資産運用を活用して「1000万円」を貯める!

資産運用を活用して「1000万円」を貯める!

「資産運用はよく分からないから怖いし」「貯蓄をコツコツしていけば将来何とかなるだろう」という考えが通用しなくなってきています。会社員世帯でも投資は不可欠になりつつある、その理由とは?

「資産運用はよく分からないから怖いし」「貯蓄をコツコツしていけば将来何とかなるだろう」という考えが通用しなくなってきています。

会社員世帯でも投資が不可欠になりつつある、その理由とは何でしょうか?


■資産運用の必要性
将来のために具体的な目標額を決めて貯蓄を行うことや、資産運用を取り入れることの必要性が高まっています。以下のような理由によるものです。

・上がりにくい給与収入
・超低金利の預貯金
・年金や健康保険などの社会保険料の値上がり
・増税
・年金不安
・将来の物価上昇など

これらの項目をライフプランなどに落とし込んで、具体的に計算してシミュレーションをすると、一般的な会社員世帯では特に定年退職後に厳しい状況になるケースが多いです。具体的には、退職金や貯蓄が定年後の数年間で底を尽いてしまう状況になりがちです。

自分や大切な家族の人生のためにも、自助努力による財産づくりが強く求められる時代になってきています。


■自分に合った効率の良い金融商品選び
まずは、今ある財産とこれから積み立てていくお金のうち、手元に現金や預貯金で置いておくお金(短期資金・緊急時の資金)と、長期(10年以上)の資産形成に回せるお金を振り分けましょう。

長期の資産形成に回せるお金をどのような金融商品で運用していくかと考えると、効率的に財産を増やすために、「複利」と「一定の利回り」の両立ができるものを選択したいです。

消去法で考えていくと、預金(低金利)・国債(低金利・複利ではない)・株式(複利ではない)が外れてきます。一方で、収益分配金を再投資してくれるタイプの投資信託などが候補にあがります。


■投資元金に対して年間配当利回りが多いものも
分配型投資信託は、国債などの国内外の債券・不動産・株式などに投資を行い、それらから生じる利息や配当等の収益を定期的に分配してくれるものがほとんどです。まとまった資金で購入できるのはもちろんですが、コツコツと毎月少額から積立できるものも多いです。

外国の国債や不動産などを投資対象とするものでは、為替によって価格変動などの影響を受けますが、特に円高・外貨安の時はリーズナブルに購入できるので、お買い得感は高いです。

積立などで購入した元本に対する収益分配金が、年間の利回りで10%以上になるものも多くあります。主なものでは外国株式投資信託・外国不動産投資信託、新興国債券投資信託などです。運用商品なので、預金のように元本保証もなく、投資対象が値下がりすることや毎月の収益分配金が変動することもありますが、二桁の利回りは魅力的です。

ただ注意したいのは、高い配当利回りを生み出すために、投資元本の取り崩しを続けている投資信託も多いという点です。高配当は得られるものの、投資元金自体がどんどん減っていくのは本末転倒ともいえます。

この点については、金融庁なども金融機関に指導をしており、ひと昔前よりはずいぶんと是正されてきました。投資信託の実力に見合った配当に引き下げ、元金をあまり目減りさせないようになってきています。

投資信託の価格(基準価額)は経済環境などにより変動するリスクがありますが、目先の変化に惑わされることがないよう、長期運用のスタンスで腰を据えることと、いくつかの異なった投資対象に分散投資をすることで、総合的なブレ幅を小さくできます。


■「10年間で1000万円を貯める」取り組みのまとめ
「10年間で1000万円を貯める」ためのポイントを最後にまとめておきます。

・まずは1000万円貯めることを決心する
・毎月の貯蓄を始める
・貯蓄額をムリなく増やすために使途不明金を退治する
・家計の固定費のチェックと見直しをする
・生命保険、損害保険の見直しをする
・年末調整や確定申告で払い過ぎた税金を取り戻す
・家計を貯蓄体質に改善する取り組みと意識のチェンジ
・収入を増やす方法を検討する
・パート収入が増やせる場合の効果を知る
・より貯蓄効率を向上させる複利効果と資産運用の活用

今から貯蓄1000万円を目指してがんばろう!という人は、先述の項目を見ながらご自身のことに置き換えて、すでにやっていること、すぐにできること、計画を立てることが必要なもの、検討や対策が必要なものなどに仕分けをして、取り組んでいって下さい。

今の家計から貯蓄1000万円を実現することは、夢ではありません!
(文:平田 浩章(マネーガイド))

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