嫁姑の本音とは?良好な関係を築く「賢い嫁」の上手な意見の伝え方4つ

嫁姑の本音とは?良好な関係を築く「賢い嫁」の上手な意見の伝え方4つ

嫁姑の結婚生活における関係を良好なものにするための方法を紹介します。

嫁と姑……この関係は、結婚生活における大きな問題のひとつです。

私が主宰する恋人・夫婦仲相談所にも、お姑さんがらみの相談は絶えることがありません。結婚生活は、異なる背景を持つ男女二人が一緒になるわけですから、様々なトラブルが発生して当たり前です。

しかし、お互いが言いたいことを、ストレートに正面からぶつけあっているだけでは、結婚生活は続きません。時には相手の懐に入り込むカーブ、タイミングを外させるフォークボール、あるいは消える魔球(笑)など、様々な言葉のキャッチボールができるテクニックの習得が、良好な結婚生活を築くには大切です。


■嫁姑と良好な関係を築くためには
特に嫁姑問題においては、だんな様との話し合いの場以上に、変化球が大事。

「最初から敬遠策をとって、ストレートにフォアボール。勝負は降りる!」という慎重な主婦の方もいらっしゃることでしょう。そのような対応策で、ご自分の言いたい事を我慢しても、他に夢中になれることや発散できることがあって、精神的なバランスを取れる方は問題ありません。

ところが、中には言いたいことを抑え、イライラを我慢するうちに、ストレスから体調を崩したり、極端な場合は適応障害など心の病に冒されてしまう主婦の皆様もいらっしゃいます。お姑さんとの同居によるセックスレス問題も少なくありません。知らない間に、夫婦の間に溝を作ってしまう場合が多々あるのです。

いくら、結婚生活に波風を立てたくないと思っているとしても、体調を崩すほど、ストレスを溜め込んではいけません。そこまで深刻になる前に、たまには直球勝負で、お姑さんに、言いたいことをストレートに投げ込んでみてはいかがでしょうか?

でも、どうやったらうまくいくの?その後の対応はどうしたら?それを言うと終わりでは?という方のために、今回は、上手な嫁のホンネのぶつけ方について具体的にご紹介していきましょう。


■嫁の言い分「お義母さん、ちゃんと聞いてください!」
私の主催する恋人・夫婦仲相談所に寄せられる、嫁サイドからの姑に対する要望は、大きく分けると3つに分類できます。

1つ目は嫁と姑の「距離感」の問題。こちらの生活に干渉しないでほしい。適切な距離を保ってお付き合いしたい。予告ナシでの抜き打ち訪問はやめてほしい。子作りなど夫婦の問題に口を挟まないでほしい。孫を甘やかさないでほしいなど。いずれも姑に適正な距離を保って接してほしい、というリクエストです。

2つ目は嫁と姑の「価値観」の問題。主婦が働くことに理解を示してほしい。家事のやり方の違いを認めてほしい。生活スタイルの違いを理解してほしいなど。いずれも、価値観の違いを認め、相手のことを尊重してほしい、というリクエストです。

3つ目は姑の「子離れ」の問題。いつまでも息子にべたべたしないでほしい。息子の妻をライバルとして敵視しないでほしい、毎日のように、息子宛に電話をかけてこないでほしいなど。いずれもだんな様との親子関係に関するリクエストです。

もともとは赤の他人だけど、たまたま好きになった人の母親だったというのがお姑さんですから、気に入らないこと、考え方の違いがあるのは当然。その全てに対して文句を言っていては、一歩も前に進めません。

ですから、見て見ぬふり、聞こえないふり、気づかないふりをしてさらっとながしてしまう。何か言われても、うまく距離を置いて安全な場所を確保し、波風立てないほうがいいのは事実です。

でもどうしても我慢できないことは、ちゃんと相手に言いましょう! そしてうまく伝えるためには、やりかたをよく考える必要があるのです。


■上手な嫁の意見の伝え方4つのポイント
上手に意見を伝えるためのポイントを4つ紹介します。

▼1. まずは日ごろのコミュニケーションを、きちんとするべし日常の挨拶や感謝の言葉、また物を送ってもらった時の電話や手紙でのお礼、誕生日や母の日などに送る、高価でなくても心配りのある贈り物。このような基本的なコミュニケーションがお姑さんとの間に保てていますか? 

