VRは影を潜めるもNintendo Switch爆売れで活況!「東京ゲームショウ2017」見どころは

VRは影を潜めるもNintendo Switch爆売れで活況!「東京ゲームショウ2017」見どころは

「東京ゲームショウ2017」公式サイトより

 本日9月21日から9月24日にかけて千葉・幕張メッセにて開催される、日本国内のみならず、アジア最大規模の最新ゲーム展示会として注目を集めるイベント「東京ゲームショウ(以下、TGS)」(21、22日はビジネスデイ)。そこで「TGS2017」での注目情報をピックアップしつつ、今年のゲーム業界のトレンドを見ていきたい。

 なお、任天堂は例年通り不参加。3月3日の発売後、半年が経った現在も供給が追いつかないほどの人気ハードとなった「Nintendo Switch」や、その後リリースされた『Splatoon2』や『ARMS』なども大ヒットとなっているだけに、その不在がいつも以上に響いている感もあるが、Nintendo Switch向けタイトルは多数のメーカーが用意している。これはこれで楽しみというゲームファンも多いだろう。

 まず最初の注目ブースは、株式会社カプコン。同社は18年初頭にリリースを予定しているPS4用ソフト『モンスターハンター:ワールド』や、ビジネスデイ初日となる9月21日にPS4、XBOX OneおよびPC用ソフトとして発売される『マーベル VS. カプコン:インフィニット』を筆頭に人気シリーズの最新タイトルで試遊ができるほか、ゲストを呼んでのステージイベントが多数予定されている。とくに『モンスターハンター:ワールド』は今回が国内初の試遊であることに加え、全世界初のボルボロスの狩猟が楽しめるという。ハンター諸氏は進化した狩猟体験を味わってみてはいかがだろうか。

加えてNintendo Switch用ソフトとして11月30日に発売予定の『バイオハザード リベレーションズ』シリーズ2作品が出展されるのも注目。同作ではJoy-Conならではの直感的な操作が可能になっているとのことなので、ぜひ試遊して感触を確かめておこう。ステージではほかにも『ロックマン』や『逆転裁判』、『ドラゴンズドグマ』といった同社が誇るシリーズ作品のイベントが予定されているので、各作品のシリーズファンは要チェックだ。

 続いては株式会社スクウェア・エニックス。『ファイナルファンタジー』や『ドラゴンクエスト』シリーズの新作をメインに、Nintendo Switch用完全新作ソフト『プロジェクト オクトパストラベラー』や『スクールガールストライカーズ〜トゥインクルメロディーズ〜』など、スマートフォンアプリを含めた多種多様なハードの作品を出展する。

注目タイトルが目白押しだが、とくに18年1月11日にPS4用ソフトとして発売を予定している『ディシディア ファイナルファンタジー NT』の情報はもっとも注目が集まるところだろう。08年に『ファイナルファンタジー』20周年を記念し、PSP用ソフトとしてシリーズ第1作がリリース。現在はアーケード版も稼働している人気クロスオーバー作品の最新作ということで、本作には大きな期待が寄せられている。試遊やステージイベントに加えてメガシアターを使用した映像も上映されるとのことなので、上映スケジュールをしっかり確認しておきたいところ。

株式会社セガゲームスにも注目したい。11月9日にPS4、Nintendo Switch、そしてXbox Oneと最新機種を網羅し発売される完全新作『ソニックフォース』に注目が集まるところだが、さらに18年に発売を予定しているPS4用ソフト『北斗が如く』および、PS4、PS Vita用ソフト『とある魔術の電脳戦機(バーチャロン)』など、同社の人気シリーズと有名作品による超大型コラボタイトルも出展される。これら3タイトルはいずれも試遊が可能なので、この機会に実際にプレイしておくことを強くオススメする。

また、セガゲームスでは他のメーカーより古参のファンを強く意識した物販も行われる。セガサターン作品のゲームディスクをイメージした缶バッジや今なお根強いファンが多い同社の名作『サクラ大戦』シリーズの新作グッズなど、ファンならば逃さず押さえておきたいアイテムが目白押しだ。こうした点から、同社の自社タイトルに対するスタンスが垣間見えるのも興味深いポイントとなっている。


●VRの大波が過ぎ去るもSwitchがカンフル剤に!

昨年のTGSは「PlayStation VR」の登場直前ということもあり、VR技術を用いた作品への注目度はすさまじく、各ブースで競い合うようにさまざまな新商品や新技術が展示されていたものだが、今回は上記大手メーカーをはじめ若干落ち着いているようだ。

「PlayStation VRタイトルの減少」という傾向は、たとえば株式会社ディースリー・パブリッシャーの出展タイトルからもいくらか読み取ることができる。昨年はPlayStation VR対応タイトルとして出展していたPS4用ソフト『しあわせ荘の管理人さん。』からVR対応という表記が消えており、プレイステーションブースにおけるVR試遊出展タイトルにも挙がっていない。作品を楽しみにしていたファンの間には動揺が走っているようだ。ステージイベントこそ予定されていないが、会場で何かしらの発表があることに期待したいところ。

 なお、同社では2017年内の発売を予定しているPS4用ソフト『地球防衛軍5』に関するイベントも複数予定されている。同社はかねてより独創的なイベントを行っているが、今回とくに注目しておきたいのは人気シリーズ『DREAM C CLUB』を原作とした2.5次元ユニット「劇団ドリームクラブ」とのイベント。

同ユニットは昨年の同社ブースでもイベントに参加しており、原作リスペクトに基づく役作りの丁寧さが非常に高い評価を得ていた。今年3月には築地ブディストホールにて「卒業公演」が行われていた同ユニットが、今回フルメンバーでこそないものの復活ということで、同ユニットのファンからはもちろん、近年増加傾向にある2.5次元ユニットの観劇者からも注目が集まっている。中には新作の発表を期待する声もあるようだ。

このイベントでは劇団ドリームクラブのホストガールたちが『地球防衛軍5』をプレイするのだが、彼女たち自身は言ってしまえば初心者ゲーマーであるため、プレイを見ればゲームがどれだけとっつきやすいかなどを判断することができる。試遊も予定されているとのことだが、判断材料のひとつになるだろう。


 VRの大波が過ぎ去り、今年のTGSではコンシューマータイトルを中心に、どの企業も地に足ついたタイトルを出展してきているような印象を受ける。VRが“人類には早すぎた”ということなのか、Nintendo Switchがコンシューマー業界のカンフル剤になったのか、ブームの盛衰はTGSの場でより明白となりそうだ。

・東京ゲームショウ2017公式サイト
http://expo.nikkeibp.co.jp/tgs/2017/

・株式会社カプコン TGS2017特設サイト
http://www.capcom.co.jp/tgs/

・株式会社スクウェア・エニックス TGS2017特設サイト
http://www.jp.square-enix.com/tgs17/

・株式会社セガゲームス TGS2017特設サイト
http://tgs.sega.jp/

・株式会社ディースリー・パブリッシャー TGS2017特設サイト
https://www.d3p.co.jp/tgs2017/

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