フジ『27時間』、出演タレント確保困難&資金難で「収録だらけ」…放送する意味不明

フジ『27時間』、出演タレント確保困難&資金難で「収録だらけ」…放送する意味不明

フジテレビ(「Thinkstock」より)

 フジテレビ毎年恒例の番組『FNS 27時間テレビ』が今年も9月に放送されるが、その司会をビートたけしと関ジャニ∞の村上信五が務めることが発表された。フジの『27時間』といえば、毎年バラエティ色を前面に押し出してきたが、今年は「にほんのれきし」をテーマに据え心機一転。チーフプロデューサーも同番組HP上で「『シン・27時間テレビ』をゼロから作るつもりで準備を進めております」と意気込みを語っている。

『27時間』といえば例年、ほぼ全編が生放送で放送され、それゆえに起こるハプニングが同番組の大きな魅力にもなっているが、今年は大半が事前に収録された番組で構成されると6月23日付日刊ゲンダイDIGITALが報じ、話題を呼んだ。テレビ局関係者は語る。

「『27時間』は今月退任する亀山千広社長の“負の置き土産”です。フジは全社的な低視聴率の影響で2017年3月期決算も前年比大幅減益となっていますが、『27時間』はお金がかかる上にここ数年は低視聴率が続いていることもあり、宮内正喜新社長は今年も『27時間』を放送することに大反対の姿勢です。しかし、すでにスポンサー集めを進めてしまっている都合上、やめたときのほうがショックが大きい。そう下から説得された宮内氏は渋々納得しましたが、例年のようにただバカ騒ぎして金ばかりかかるような企画は許さないという方針で、現場には制作費抑制の大号令がかかっています。

 つまり制作費抑制のために“収録メイン”になるということだろうか。

「フジとしてはお金のかからない上に視聴者を引き止めやすい、『バイキング』や『ワイドナショー』などの情報番組を長時間流すのが一番手っ取り早いのですが、そうすると大半のタレントは、視聴率苦戦が目に見えている『27時間』に長時間拘束されて、裏の日テレやテレ朝など他局の番組に出られなくなるため、有名どころのタレントたちが軒並み出演してくれない。でも収録であれば、まだタレントも集めやすいし、お金もかからないということで、やむにやまれず収録だらけという事態に追い込まれたようです。しかし、収録だらけの『27時間』であれば、もはや通常の放送と変わらず意味がないですよね。それほどまでにフジは追い込まれているのです」(同)

●幻の「中居・さんま」司会

 そんな『27時間』だが、早くも視聴率面では暗雲が漂っているという。

「もともとフジは、村上のジャニーズ事務所の先輩である中居正広と、明石家さんまの2人を司会に据える予定でした。しかし、直前になってジャニーズが自社の都合で中居を降ろす代わりに村上を起用するという案を、フジに申し入れたのです。では、なぜ関ジャニメンバー全員ではなく村上だけなのかといえば、ジャニーズとしても視聴率苦戦を見込んでいるため、その場合の傷を最小限に抑えるために村上だけを差し出したのです。一方、さんま側も『中居が降りるなら自分も降りる』ということになり、困ったフジは全世代の視聴者に対し知名度抜群のたけしサイドに打診。たけしサイドは断るつもりで『(出演料が)2000万円だったらいいよ』と言ったところ、なんとフジがOKを出し、映画を撮るお金が欲しいたけしは出演することになったのです。司会すらこんな消去法的な流れで決まっているだけに、とても高視聴率など見込めないでしょう
(前出と別のテレビ局関係者)

 フジの苦境は続く。
(文=編集部)

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