お金が貯まらない理由は毎日の生活習慣にあり?

お金が貯まらない理由は毎日の生活習慣にあり?

お金がたまらないワケは毎日の習慣にあり?

日本人は真面目で責任感が強い。だから、お金の習癖も自分を責めて苦しんでしまいます。

意思が弱い、我慢できない、お金が貯まらない、なんてダメな自分なんだ!自分を責める前に、あなたの財布の中身を狙っている社会の仕組みを知ることの方が、人に勇気を与えてくれる。

そうではありません。私たちは、そそのかされる社会に生きているのです。その構造を意識すれば、自然とお金はたまるのです。

世の中のいろいろな仕組みが、お金をたくさん使うよう私たちに暗示にかけています。ムダ使いしたお金の集積が、企業や財政をうるおしています。その仕組みに流されないことを意識すれば、だれでも快適にお金を貯めることができます。必要なのは日常の習慣の見直しです。よく考えてお金は使いましょう!それがお金を大事にする心です。

毎日の習慣を見直して、惰性でお金を使うことをやめてみてください。あなたの財布から出て行くお金は、急激に減ります。代わりに、お金と時間が貯まります。


■バーゲンで要らないものを買う
バーゲンで心が開放的になって、いつもより余計な買い物をしてしまうのにはワケがある。 なぜ小売店はバーゲンをするのでしょう?本当に在庫処分が目的なのでしょうか?

いいえ、違います。お店は、お客を集めるためにバーゲンを行います。そして、赤札につられて来店したお客が、バーゲン品以外のもろもろを買ってくれることを期待しています。

人は、割安な買い物ができたときには、そのご褒美としてひとつのぜいたくを自分に許すのです。たとえば、春物のコートを半値で買えた!そういえば、我慢していたあのバッグを買ってしまおう、なんて具合です。

バーゲンに行ったら、目的に獲物だけをゲットして、脇目もふらずに帰宅しましょう!寄り道や衝動買いを回避できたとき、初めてお得な買い物をできたことになるのです。


■クレジットカードを使う
クレジット・カードで消費者の優越感をくすぐろうとする販売戦略に気がついていますか? お金持ちには、現金主義の人が多いです。カードは便利ですが、自分の財布がいたまないので、ついつい使いすぎてしまうことを知っているからです。

自分の財布からお金を出して買うには抵抗を感じるときでも、カードなら「まあ、いいかっ!」て買ってしまうことがよくあります。

特に分割払いやリボ払いは、禁物です。一括支払いで払いきれない買い物ならば、購入代金が貯まるまで見合わせましょう。

さらに、色の付いたクレジット・カード(プレミアム・カード)は、カード会社のマーケッテイングが大成功した例です。自分はゴールド、おれはプラチナだと、人の虚栄心をくすぐる戦略が大当たりしました。

確かに、色つきのクレジット・カードには、海外旅行傷害保険が付いていたり、空港の専用ラウンジが使えたりと、特典がついていますが、それは払った会費や支払った代金の一部からまかなわれていることを忘れてはいけません。色付きクレジット・カードを持つだけで、得をするわけではないのです。

むしろ、クレジット・カードは「持たない!使わない!」が賢明です。いくら賢く使っても、お金がたまったりはしないのがクレジット・カードです。


■プリペイドカードを使う
首都圏で使われているパスモもプリペイド式の電子マネーだ。今まで財布に備えてあった交通費が前払いで電鉄会社に納まった。この利益効果は数百億円と推測されている(でも便利!)。 プリペイド・カードの欠点は、お金がそこに滞留してしまうことです。将来の利用のために前払い(プリペイド)されているので、その金額分だけ財布の中が少ないということとなります。

カード発行を行う事業者は、商品が売れていない(あるいはサービスが利用されていない)のに、お金が前金で入ってくるのでその分だけキャッシュフローが潤沢となり得をします。ですので、プリペイド・カードを利用する人に割引をできるのです。

