ナマズや鯉がフレンチに!? 新オープンの丸の内テラスで“新しい味”

レストランジャーナリスト・犬養裕美子さんの「今日、どこで何、食べる?」。今回ご紹介するのは、『THE UPPER』のイノベーティブ・フレンチです。

迷路のように広がる大手町地下街からオープンしたてのMARUNOUCHI TERRACE10階へ一気に上昇。エレベーターの扉が開くと、天井高約6mのダイナミックな空間が広がる。10階には店内76席、テラス44席があり、来年オープン予定の9階は100席も用意されている。インテリアはオーストラリア・シドニーを拠点に活躍するデザインスタジオ「ルケティ クレール」が担当したモダンクラシック。

実はここ、2021年に創設20周年を迎える「トランジットジェネラルオフィス」のフラッグシップ店だ。時代の半歩先行く店づくりで、独特のカルチャーを紹介してきたトランジットならではの集大成。

私が興味を惹かれたのは、料理に関して、大阪『ラ・シーム』の高田裕介氏とパートナーシップを結んだこと。高田シェフは間違いなくトップレべルの発想とクリエイションを併せ持つ実力派。その高田シェフとトランジットの徳島亨シェフがアイデアを出し合って、どこにもないユニークな料理に挑戦。例えばナマズや鯉など珍しい素材を使用。肉料理は炭焼きなど、トレンドを押さえながらも、独自の素材選びで楽しませる。併せてカクテルやお茶のペアリングなど、飲み物にも楽しい仕掛けが。期待通りの新しさに出合える!

THE UPPER 東京都千代田区丸の内1‐3‐4 MARUNOUCHI TERRACE9〜10F TEL:03・5962・9909 ランチ11:30〜15:00(14:30LO)、ティータイム14:30〜16:30(15:30LO)、ディナー17:30〜23:00(コース21:00LO、フード22:00LO、ドリンク22:30LO) 日曜(祝前日の場合は営業)・祝日休

右から、肉のジュをハーブの束でつけて味わう「炭焼きしたお肉の盛り合わせ‐奄美島豚と天草ホロホロ鳥‐」M¥3,800、ブルゴーニュの郷土料理「アスピック‐卵とジャンボンブランのゼリー寄せ‐」1P¥650、プロヴァンスの郷土料理を『THE UPPER』のフィルターを通して進化させた「ティアン・ド・クルジェット‐ズッキーニの重ね焼き‐」¥1,650。飲み物はワイン、お茶などに加えカクテルも充実。右から、山椒ジン&抹茶を取り入れたシグネチャーカクテル「アッパー ジントニック」、ゴボウとチョコレートリキュールが甘くて強い「アンダーグラウンド」各¥1,500。

いぬかい・ゆみこ レストランジャーナリスト。東京を中心に、国内外の食文化、レストラン事情をレポート。

※『anan』2020年12月2日号より。写真・清水奈緒 取材、文・犬養裕美子

(by anan編集部)

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