キッチンのゴミ箱は、どこに置くと便利?上手な収納術

キッチンのゴミ箱は、どこに置くと便利?上手な収納術

キッチンプランを検討する際に、忘れがちなのがゴミ箱のスペース。ここでは、プランニングの前に知っておきたい、キッチンのゴミ箱を収納する場所やゴミ置き場スペースの考え方をまとめました。


■清潔感のあるキッチンを実現するにはゴミ箱置き場も忘れずに
新築やリフォームでキッチンを検討する際には、調理のしやすさや掃除のしやすさ、デザイン性などを考慮し、プランニングや機器選びを進めていくことになりますが、忘れがちなのがゴミ箱の置き場ではないでしょうか。

地域によって異なりますが、キッチンで出るゴミは、何種類にも分別しなければなりませんし、それぞれにゴミ箱を用意する必要も。それらを置くスペースは、予想以上に場所を取り、限られた空間のどこに置けばいいのか、スペースを確保することも難しい、というケースも多くみられます。

キッチンのプランニングを進める中では、すっきりと清潔感のある空間を実現するため、ゴミ箱の定位置をしっかりと決めておくことも大切なポイントのひとつでしょう。


■新居のゴミ分別の方法を確認し、必要な数やスペースをイメージ
ゴミ箱のスペースを検討する前に確認しておきたいのは、地域のゴミ分別の方法や収集回数など。

現在暮らしている家を建て替えたり、自宅をリフォームするのであれば必要ありませんが、新築や中古を購入しリフォームする場合などは、事前に、ゴミ出しルールを確認しておくこと。その上で、いくつ、どのくらいの大きさのゴミ箱が必要になるか、そのためにはどのくらいのスペースを確保しなければならないか、イメージしておきましょう。

また、現在のライフスタイルだけでなく、家族が増えたり、子供が成長すれば、出るゴミも増えるかもしれません。ある程度、余裕を持った計画を。現在のゴミの捨て方やゴミ箱の数、ゴミの臭いや収集日までの一時置き場など、不便さや不都合に感じていることを明確にしておくと、プランニングもしやすいでしょう。


■キッチンまわりにゴミ箱スペースを確保。空間プランと同時に検討を
キッチンでの作業を考えれば、キッチンから出る生ゴミやビン・缶、ペットボトルなどは、キッチン空間内、もしくは周辺に置いたゴミ箱に捨てる、というケースが多いでしょう。

■キッチンカウンターの下や冷蔵庫の横
一般的なのは、キッチンカウンターの下や冷蔵庫の横など。置く予定のゴミ箱のサイズや数に合わせてスペースを確保しておくこと。キッチンプランが決定する前、キッチン空間全体を検討する際に、スペースを考えておくことが大切です。

■ダイニングから見えにくい場所
最近では、LDK一体型のキッチンも多いので、ダイニングやリビングからのキッチンの見え方にも配慮したいもの。ゆっくりと食事をしたりくつろぐためにも、ゴミ箱置き場は、直接見えない位置に設けておく方がいいでしょう。


■システムキッチンには、使い勝手のいいゴミ収納の設定も
キッチンメーカーのシステムキッチン商品には、ゴミ箱を置くことができるように工夫されたキャビネットやパーツなどが多く揃っています。

■システムキッチンの周辺収納・壁面収納ユニット
メーカーや商品によっても異なりますが、たとえば、カウンターの下にスペースを確保したフロアキャビネット、キャスター付きの引き出しに複数のゴミ箱を設置できるものなど。食器や家電製品などの収納を目的とした「周辺収納ユニット」「壁面収納」などにも、すっきりと収まるタイプがみられます。

■対面キッチンなどのカウンターキャビネット
キッチンとダイニングの両側から使用できるカウンターキャビネットなどにも、ゴミ箱を収納できるタイプがみられます。行き来しやすい場所であれば、子供のお手伝いもしやすいかもしれません。

システムキッチンをプランニングする際には、必ず、実際にショールームで商品を確認すること。設定されたスペースやゴミ箱の容量で充分か、使い勝手など、開閉操作をするなどして検討することが大切です。


■キッチンに隣接するパントリー(食品庫)内にゴミ箱スペースを確保しても
キッチンに隣接してパントリー(食品庫)をプランニングできれば、その中にゴミ箱スペースを確保するプランも考えられます。ビンや缶、ペットボトルなどかさばるものはパントリーに、生ゴミなどはキッチン内に、など、分けてプランニングしてもいいでしょう。


■勝手口まわりを上手に活用してゴミの一時保管場所に
地域やゴミの種類にもよりますが、ゴミの品目によっては、収集は週に1度というケースもあるものです。収集日まで、キッチンまわりに置いておくことができる余裕があれば問題ありませんが、ゴミ箱がいっぱいになり、キッチン作業の邪魔になることも。また、イヤな臭いが気になる、という場合もあるでしょう。

キッチン空間内のスペースが足りなかったり、臭いが部屋の中にこもるのを避けるためには、収集日までは一時的に置いておくことのできる、別の場所を確保しておく、というのもひとつの方法です。

たとえば、勝手口まわりを仮置きできるスペースとしたり、物置やカーポートなどの一角に保管したり。2階リビングのプランであれば、バルコニーの端やサービスバルコニー(比較的小さなバルコニー。室外機やゴミ置き場に用いられる)などを設けてもおく方法もあるでしょう。


■ゴミ置き場を含めたサービスヤードを設けて家事全般を楽に
裏庭など屋外スペースにゆとりがあるのであれば、ゴミ箱置き場だけでなく、家事全般の裏方スペースとして、サービスヤードを設けてもいいでしょう。庇や屋根を設ければ、洗濯物干し場として利用できます。ゴミ箱置き場だけでなく、ガーデニング用品の保管場所や土間スペースの作業場を設けてもいいでしょう。


■キッチンのゴミ箱置きは道路までの動線に配慮して検討を
キッチンのプランニングに限りませんが、検討する際には、実際の暮らしをイメージすることはとても大切です。ゴミ箱の置き場所や一時保管場所などを平面図に書きこみ、日常的に使いやすいかどうかを確認すること。

保管場所から室内外の出入りのしやすさ、前面道路までの動線などを考えておくこともポイントのひとつ。玄関から持って出るのか、勝手口から裏庭を回るのか、カースペースを通るのかなど、収集場所へのゴミ出しのしやすさにも配慮しておきたいものです。

家づくりの中では、ゴミ箱置き場は小さなスペースですが、使い勝手の良し悪しは毎日の暮らしにも影響するもの。キッチンが快適な空間となるかにも関わってくるものです。キッチンを検討する際には、料理をつくる→片付ける→ゴミを捨てる、までトータルに、使いやすいプランニングや設備機器、ゴミ箱を含めた収納プランなど、十分に検討することが大切でしょう。
(文:岩間 光佐子(住まいの設備ガイド))

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