日本株はバブルにならない!?その理由とは

日本株はバブルにならない!?その理由とは

用心深い人は「日本株は割高かも?」と心配しているはず。そこで、「日本株がバブルにならない可能性が高い理由」についてお話しします。


■投資するなら、日本株は割高か
僕の専門は株式投資です。それもあり、株式投資に関するお問い合わせをよく受けます。

なかでも多いのが、「これから株式投資を始めたいのですが、もう日本株はバブルにならないのではないかと心配です。中原さんは、どう思いますか?」といった質問です。

きっと、この質問者さんと同じように、用心深い人は「日本株は割高かも?」と心配しているはず。そこで、この質問に回答する形で「日本株がバブルにならない可能性が高い理由」についてお話しします。


■そもそもバブルの基準は?
議論をすすめる上で大切なのは、「そもそもバブルの基準はどこからか?」という点です。詳しい話に移る前に、まずはこの点から明らかにしておく必要があります。

バブルの基準は曖昧で、人によって捉え方が違います。本記事では便宜上、以下の基準で「バブル」を判別することにします。

バブル:株を買うよりも、銀行にお金を預けた方がお金が増えること

一般に、株式投資の利回りは、「益回り」に近づく傾向があります。

たとえば、毎年10億円を稼ぐ会社を100億円で買収できたとします。このときの益回りは「10億円÷100億円=10%」と表すことができます。つまり、元手100億円に対して、年率10%の利回りが期待できるということです。

「年率10%」という数字を見ると、「めっちゃ儲かる!」と感じるかもしれません。ですが、話はまだ続きます。年率10%が高いかどうかは、金利によって大きく変わるからです。


■もし、預金金利が10%なら?
ここで、極端な例を考えてみます。まずありえないでしょうが、日本の預金金利が年率10%になったとします。僕らは、銀行にお金を預けるだけで、年率10%ずつ金利を受け取ることができます。

この場合、株式投資で得られる「年率10%」という数字は、とても低く見えます。なぜなら、株式投資にはリスクがありますが、銀行預金にはリスクがないからです。

冷静に考えると、「リスクを取らないでも預金金利が10%もらえる」ときに、「リスクを取って年率10%のリターンを目指す」のは馬鹿げています。

ですが、金融史を振り返ってみると、このような状況が何度も繰り返されてきたのです。良い例が、1989年に崩壊した日本株バブルでしょう。

つまり、「金利の高さによって、株価の適正水準が変わる」ということです。この考え方は、FRB議長が示したFEDモデルなどにも応用されています。


■今の預金金利は「ほぼ0%」
とはいえ、ここまではあくまで例えばの話。今の日本を見ると、預金金利はほぼ0%です。銀行にお金を預けてもお金は増えません。リスクを取ることで年率1%でも利回りが期待できれば、バブルにはなりません。

「株を買うよりも、銀行にお金を預けた方がお金が増えること」というバブルの定義から考えると、日本株はバブルになる可能性は非常に低いでしょう。

仮に日本株がバブルになるとすれば、以下の場合に限られます。

・株価が短期間で数倍に上昇する
・金利が急激に上昇する
・日本企業の収益が急激に縮小する(または赤字化する)

今のところ、上記の一部が実現したとしても、株価がバブル水準となる可能性が低そうです。株価が3倍に上がり、金利が2%上がり、日本株の収益が今よりも縮小した場合は話が別ですが……。


■財産はバランス良く分散を!
以上をまとめると、今の金利水準が続く限り、僕は「日本株はバブルにならない可能性が高い」と考えます。

「未来は不透明だから株を買うのは怖い」という方もいますが、未来はいつだって不透明です。株を買わないことにもリスクはありますので、バランス良く財産を振り分けるのが大事でしょう。

参考資料:日本株はバブルにならない!?その理由とは(https://allabout.co.jp/gm/gc/482027/)記事下段に記載
(文:中原 良太(マネーガイド))

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