オリラジ中田、禁断のタブー・松本人志批判を先鋭化…お笑い界の「パンドラの箱」開く

オリラジ中田、禁断のタブー・松本人志批判を先鋭化…お笑い界の「パンドラの箱」開く

オリエンタルラジオの中田敦彦

 オリエンタルラジオの中田敦彦が、大先輩に歯向かっている――。

 2月、脳科学者・茂木健一郎氏は、「日本のお笑い芸人たちは、上下関係や空気を読んだ笑いに終止(原文ママ)し、権力者に批評の目を向けた笑いは皆無。後者が支配する地上波テレビはオワコン」とツイッター上で発言。これに対し、3月19日放送のテレビ番組『ワイドナショー』(フジテレビ系)で松本人志(ダウンタウン)は「(茂木には)笑いのセンスがまったくないから、この人に言われても刺さらない」とバッサリ切り捨てた。翌週放送の26日には茂木が同番組に出演し、謝罪した。

 すると、中田が4月15日のブログで「茂木さん負けるな!と思っていたところ、大御所の番組に出演して大御所に面白くないと言われ公開処刑をされてしまいました」と綴り、名前は出さなかったが、暗に松本批判を展開した。
 
さらに中田は5月28日放送のラジオ番組『らじらー! サンデー』(NHKラジオ第1)内で「(吉本興業の)幹部と社長に、いま僕は(松本に)『謝れ』と言われている」「僕の意志としては謝らない。僕も覚悟を持ってやってますので」と発言したことが話題を呼んでいる。

吉本興業広報は当サイトの取材に対し、「社長が『謝れ』といった事実はありません」と否定しているため、中田の発言の真偽は定かではないが、テレビ局関係者が話す。

「いずれにしても、中田が、業界のタブーと思われていた松本人志批判を繰り出したことには違いありません。吉本の大崎洋社長はダウンタウンの育ての親であり、今でも固い信頼関係で結ばれています。松本さんに関することで若手から少しでも意見が出ると、これはオンエアしても大丈夫なのかと局側も気を遣うんですよ。それくらいの王様なんです。松本批判がタブーになっているのは、大崎さんが社長だからというのも関係しているのかもしれません。中田がブログで表明したのは、編集されずに自分の意見がちゃんと伝わると思ったからではないでしょうか」

●吉本一党独裁の弊害
 
 また、芸能記者は次のような見解を示す。

「そもそも芸人とは権威に歯向かったり、茶化したりする一面を持ち合わせているべき存在。下の世代が上の世代に歯向かう姿は、エンターテインメントとして最高におもしろい。中田の一連の言動を批判すべきではないでしょう。中田はある意味で、図らずも今のお笑い界が吉本の一党独裁になっている弊害を浮き彫りにさせました。他に拮抗する勢力があれば、話題のひとつとしておもしろがれるでしょうが、吉本や大御所芸人が安定的にトップにいるため、冒険心のある芸人は邪魔者扱いされてしまう。今後、テレビ局が中田をどう扱うかが問題です。これで出演を見合わせるようなことを始めたら、末期中の末期ですよ。今のテレビ局は忖度するのが仕事みたいになっていますが、ガチのバトルを楽しみたいという視聴者のほうが多いでしょう」

 中田の動向がしばらく注目を集めそうだ。
(文=編集部)

関連記事(外部サイト)