東京都庁にある物産店『TOKYO GIFTS 62』で超優秀な東京生まれの調味料を買ってみた

東京都庁の物産店『TOKYO GIFTS 62』で超優秀な東京生まれの調味料を買ってみた

食楽web

「灯台下暗し」とは、身近なことに案外気づかないという意味ですが、コロナ禍の今、近所を散歩することが多くなり、小さな発見が増えたような気がします。

 先日も、新宿の都庁まで歩いた際、「東京観光情報センター」を覗いたら、中に『TOKYO GIFTS 62』というアンテナショップを発見。そこで東京生まれの面白いモノをいくつも発見しました。

昨年(2020年)6月にオープン

昨年(2020年)6月にオープン

 一体どんなショップなのかというと、東京都内の62市町村で生まれたご当地の逸品を紹介&販売しているんです。器や箸などの伝統工芸品、地元の食材を使った調味料など、62の品々が、美しく陳列されています。

 例えば、立川市からは、形を自由に変えられる紙製の「空気の器」や、豊島区で作られるオーダーメイドの耳かき「原田の耳かき」、はたまた東久留米市の自然農園「奈良山園」で育ったブルーベリーや野菜で作った「東京ジャム」など、知られざるMade in Tokyoの名品がずらり。

ディスプレイも美しい

ディスプレイも美しい

 1つひとつの商品を手に取って解説を読んでいると、「東京にはこんなにたくさんの特産品があるんだ」と驚いてしまいます。そして、つい欲しくもなります。そこで今回、筆者が気になって買ってみて、感激した調味料たちを紹介しましょう。

まるでシチューのように濃厚な「トマトケチャップ」(東京都日の出町)

「完熟『ひのでトマト』のトマトケチャップ」(240g)480円

「完熟『ひのでトマト』のトマトケチャップ」(240g)480円

 都心から南西へ約50kmの場所にある多摩地域西部に位置する日の出町は、標高902mの「日の出山」を目前にする自然豊かな町。ここではトマトの栽培が盛んで、太陽の陽をたっぷり浴びて育つ、味が濃くて旨味が強い「ひのでトマト」が特産品。

 その「完熟ひのでトマト」をベースに、玉葱、しょうが、砂糖、塩、ニンニク、タイム、シナモン、セージ、ローリエ、黒コショウ、唐辛子を加えた無添加・無着色の手作りケチャップが、「完熟『ひのでトマト』のトマトケチャップ」です。

いつものケチャップのようですが、「ひのでトマト」のケチャップは、味わいがとても濃厚

いつものケチャップのようですが、「ひのでトマト」のケチャップは、味わいがとても濃厚

 1瓶に、約1kgのトマトがギュッと濃縮されており、その色は一般のケチャップより赤黒い渋い色味。味は甘味と酸味のバランスが秀逸で、ソースのように旨みが濃厚。卵焼きやオムレツ、ハンバーグにかけるだけで、レストランのような本格的な味になる、至極のトマトケチャップです。

醤油だけでご飯が止まらない!「キッコーゴ醤油」(東京あきるの市)

左は「丸大豆しょうゆ」(360ml/298円)、右は「五郎兵衛しょうゆ」(360ml/519円)

左は「丸大豆しょうゆ」(360ml/298円)、右は「五郎兵衛しょうゆ」(360ml/519円)

 この「キッコーゴ」という屋号のついた醤油は、都内で唯一の醤油工場を持つ『近藤醸造』の商品です。解説によると、同社は明治41(1908)年に近藤五郎兵衛氏が創業。その“五”をとって「キッコーゴ」という商標にしたそうです。ちなみに醤油の大手メーカーの「キッコーマン」は、大正6(1917)年に創業しているので、「キッコーゴ」のほうが歴史的には古いんです。

 工場があるのは、東京多摩の秋川渓谷の入り口。緑豊かな地の澄んだ空気と美味しい水が醤油作りに適した地で、今も代々伝わる桶を使い、昔ながらの手法で無添加の醤油を醸造しているそうです。

いつものTKGも風味がグッとアップし、旨みも濃くなります

いつものTKGも風味がグッとアップし、旨みも濃くなります

「丸大豆しょうゆ」は、国産大豆と小麦を使用し、1年かけて発酵熟成させたこいくち醤油で、まさに万能選手。もう一つの「五郎兵衛しょうゆ」は、前者に比べて旨み成分を3割多く含んだ醤油で、刺身のつけ醤油・かけ醤油に使うのがオススメ。

 とりわけ「五郎兵衛しょうゆ」は、尖った感じがなく、とてもまろやか。卵かけごはんに使っただけでもその味わい深さがよくわかります。ちなみに、『近藤醸造』には直売所もあって、「醤油ジェラート」が名物だとか。こちらも、ぜひ行って味わいってみたいですね。

あらゆる料理の味をレベルアップする「オガスコ」(小笠原諸島)

「オガスコ」810円

「オガスコ」810円

 2011年、世界自然遺産に登録された小笠原諸島は、東京から南へ1000kmほどの太平洋に浮かぶ30余の島々。小笠原諸島には、太陽をたっぷり浴びて育った様々な農産物が存在します。この「オガスコ」は、小笠原産の島レモン、小笠原パッションフルーツ、島唐辛子、そして小笠原の塩を使った調味料なんです。

 この「オガスコ」のすごさは、どんな料理にも合う万能っぷり。ピザ、パスタ、焼肉、焼き魚、唐揚げ、餃子、天ぷら、刺身、餃子、煮物……、さらにポテトチップやカップラーメンなどにも「オガスコ」を1滴垂らすだけで風味が格段にアップ。絶対に手放せなくなりそうな逸品です。

春菊に「オガスコ」とごま油、塩少々を和えたサラダ。シンプルなサラダも、オガスコの香りが食材の美味しさを引き立てます

春菊に「オガスコ」とごま油、塩少々を和えたサラダ。シンプルなサラダも、オガスコの香りが食材の美味しさを引き立てます

 というわけで、今回は東京特産の絶品調味料を3品ご紹介しましたが、どれも東京の食遺産ともいうべき優秀なアイテムです。このほかにも『TOKYO GIFTS 62』にはたくさん素敵な商品がありますので、大切な人への東京土産やプレゼントを選ぶ時にもおすすめのショップです。ぜひ、遊びに行ってみてください。

(撮影・文◎土原亜子)

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