その「間違ってる!」は誰基準?“正しさ”を追求し過ぎる人が陥る罠

その「間違ってる!」は誰基準?“正しさ”を追求し過ぎる人が陥る罠

正しく生きようとすることは素敵なことです。でもいちいち噛みついていたら争いが起こり、むしろ正しい方向に進めなくなってしまうこともあります。正しくありたい人が陥る罠とは何でしょうか。


■そんなに「正しさ」が大事?
現代は、ネットでもテレビでも色々な情報が飛び交っています。そのなかで「正しさ」を追求するあまり、間違っている人、誤った情報に対してむやみに噛みついてしまう人もいます。

正しく生きようとすることは、素敵なことです。でもいちいち噛みついていたら、争いが起こり、むしろ正しい方向に進めなくなってしまうこともあります。正しくありたい人が陥る罠とは何でしょうか。


■正しさを追求し過ぎる人が気づくべきこと
正しさを追求し過ぎる人が気づいたほうがいいことがあります。それは、「この世界には、100%の正しさも100%の間違いもない」ということです。時代や地域、人生観によっても正しさは変わってきます。

人それぞれに正しさが違っているからこそ、「自分のほうが正しくて、相手が間違っている」と言い出してしまうと、争いが起こってしまうことが多いのです。相手にとっては「自分のほうが正しい」ので、あなたは敵になってしまうからです。

双方の正義の元に争いが起こることは、少なくありません。でも、お互いに正義があるのに争いが起こるなんて、ちょっと滑稽ではありませんか?

相手を攻撃したら、相手からも反撃されるもの。それに対してまた仕返しをしたら、ずっと争いは終わらないでしょう。

だから、もし“本当に”正しい方向に進みたければ、極力、争いが起こらない手段をとることは重要です。それは、「間違っているものに対して攻撃をする」という手段よりも、もっと良い方向に進めるやり方を考えるということです。

例えば、相手が間違っていたのだとしても、頭ごなしに否定するのではなく、自分が正しいと思うことを優しく教えてあげれば、相手が自主的に意見を改めることもあるかもしれません。人は、強制的に意見や思想を変えさせられると抵抗するものですしね。

逆に、あなたが教えたことが間違っていた場合は、今度は相手のほうがあなたに優しく教えてくれるかもしれません。そうやってお互いに見識を広めたときには、相手に感謝することもあるでしょう。


■多くの人が程度の差こそあれ、正しくて、間違っている
「100%の正しさも100%の間違いもない」ということは、自分も含め、多くの人が程度の差こそあれ、「正しいところもあれば、間違っているところもある」ということです。それなのに、何か間違いを見つけると、「この人は、間違っている人なのだ」と人格を全否定してしまう人もいます。特に有名人に対して、そんな非難をぶつけてしまう人がいます。

法を犯したり、人を傷つけたりしていないことは大前提ではありますが、相手に間違っているところがあったとしても、正しいところもあるはず。それによって、救われている人もいるかもしれないのです。それなのに、相手の間違っている部分ばかりに目を向けて、人格を否定してしまうと、相手の素晴らしいところまで壊してしまうこともあるでしょう。

どんなことも100%完璧を目指すのではなく、「どちらかと言えば、いい方向に進んでいる」場合は、ときに見守ることも大切。何もかも自分の思い通りに押し進めることがいいわけではありません。自分だけでなく相手だって、“(自分にとっての)正しさ”を持って、一生懸命生きていることを、きちんと尊重してあげることが大切なのです。


■正しさよりも大切なのは、愛と調和
相手の過ちが人に被害をもたらすことではない限り、「(自分にとっての)正しさ」というのは、人に押し付けるものではなく、自分がそうしていると気分がいいからするくらいでいいのではないでしょうか。

たとえ自分とは意見や価値観が違っても「そういう考えもあるんだな」「こういう人もいるんだな」と思うことも重要なんですよね。それでも嫌なら、関わらなければいいだけですしね。

つまり、正しさよりも大切なのは、「愛と調和」なのです。相手を尊重し、調和していく気持ちがあれば、相手が間違っていても攻撃しようとは思いません。相手とどうやって折り合いをつけて、お互いの正しさを調和していこうか考えるものなのです。

そういう愛を持っていたら、相手から攻撃されることもありません。つまり平和に過ごせるのです。正しさを振りかざして、争っている人は、自ら自分の平和を脅かしていることに気付いたほうがいいでしょう。


■最終的には自分も相手も許すしかない
いくら正しさを追求しても、自分も含めすべての人が完璧な人間ではありません。そもそも私たちの正しさは、“完全なる正しさ”ではありません。だから、最終的には自分も許し、相手のことも許すしかないのです。

自分の思い通りに物事を進めようとするのではなく、愛と調和を持って、自分とは違う意見の人に対しても見守れる人でありたいものですね。
(文:ひかり(恋愛ガイド))

関連記事(外部サイト)