ラーメン官僚が推すこの一杯! 大門『チリトマラーメンTHANK』の「チリトマラーメン」の魅力とは?

ラーメン官僚が推すこの一杯! 大門『チリトマラーメンTHANK』の「チリトマラーメン」の魅力とは?

食楽web

実力店『鶏ポタラーメンTHANK』の2ndブランドが大門に見参。
ヘルシーさと斬新さを兼ね備えた、必食の1杯!

「健康志向が強いお客さまであっても、ラーメンに対し『ああ、身体に良くないものを食べてしまった』といった罪悪感を抱かずに済むよう、ヘルシーであることに徹底的にこだわった1杯を提供したい。そんな想いを結実させたのが、本年(2020年)1月24日、新たな『THANK』の味を提供するための店舗としてオープンさせた『チリトマラーメンTHANK』です」。

 そう語る田邉店主は、2012年1月、大門の地に『鶏ポタラーメンTHANK』を立ち上げ、ベジポタラーメン人気を不動のものとした、創作ラーメンの名手。

「チリトマラーメン」850円

「チリトマラーメン」850円

 どのような経緯で冒頭のような想いを抱くに至ったのかを田邉氏に尋ねてみると、以下の答えが返ってきた。「一般的にラーメンは高カロリー&高塩分と認識されていますが、『鶏ポタラーメンTHANK』のラーメンは鶏と野菜の栄養が詰まっていて身体に優しい一杯という点でお客様から支持されていると思っています。新店では、健康的で身体に優しいラーメンの新たなバリエーションとして、鶏と野菜という軸はそのままに、スパイスを加えたラーメンを提案したいと思ったんです」。

『チリトマラーメンTHANK』を任されているのは、店長の長岡さん

『チリトマラーメンTHANK』を任されているのは、店長の長岡さん

 2020年現在のラーメンシーンを俯瞰すれば、確かに、ラーメンのイメージが現状(高カロリー&高塩分)のままでは、ラーメン好き人口の更なる拡大を図ることが困難な状況となりつつある。ラーメンの食べ手として新たな層を獲得するには、これまでと全く異なるベクトルからのアプローチが必要だ。そのような意味合いにおいて『THANK』のように“健康的で身体に優しいラーメン”というのは、ラーメンのさらなる発展に大いに貢献できるのではないだろうか。

 現在、同店が提供する麺メニューは「チリトマラーメン」及びそのバリエーションのみ。

 スープは、トマト&鶏ベース。レンゲでひと啜りした瞬間、口いっぱいに拡がるトマトピューレの芳醇な旨みと甘みが、唾液腺からアミラーゼを無際限に噴出させる会心の出来映え。鮮度の良いトマトをタップリと用いていることも、旨みと甘みに奥行きと幅を持たせるのにひと役買っている。トマトピューレとタッグを組む「鶏」成分も確固たる存在感を誇る。既に功成り名遂げた実力店『鶏ポタラーメンTHANK』の鶏清湯スープを活用することで、十分な厚みを演出することに成功。

「せっかく新たなラーメンを開発するのであれば、ヘルシーなだけでなく、これまでになかった斬新な1杯にしたい」。そんな心意気の下、トッピングに「鶏ムネ肉」&「スパイシーミートソース」、油に「トマトラー油」&「山椒マー油」といった、ラーメンの素材として殆ど用いられることのないアイテムを採用したセンスも、高く評価できる。

 麺にも創意工夫が光る。栄養価の高いスーパーフード「モリンガ(※)」を配合し鮮緑色を呈した麺線は、食味のみならず視覚的にもインパクト満点。紅色のスープとの鮮やかなコントラストに、思わず視線が釘付けになってしまう。

「元々、アメリカ合衆国で誕生した『マンハッタン風クラムチャウダー』に着想を得て、同品の開発を始めたんですが、次々と湧き出す発想をカタチにするうちに、このような1杯が出来ていました」と笑う田邉氏。

 食べ進めるにつれて次々と姿を現す、田邉店主の画期的なアイデアの数々。気が付けば、私の丼も、他のお客さんの丼も、空っぽになっていた。

・・・・・・・

(※)モリンガとは?
インドを原産地とするワサビノキ科の植物。人間に必要な栄養素であるビタミン、ミネラル、アミノ酸等が豊富に含まれており、海外を中心に高い注目を浴びている。

●SHOP INFO

チリトマラーメンTHANK(サンク) 外観

店名:チリトマラーメンTHANK(サンク)

住:東京都港区芝大門2-8-14
TEL:03-6450-1278
営:11:30〜15:00、18:00〜22:00、土曜11:30〜15:00
休:日曜、祝日

●著者プロフィール

田中一明

フリークを超越した「超・ラーメンフリーク」として、自他ともに認める存在。ラーメンの探求をライフワークとし、新店の開拓、知られざる良店の発掘から、地元に根付いた実力店の紹介に至るまで、ラーメンの魅力を、多面的な角度から紹介。「アウトプットは、着実なインプットの土台があってこそ説得力を持つ」という信条から、年間700杯を超えるラーメンを、エリアを問わず実食。47都道府県のラーメン店を制覇し、現在は各市町村に根付く優良店を精力的に発掘中。

関連記事(外部サイト)