2人だけで会ってもらえない…苦しい片思いをやめたいのに、やめられない心理

2人だけで会ってもらえない…苦しい片思いをやめたいのに、やめられない心理

2年間片思いをしているものの、もはや脈なし……。片思いを諦める方法についてお話しします。


■お悩み:脈がなさそうな男性への片思いをやめたいのに、諦めきれません

2年間片思いをしているものの、もはや脈なし。もう新しい男性に目を向けたほうがいいと頭ではわかっているものの、彼への思いを断ち切れない……。ここでは、片思いを諦める方法についてお話しします。

▼MAKOさん(31歳・営業事務)のお悩み 私は2年間ずっと、とある男性に片思いしています。音楽系の社会人サークルで知り合った人です。

1年くらい前に、数回デートをして、体の関係も持ちました。私は付き合いたいと思ったのですが、彼はそうではなかったようで、徐々に距離を置かれてしまいました。

ここ1年は、2人で会おうと誘っても、なんだかんだと断られることが続き、最近は月1回のサークル活動で会うくらいです。たまにメッセージはやりとりしていますが、その先には進みません。

昔から彼と付き合いのある男性いわく、彼は「特定の彼女を作らないタイプ」だそうです。私から見ても、彼は「最優先は趣味(音楽)、その次が仕事」という感じで、よほど魅力的で大好きな女性でないと付き合ったりはしないのかなと思います。

いい加減、もうこの人のことは忘れて、次の恋を探したほうがいいと、頭ではわかっています。でも、どうしてもできません。本当に、大好きなんです。

婚活パーティーに行ったり、友達に紹介してもらった男性とデートしてみたりもしましたが、結局は「やっぱり彼が好きだ、彼じゃなきゃだめだ」と思ってしまいました。

どうしたら、この片思いを諦められるでしょうか。


■回答者:藤本シゲユキさん
“モテる男の心理” をふまえた、超・本質的な恋愛&人生指南が大好評! ホストクラブオーナーを経て、女性向けの恋愛カウンセラーになるという異色の経歴の持ち主。2014年からアドバイザー業に専念。男性心理を知りつくした立場から、人生と恋愛の成功率を上げるための的確なアドバイスを行う。


■アドバイス1:本当に諦めたいなら、期待を120%捨てるしかない
どうしようもなく好きなのに、その相手と結ばれない。でも諦めて前に進むこともできない。すごく苦しんでおられるのだと思います。

そのことを踏まえた上で、MAKOさんがこの片思いを諦めるには、厳しい現実を受け入れなければなりません。

きっと、かなり傷つかれるであろうことを、僕は今からお話しします。なので、覚悟ができてからこの先をお読みください。

本当に彼のことを諦めたいのであれば、期待を捨てましょう。具体的には、「もしかしたら彼と付き合える可能性があるかもしれない」「少しは私のことを好きだと思っているのかもしれない」という期待です。

はっきり言ってしまいますが、「何をどうあがいても、この先彼と結ばれることはない」「最初から恋愛感情を抱かれたことは一度もない」という現実を受け入れることができない限り、彼のことを諦めることはできないでしょう。


■アドバイス2:どんなに努力しても、相手の恋愛感情はコントロールできない
さらに酷なことをお話しさせていただきます。そのサークルに通っている間は、彼のことを忘れられないので、本当に諦めたいのであれば、辞めたほうがいいです。

なぜここまで断言できるのか、その理由をお話しいたします。

まず、MAKOさんは、もっと自分が魅力的になれば彼と付き合えると思っておられるのではないでしょうか。

残念ながら、それは違います。なぜかというと、彼がMAKOさんを好きになるかどうかは、頑張ればどうにかなるというものではないからです。

僕はいろんな媒体で、「恋愛はプレゼンと同じだ」と言っています。どういうところが同じかというと、「これまでの自分の集大成を見せたとき、相手がそれに対しどう受け止めてどう解釈するかは、こちらに決定権がない」という点なんです。

