過去の記憶を消すと、お金持ちになれる理由

過去の記憶を消すと、お金持ちになれる理由

勉強法や記憶術に詳しく、受験指導でも定評のあるAll About記憶術ガイドの宇都出雅巳さん。脳の使い方や記憶のメカニズムを知ることで、お金に対する向き合い方が変わると言います。


■お金にマイナスイメージを持っていないかチェック!
勉強法や記憶術に詳しく、受験指導でも定評のあるAll About記憶術ガイドの宇都出雅巳さん。自然にお金が貯まる体質になる秘訣をお教えします。今回はお金を貯める上での鉄則を解説していただきます。

ここで皆さんにやってみていただきたいことがあります。「お金とは○○である」という言葉の、○○の中に思い浮かぶ言葉を10個ほど好きに入れてみて下さい。さてどんなフレーズができたでしょうか?

「お金とは大事なものである」「お金とは役立つものである」というようにプラスの言葉が多いか、「お金とは人を狂わせるものである」とか「お金とはあってもなくても苦労するものである」というようにマイナスの言葉が多いか、あなたはどうだったでしょうか?

マイナスのイメージの言葉が多かった人は、それだけお金に対して負のイメージが強い人です。そういう人はお金と正面に向き合うことが難しい場合が多いと思います。お金の話をすることに後ろめたい気持ちがあったり、卑しいことだという風に捉えてしまいがちです。

中には本当はお金が欲しい、たくさん増やしたいと思っていても、その気持ちをごまかすように無意識に浪費してお金を使ってしまったりします。お金があると逆に不安になってしまい、気がつかないうちにわざと散財して手元のお金を使ってしまう。本人は意識的には浪費癖が治らないと悩んだりするのですが、じつは無意識でそうしているのです。

お金に対する負のイメージはじつは幼少期の両親のお金に対する姿勢や教育から、刷り込まれるものがほとんどです。子どものころに両親がお金で苦労しているところを見て育つことで、お金は人を苦しめるもの、忌まわしいものだと自然に刷り込まれてしまう。

あるいは両親の「お金を大切にしないと罰が当たるよ」とか「お金を粗末にすると不幸になる」という言葉を小さい頃から繰り返し聞かされることで、お金に対する恐怖心がある人もいます。潜在的な恐怖心がお金に対してまっすぐに向き合うことを難しくさせてしまうのです。


■過去を思い出すだけで悪いイメージが消える!?
このような記憶を完全に消すことはできません。ただし安心してください。マイナスのイメージが強い人でも、お金に対する良くないイメージを自分が持っていると認識するだけでも行動が変わります。

さらにそれがどんな原因なのか?両親の口癖や教育なのか?子どもの時の家庭の状況なのか?おぼろげながらでもその原因らしきものを認識するだけで、かなり記憶の呪縛から解放されるのです。

お金というのは不思議なものです。お金自体は非常にデジタルな存在です。使った分だけ無くなるし、収支と支出の差がそのまま貯蓄になったり借金になったりします。あくまでも数字で表わされるデジタルなものなのです。

ところがそのデジタルな存在に、さまざまな人の感情やイメージが投影されます。お金自体に色はないのですが、そこにそれを使う人間が勝手な色を塗っていくのです。人によってはバラ色で染め、人によっては真っ黒な色で塗りつぶしたりするのです。お金自体がいいものでも悪いものでもない。それを使う人の考えや気持ちが、お金を良い存在にもするし、忌まわしいものにもなるわけです。

お金と良い距離感を保ち、よい関係を築くには出来る限り色眼鏡でお金を見ないことです。あくまでも客観的に、デジタルな数字として淡々と向き合う。お金が貯まる人はそれが自然にできている人なのです。

教えてくれたのは
宇都出 雅巳さん

1967年、京都府生まれ。東京大学経済学部卒業。経済出版社、コンサルティング会社勤務後、ニューヨーク大学スターンスクール留学。2000年 MBA取得(マーケティング専攻)。 帰国後、外資系銀行を経て、2002年に独立。コーチ養成機関CTIジャパンリーダー(2004〜2009年)、オールアバウト「コーチング・マネジメント」(現・「コーチング」)ガイド(2004年〜2008年)を務め、 現在は信頼(トラスト)と尊敬(リスペクト)をベースにした組織・社会の実現を目指すトレスペクト経営教育研究所代表。NLPマスタープラクティショナー(2002年取得)、CPCC(認定コーアクティブ・コーチ・2004年取得)。

大学時代から速読法、記憶法を学び始め、読書や英語学習、試験勉強で実践。2002年には1ヶ月でCFP試験に、2010年には2ヶ月で行政書士試験にそれぞれ一発合格。その試験勉強の模様をメルマガ・ブログで実況中継し話題を呼んだ。2012年4月には、記憶術を読書や試験勉強の実践にいかに結び付けるかを解説した『「1分スピード記憶」勉強法』を出版。読売新聞土曜朝刊の「勉強プラス」コーナーで4ヶ月にわたって取りあげられるなど大きな反響を呼んだ。最新刊は『3ステップ記憶勉強術』(実務教育出版)

取材・文/ビルドゥングス
(文:あるじゃん 編集部)

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