、実際に佐賀に足を運んでみませんか?

(取材・文◎今西絢美)

●SHOP INFO

國酒文化振興酒場 佐賀 店内

店名:國酒文化振興酒場 佐賀

住:東京都品川区大井1-25-3 シティハイツ大井町1F
TEL:03-6451-8098
営:15:00〜23:00
休:なし
https://www.kokushubar.com

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