これすらできていないようでは、とてもホンネをぶつけるのは無理です。まずは基本をきちんと行うことから始めましょう。


▼2. 言いたいことは、予めメモに書いて整理してみるべしお姑さんに言いたいことが山ほどある、という方、まずは言いたいことを紙に書き出してみてください。こうすることで頭の中の整理ができ、理論的に主張することができます。

何も書かずに感情とその場の流れのみで話をすると、話の内容が相手への要望ではなく相手への非難のみになる可能性があります。また、話すテーマは、最も言いたいことに絞り、せいぜい2つぐらいにするのが、相手にきちんと聞いてもらうコツ。

「まだ、あと言いたいことが10個はある」という方は、残りは次回以降の機会に回しましょう。一度にたくさん言っても、どうせ相手の印象には残りません。

▼3. 話し合いはメールや電話でなく、面と向かってするべしホンネをぶつける場は、必ずお互いの表情などが見えるような、面と向かっての場にしてください。メールや電話は顔が見えないためにニュアンスが伝わらず、誤解も増えます。また感情的になりやすく、売り言葉に買い言葉のような冷静さを欠いた言動が出がちなのがこのメディアですので、ご注意を。

▼4. 切り替えはすばやくし、後々まで引きずることがないようにすべしお姑さんに自分のホンネをぶつけ、その場がどんなに険悪な雰囲気になったとしても、それをあとまで引きずってはいけません。たとえ相手が引きずっていたとしても、少なくとも自分はさっさと頭を切り替え、1時間後には普段どおりに相手に接しましょう。

ここで、相手の挑発に乗って長期冷戦に突入してしまうようでは、相手が話し合いの結果を納得してくれるわけがありません。お姑さんにしてみれば、もし嫁からの申し入れに納得をしていたとしても、すぐにはそれを認めたくないものです。

嫁側としては、「たとえ、理解してもらえなくても、自分の意見を伝えられて心が軽くなったから、それで十分」というぐらいの控えめな気持ちでいると、余裕を持ってお姑さんと接することができるでしょう。


■嫁姑関係が楽になるのは、嫁の気持ちの切り替えが大切
最後に、現在、嫁姑関係で悩んでいる方に、気持ちがグンと楽にする秘訣をアドバイスしましょう。

▼1. 相手をよく知りましょうお姑さんについて、皆さんはどのくらいのことを知っていますか? その方の考え方や言動の基礎になっている、お姑さんの人生の歴史をご存知ですか?

まずは、そこを知ることからはじめましょう。本人に聞くだけでなく、お舅さん、だんな様、親戚筋、お姑さんの友人など、さまざまな情報ソースがあると、より正確な人間像がつかめます。

好きな歌手や、好きなテレビ番組なども知っておきましょう。これがわかってくると、相手の次の行動やリアクションが読めるようになり、自分の気持ちにゆとりができます。その上で、相手の背景を認め、すでに半世紀もこのスタイルでやってきたのだから、イライラしても仕方がない、とストレスの元をうまく流せるようになれば、気持ちが楽になるはずです。

▼2. 理想の嫁になるのはやめましょう夫の両親から好かれたい、いい嫁だと思われたい、揉め事など起こしたくない、と考えている主婦の方は、すぐにこの考えを捨てましょう。理想的なお嫁さんになりたいと思う気持ちはわかりますし、そう思うことは悪いことではありません。

しかし、実の親子や兄弟でもケンカはします。であれば、姑とケンカをするのは決して異常なことでも、恥ずべきことでもありません。いい嫁を演じることを辞めて、あなたの素を見せたとき、嫁姑関係がまた変わるかもしれませんよ。

▼3. あきらめるという手段もある人と人との関係は、いつもいいものばかりとは限りません。今までの人生の中で、例えば学生時代や職場などでも、どうしても馬があわなかったり、苦手だった人はいましたよね。

残念ながら、世界中の全ての人と仲良くなることは無理です。できる努力をして、それでもダメだったら、いつまでも悩まずに、あきらめてしまうというのも一つの手です。

残念ながら時間や距離でしか解決できない問題もあります。「姑とはこういう付き合いにする」と割り切って、お姑さん対応に使っていたエネルギーを他の目的に使ったほうが、あなたの人生は有意義になります。

相手との争いからはすんなり降りて、自分磨きに時間を使うことで、最終的にはお姑さん問題を乗り越えることにもなるのではないでしょうか?

さて、論争はつきませんが、敵と認めて、自分の成長の糧にすると割り切る姿勢も美しいものです。

「お義母さん、こんど、ふたりで日帰り温泉行きませんか」

というような荒治療もあります。意外な一面が発見できるかもしれません。お姑さんはやきもちの裏返しで辛くあたっていたと理解できるかもしれません。お義父さんに冷たくされてきた反動が息子の嫁に出るというケースもあります。

炎の中に飛び込む気持ちで、一度荒治療も試してみてください。お姑さんの愛すべき面を探し出すのです。

もちろん、嫁姑問題を全て解決する手段はありませんが、少しでも主婦の皆さんの心の負担が軽くなれば夫婦仲円満にもつながりますね。
(文:三松 真由美(夫婦関係ガイド))

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