実は奥が深いカップ酒! パッケージのユルさと裏腹な超辛口本格派「超辛口 こなき 純米」が旨い

実は奥が深いカップ酒! パッケージのユルさと裏腹な超辛口本格派「超辛口 こなき 純米」が旨い

食楽web

 近年、気軽に家でお酒を楽しむ“宅飲みスタイル”の流行が続いています。一人暮らしの宅飲みとなると、スーパーやコンビニなどで手軽に買える、ビールや酎ハイ、ハイボール、レモンサワーなど、どうしても缶製品が多くなってきます。例えば本格的な日本酒を飲みたくても、「一人ではボトルを開けても一回で飲みきれずに余るのが嫌」という人も多いハズ。そんな人におすすめしたいのが、飲みきりサイズのカップ酒です。

 カップ酒というと「おやじ臭い」とか「懐かしい」なんてイメージをお持ちの人もいるかもしれませんが、今や日本全国に多種多様なカップ酒が登場しており、わざわざカップ酒を置く居酒屋も増えているほど。そのまま電子レンジで温めたり湯煎して熱燗で楽しむこともでき、実は手軽に本格的な造りの日本酒を味わうには、カップ酒は最高なんです。

 今回ご紹介するのは、千代むすび酒造の「超辛口 こなき純米」です。全国流通しており、筆者も東京の自宅のスーパーで見つけて購入しました。

 パッケージに描かれているのは、妖怪漫画の金字塔『ゲゲゲの鬼太郎』の人気キャラ、子泣きじじい。そう、千代むすび酒造は「鬼太郎」の作者・水木しげるさんの出身地、鳥取県の醸造所なんです。

324円。容量は180mlで、純米タイプ。アルコール度数は15度。ウェブサイトによると熱燗にしても美味しいそうです

324円。容量は180mlで、純米タイプ。アルコール度数は15度。ウェブサイトによると熱燗にしても美味しいそうです

「超辛口 こなき純米」はスタンダードな純米酒ですが、注目すべきは日本酒度(日本酒の辛口・甘口の度合いを示す数値。+であるほど辛く、−であるほど甘い)。こちらは日本酒度+15と、大辛口(+6以上)をはるかに超える超辛口なんです。キャッチコピーにも“よう怪泣かせの超辛口!” と辛口加減を前面に押し出しています。

 原材料の酒米は、酒造好適米の中でも日本一の作付け面積を誇る「五百万石」。この酒米で造られる日本酒は、淡麗でスッキリとしたキレの良い酒が多く、甘すぎないお酒が好きという人におすすめです。

 早速キャップを開けて、香りを確認。日本酒特有のフルーティーな香りもわずかに感じ取れますが、やはり身が引き締まりそうな、キリッとした香りが印象的ですね。

 飲んでみると、口当たりはやわらかい印象ですが、すぐに舌の上にサーッと辛さがひろがっていきます。超辛口の文言に恥じないキリッとした味わいに思わず「くぅ〜〜」と声が漏れてしまいました。辛口ながら米の旨さもしっかりと感じられ、喉ごしの良さも抜群。キリリとした去り際の余韻も憎い! たまりません!

 こんなお酒なので、さっぱりと素材そのものの味わいを楽しめるアテがいいだろう、ということで、ブリと鰹のタタキを肴に飲んだのですが、これが大正解。ブリの脂の旨みとカツオの味わいに、「超辛口 こなき純米」特有のキレのある味が見事にマッチ。刺身と日本酒を交互に楽しんでいると、あっという間に1本を飲み終えました。一人でちょうどよく飲みきれる。この絶妙な量こそワンカップの魅力の一つなのです。

ワンカップは、そのまま電子レンジで温めることも、湯煎することも可能。そのお手頃感も良い

ワンカップは、そのまま電子レンジで温めることも、湯煎することも可能。そのお手頃感も良い

 この鬼太郎シリーズのワンカップは、ご紹介した「超辛口 こなき純米」だけでなく、「鬼太郎 純吟」や「おやじ 極楽純吟」、「ねずみ男 純吟」など種類も豊富。飲み比べするのも楽しそうです。

●DATA

「超辛口 こなき純米」

販売:酒屋、スーパー、インターネットなど

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