世の中には、「彼を振り向かせる方法」や「好きになってもらうテクニック」など、さまざまな恋愛指南がありますが、そもそも相手の思い方や感じ方は、こちらではコントロールができません。

たとえば、ものすごく辛いカレーを食べて、「めちゃめちゃ辛い」と思っているのに、誰かに「このカレー、辛くないよね?甘いよね?」と言われたところで、自分の感じ方は変えられないじゃないですか。

恋愛感情もそれと同じで、どれだけ振り向いてほしい、好きになってほしいと願って努力しても、相手の思い方や感じ方をコントロールすることは不可能なんですね。

それに、恋愛感情は本能なので、「何かをしたら好きになってもらえる」「何をされたら好きになる」というものではありません。恋はするものではなく落ちるものと言いますが、気づいたら好きになっているのが恋愛感情なんです。

MAKOさんには、次にお話しするような経験はなかったでしょうか?

すごくあなたのことを好いてくれているし、優しくしてくれるし、大切にもしてくれる。でも、どうしても好きになれないし、男として見ることもできない。しかも、「この人のことを好きになれたら楽なのにな」とまで思うようになってしまった。

これが恋愛感情は本能であるという理由であり、理屈や理性ではないんです。


■アドバイス3:「側にいればいつか……」という期待は外れることがほとんど
さらに、残酷な現実をもう1つ、お話しさせていただきます。

脈がない異性を追いかけている男女でよく考えることがありまして、それが何かというと、「側にいればいつか振り向いてくれるときが来るかもしれない」という期待です。

しかし、残念ながらほとんどの場合、情がわくことはあっても、恋愛感情に発展することはありません。なぜなら、側にいればいたぶんだけ、相手から見た「足りない部分」も目につくようになるからです。

多少接し方を変えたぐらいでは何も響かないのは当然で、むしろ違和感しか生まれないんですよ。その理由は、すでにこちらの手の内はほとんどといっていいほど、相手にバレてしまっているからです。むしろ接し方を変えたことで、不気味に思われることすらあります。

厳しいようですが、たまに連絡は取るけども、2人で会うまでに発展しないということは、情はあるし、サークルのことがあるので無下にできないから連絡は取るけど、それ以上進展させる意思はないという彼の気持ちの現れではないでしょうか。

その事実を認めるのが怖くて、「特定の彼女を作らないタイプだからしょうがない」と自分に言い聞かせていないか、考えてみてください。


■アドバイス4:完全に接点をなくさないと、片思いを断ち切ることは不可能
それから、なぜサークルを辞めないと忘れることができないのか。それは、気持ちが残っている状態で好きな人と接点があると、顔を見るたびに気持ちが再燃してしまうからなんですよ。

実際、カウンセリングで「社内恋愛をしていたけど別れてしまい、忘れたいのに、彼のことを忘れることができなくて困っています」というご相談をいただくことがよくあります。

彼女たちが最終的にどうしているのかというと、ほとんどの方が退職の道を選ばれているんです。そして、退職できずにいる女性は忘れることができていません。

忘れることができない女性の多くは、「人間関係で仕事を辞めるなんて良くない気がして」とおっしゃるのですが、詳しく聞いてみると、「もしかしたらやり直せるかもしれない」という期待を捨てきれなくて、退職できないままでいることがよくあります。

もちろん、「どうしてもその仕事がやりたい」「彼以外との職場の人間関係が良すぎる」といったケースもあるのですが、このような場合でさえ、期待を捨ててどうしても前に進みたいと思った女性は、退職の道を選んでいます。

現実を受け入れると期待しなくなりますし、その状態で好きな相手のことを忘れられないのって苦しいですからね。

彼女たちはその後、同じ業種の会社に転職したり、やりたい仕事を別に見つけたりして、失恋から立ち直ることができました。

あと、相手の男性が転勤や部署異動をしたことにより、接点がなくなり忘れることができたというケースもありますが、これはまれです。

そういった理由から、本気で諦めたいのであれば、サークル活動を辞めることは視野に入れたほうがいいでしょう。


■アドバイス5:「この人じゃないとだめ!」という思いは、ただの錯覚
ちなみに、なぜ「最初から恋愛感情を抱かれたことは一度もない」という現実まで認めないといけないのかというと、彼は後先のことを何も考えずMAKOさんに手を出した可能性がめちゃめちゃ高いんですよ。

