【風邪予防】アソコを強く!「風邪に負けない体」になる簡単な方法

日中暑いと思えば、朝晩は涼しかったり。季節の変わり目は風邪など体調を崩す人が多いといいます。そこで、漢方薬剤師の大久保愛先生に、風邪予防に効果的な方法をお聞きしました!

文・大久保愛

【カラダとメンタル整えます 愛先生の今週食べるとよい食材!】vol. 25

季節の変わり目、体調を崩していませんか?


台風が来たり、雨の日がちらほらあるかと思うと夏日に逆戻りする日もあったりと……気候の変化が体に負担を与えますよね。こういった変化を感じられる季節の変わり目には、風邪を引いたり、胃腸の働きが低下したり、寝つきが悪くなったりと自律神経の乱れや免疫力の低下などを感じてしまうことがあるかもしれません。

季節の変わり目に、いつも体調がすぐれない人は、事前に「季節の変わり目対策」をしていくことが大切。秋分がある今週は、変化に負けない体づくりに役立つ食薬習慣を紹介していきます。

自然の変化が体調に影響している


漢方医学で人は自然の一部であり、自然の変化は体調に影響を与えると考えられています。気温や湿度、気圧の変化だけではなく、太陽や月の動きまでもが体に影響を与えています。学生の頃、太陽暦や太陰暦を学んだことを覚えていませんか?

一月の日数や季節などは太陽や月の動きから決められていたことはご存知のかたは多いと思います。月や太陽は、地球との位置により引力が変わり、地球では潮の満ち引きが起こります。地球の約七割が水分と言われていますが、同様に人の体も約七割が水分と言われています。そう考えると、人間も月や太陽の影響を受けることは想像しやすいことだと思います。

中国最古の医学書である皇帝内経(こうていだいけい)にも、月が体調に影響を与えることは記されています。つまり、気温、湿度、気圧、太陽、月の変化とさまざまなものを指標にすることにより、より正確に体調管理をすることができます。この体調管理に食事内容を役立てることを「食薬」と呼びます。

今週は、季節の変わり目に負けない体づくりをしましょう


日中は暑くても夜になると肌寒い日もでてきましたね。東京では夕方6時には薄暗くなり季節が変わりゆくのを実感できます。これからの時期、季節の変わり目には体調を崩す人が増えていくと思います。

漢方医学では、体を守るものを「気(き)」と呼んでいます。そして、その「気」を作る方法は、食事と呼吸です。体を強くするためには、深い呼吸をしながら「気」を補う食事を取り入れることが大切です。そして、今週は秋分の日をむかえ、太陽が真西に沈み夕焼けがキレイな秋らしい空模様へと変わっていきます。

漢方医学では、秋の特徴として「肺」が弱りやすいと考えられています。ですから、「気」を作る呼吸器系の働きも弱りやすくなるため、防御機能が低下しやすいと考えられます。寒暖差だけではなく、季節的にも防御機能が低下しやすくなっています。そこで今週は、防御機能が低下しないように「気」を強化する食薬習慣をとりいれていきましょう

今週食べるとよい食材:生姜&レモン


防御の働きをする「気」の種類を「衛気(えき)」と呼びます。そこで、今週は「気」の中でも「衛気」を強化する食材を紹介していきます。

生姜


生姜は、漢方で多く使われる食材として有名ですね。生の生姜は、解熱作用や殺菌作用が強く、加熱した生姜は体を温める働きが強くなります。そのため、風邪の菌から体を防御するためには、生の生姜がおすすめです。生姜は、千切りしたりスライスしたり使いやすい形にカットしてから冷凍保存すると便利です。冷凍庫から取り出しそのまま料理に使うことができます。

レモン


柑橘系の中でもレモンには、ビタミンCがトップクラスに多く含まれています。ビタミンCは、喉や鼻などの粘膜を強化し、抵抗力を高め風邪の予防に役立ちます。また、漢方医学で柑橘系の食材には気の巡りを改善しストレスを緩和する働きがあるとされています。添えてあるレモンをきちんと使ったり、サラダや揚げ物に意識してかけるようにしたりとレモンをとりいれてみましょう。

アレンジ方法


保存容器にスライスしたレモンと生姜を入れ、オリゴ糖をひたひたになるくらいまで入れシロップ漬けにして保存しておくと便利です。いつものお茶に入れたり、炭酸で割ったりすると、無理なく取り入れることができます。クローブやカルダモンなど好きなスパイスを一緒に漬け込んであげるとさらに抗菌作用が高まり効果的です。

季節の変わり目に必ず体調が崩れてしまう人は、今年は事前に準備してダウンしないように気をつけましょう。

information


大久保 愛 先生アイカ製薬株式会社代表取締役・漢方薬剤師。昭和大学薬学部生薬学研究室で漢方を学び薬剤師免許を取得。その後、中国で漢方・薬膳・東洋の美容などを学び資格を取得。漢方相談、調剤薬局、エステなどの経営を経て商品開発・ライティング・企業コンサルティングなどに携わる。

著書『1週間に一つずつ 心がバテない食薬習慣』(ディスカヴァー)。

【腸活×漢方×栄養学】の理論で考えた、【今週食べるとよい食材】をお伝えしていきます。

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