テレビ局、元SMAPのジャニーズ残留組と独立組の扱い「差別」…事務所への忖度

テレビ局、元SMAPのジャニーズ残留組と独立組の扱い「差別」…事務所への忖度

ジャニーズ事務所(撮影=編集部)

 やはり、テレビ局は残留組と独立組を差別するのか――。

 6月18日、ジャニーズ事務所はSMAPの元メンバーである香取慎吾、稲垣吾郎、草なぎ剛との契約が9月8日限りで終了すると発表。スポーツ紙は4紙が1面で報じ、テレビのワイドショーでも大々的に扱われた。

『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)では、コメンテーターのデーブ・スペクターが「あくまでもSMAP(の)5人自身とはまったく関係ない、事務所の中の人事の確執、トラブルがあっただけなんですよ。だから被害者なんですよね」と発言。暗に、メリー喜多川副社長がSMAPを長年マネジメントしてきたI氏に「週刊文春」(文藝春秋/2015年1月29日号)誌上で公開説教したことに原因がある、とにおわせたことが話題となった。

『ミヤネ屋』では、もうひとつ話題になってもおかしくない出来事があった。19日は元SMAP5人の顔写真が使用されていたが、20日に取り上げた際には9月以降もジャニーズに残る木村拓哉と中居正広の2人だけはイラストに切り替わり、香取、稲垣、草なぎは写真のままだったのだ。なぜ、このような不自然な現象が発生したのだろうか。テレビ局関係者が話す。

「報道の場合、事務所に肖像権の確認をする必要はありません。ただ、『ミヤネ屋』などのワイドショーはもともと情報番組枠。1日目は、肖像権にうるさい事務所に『ニュースなので』といえるが、2日目になると、そうともいえなくなる。そのため、『写真使用には事務所の許諾がいる』と番組側が勝手に考えて、使用をやめたのではないでしょうか。いわゆる忖度ですよ。

 しかし、残留組がイラストで独立組が写真というのはおかしな話。だって、現時点では、どちらもジャニーズ所属なんですから。テレビ局側が『残留組と独立組を明らかに区別しますよ』と公言したようなものです」

 テレビ局が大手事務所の意向を忖度するという傾向は、いつまで続くのか。

「一般論として、『忖度』は相手側が何かを言うからするのではなく、何かされるという危険性を感じるから、先回りして怒られないような行動をするという性質を持っています。だから、事務所側からすれば『私たちは何も言っていない。テレビ局側が勝手にしたこと』といえる。でも、それは詭弁で、無言のプレッシャーを与えているんですよ。

 これを是正するには、テレビ界全体が『ジャニーズに頼らなくても、いい番組をつくってやる』というプライドを持って立ち向かうしかない。今、ドラマをはじめとして、『ジャニーズだから数字がいい番組』なんて、本当にあるのでしょうか」(テレビ局関係者)

 元SMAP3人の独立が、この問題に一石を投じることになるのだろうか。
(文=編集部)

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