つまり、最初から付き合う気も向き合うつもりもないのに、手を出してきたということです。極限まで言い方を悪くするなら、性欲発散のためであり、自分のことしか考えてなかったのではないでしょうか。

もちろん、真相は彼のみぞ知るところではありますが、「徐々に距離を置かれた」「2人で会ってくれない」という部分が、その事実を物語っているようにお見受けします。

女性は、付き合うことはないなと思う男性に対し、指一本触れさせないことが多いですが、男性は、付き合うことはないなと思っている女性に対しても、好みの範疇から外れてなければセックスできる人が多いのです。

こういった男性は、自分がそうしたことによって、相手の女性を傷つけることになるかもしれないとは考えないし、まさか自分のことでそんなに悩ませてしまっているという概念すらもありません。ただひたすら、自分のことしか考えていないのです。

ということは、彼のやっている行為は不誠実であり自己中心的ですよね。

ここでお聞きしたいのですが、「やっぱり彼が好きだ、彼じゃなきゃだめだ」と仰ってますが、不誠実で自己中な男性なら世の中に腐るほどいるので、彼じゃないとだめってことはないと思います。

認めたくないかもしれませんが、ただの執着でそう思い込んで、彼のことを美化しているだけではないでしょうか。

というか、MAKOさんに限らず、向き合ってくれない男性に対して「この人じゃないとだめ」と思ってしまうのは、ただの錯覚であり気のせいです。

それ以上でもそれ以下でもありません。

「彼のことを知らないくせにそんなふうに言うな」と思われたかもしれませんが、僕は事実を言っているだけで、けなしているつもりはありません。

なぜなら、誠実な男性なら付き合う前に手を出してはこないし、たとえ間違いを犯したのだとしても、相手の女性が自分に何かしら期待をしているとわかった時点で、手を出したことを謝罪した上で、それ以上気を持たせないようにはっきりと断るからです。

たとえばこんな風に。

「俺の勘違いだったら申し訳ないけど、もし付き合えることを期待しているんだったら、それはできない。雰囲気に流されて、性欲に負けて手を出してしまっただけで、後先のことを何も考えてなかった。俺が一方的に悪い。傷つけるようなことをしてしまって、本当にごめんなさい」

このような発言を、彼から一度でも聞いたことはあるでしょうか?

はっきりと「ある」と答えられない時点で、彼は誠実で思いやりがあるとは言えないですよ。


■アドバイス6:片思いが実らなかったのは、「ニーズが合致しなかった」だけ
現実的なことばかりをお伝えしてしまったので、ひどく混乱されているかもしれません。

でも、本当に諦めたいのであれば、現実に目を向けないと、いつまでたっても忘れることができないのです。

これだけはわかっていただきたいのですが、彼との関係がうまくいかなかったのは、MAKOさんに魅力がなかったということではありません。ただ、ニーズが合致しなかっただけです。

仕事でたとえると、お腹がすいて死にそうな人に、靴を売ろうとしても買ってくれませんよね。どうしたら買ってくれるかを試行錯誤しても、この人がほしいのは、最初から食事なんです。

ということは、ちゃんと靴がほしくてしょうがない人を最初に選ばないといけないんです。

モテる男女は例外なく、自分を受け入れてくれる人の中から、「いいな」と思った人を選んでいます。つまり、明らかに脈がない異性に執着しないから、負け戦をしないので、だからモテるというわけです。

今は現実を受け入れることが、つらく苦しいかもしれませんが、その悲しみをちゃんと乗り越えたとき、MAKOさんは今以上に魅力的な女性になっていると断言させていただきます。

そのとき、この彼に対しての気持ちが再燃することはもうないでしょう。むしろ、「なんでこんな男のことが好きだったんだろう?」という疑問すら、出てくるかもしれませんね。
(文:All About 編集部)

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