必要なときに、必要なものだけ消費することが、一番賢明な消費者です。

ただし、必要な便利さであればプリペイドも有効です。そそのかされたままに無意識に利用することに警鐘を鳴らしています。


■自販機を見るとすぐコイン
毎日150円の缶飲料を15年買い続けた人は、同額を8%で運用していたら150万円の資産形成ができていた! 日本ほど、自動販売機が街に氾濫している国はありません。それだけ、「お金を使わせよう」という社会的暗示の強い環境に私たちは生きています。

欲しいと思っていないのに、自販機が目にはいったので欲しくなる(あるいは飲みたくなる)と思わせるように、売り手側は周到な分析をして、商品陳列と自販機の配置を行っています。

それを、莫大な広告宣伝費をかけたテレビCMが後押しします。

小銭だからといって、毎日使っていると、生涯においてはとても大きな出費になることを忘れないでください。大事なことのためにお金をためるには、小さな誘惑に負けない強さが必要です。


■見出しにつられて週刊誌や新聞を買う
見出しだけで買いたくなってしまう雑誌類は、本当に人の心理を研究した上で作られた高感度商品です。 電車の中吊り広告は、本当によく出来ています。読んでみればつまらない(毒にも薬にもならないような)内容でも、ついつい読みたくなってしまうような誘い見出しにあふれています。

仕事で必要な情報を取るために読む人もいるでしょうが、何気なく買って、何気なく読み捨てている人がほとんどです。読んでも読まなくても、何の変化も影響ももたらさないなら、それをムダと呼んではいけませんか?

必要な情報はしっかり身につけた方がよいですが、要らない情報に関わっているほど、人生は長くありません。


■宝くじや競馬などのギャンブルでお金をかせぐ
宝くじは、発売元の国が売り上げの半分以上を没収する収奪のシステムだ! 宝くじやギャンブルは娯楽として楽しんでください。これらはお金をもうける方法ではなくて、お金を減らす方法です。一部の天才を除くほとんどの人にとっては!

ギャンブルでは、常に胴元(あるいは興行主)が勝つようになっています。たとえば、宝くじでは国が半分以上をテラセンとして抜きます。競馬では、JRAがその4分の1を先にはねて、残りを賞金として参加者が分け合うのです。

確率的にいえば、勝つ見込みのないゲームであることを、十分にご承知おきください。あくまでも娯楽ですから!


■株主優待につられて株を買う
株主優待で株の購入を勧めることは、経営者にもマス・メディアにも証券会社にもメリットのあることだが、投資家がむくわれるかはとても主観的な問題だ。 株を買うと、商品やサービスをただで受けられる株主優待という特典があります。これを目当てで株を買う人がいます。

賢明なる消費者の皆さまは、よ〜く考えてください。

投資で株を買うのであれば、その収益性を追求するべきです。もらえる特典を市場価格に直したらいくらの収益なのか?その同額の配当を受けたものとして妥当な収益率の銘柄なら良いのですが…

企業側は、配当を自社商品で提供することで、安価な配当ができ、しかも企業ファンを作るというメリットもあるので、株主優待をピーアールしていますが、純粋な投資目的からみれば、割りの合わない道であることをご理解ください。


■ブランドやネーミングで投資信託を買う
金融機関は、グループで消費者を囲い込もうと、あの手この手でブランドを打ちたてようとしている。 投資とは、合理性の追求です。ブランド信仰やイメージでの共感は、金融機関が与えている幻想です。

私たちは、表面的な推測や幻想から解かれて、良い商品や自分に適したサービスを選ぶ責任があります。そうしなければ、豊かな人生を送れない時代となったのです。

中身がよく理解されないで販売されている典型的商品が、投資信託です。本来は、良い投資ツールなのですが、売り手側の販売戦略が巧妙なので、間違った選び方でお金を失うひともけっこういます。


■最後に!
「思い」をこめるのがお金の使い道です。感謝や励まし、愛情の発露として行われる消費は、浪費のように見えるときもありますが、一番真っ当なお金の使い方です。そういうときには、思い切ってお金を使っちゃいましょう!お金は喜んで働いてくれます!清貧のすすめではありません。お金を大事にいたしましょう!(文:北川 邦弘)

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