『民衆の敵』、軽薄すぎる主人公に現実世界でも非難轟々…篠原涼子、月9ワースト女優か

『民衆の敵』、軽薄すぎる主人公に現実世界でも非難轟々…篠原涼子、月9ワースト女優か

篠原涼子

 篠原涼子が主演を務める連続テレビドラマ『民衆の敵〜世の中、おかしくないですか!?』(フジテレビ系)の第5話が11月20日放送され、平均視聴率6.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことがわかった。ついに6%台にまで低迷してしまった同作品。このままいけばフジ月9の歴代最低視聴率を更新する恐れもあり、篠原は“月9ワースト女優”というレッテルを貼られてしまう可能性大だ。

 なんの政治の知識もないまま、市議会議員の給料目当てに選挙に出馬して当選までしてしまった佐藤智子(篠原涼子)。そんな彼女に政治内部の常識が通用するはずもなく、言いたい放題やりたい放題でこれまで問題を巻き起こしながらも、なんとか改革を推し進めてきた。

 だが第5話では、智子の議員としては軽率なツイートが思わぬ展開を招くことに。元はといえば、智子にかかってきた1本の電話。「手紙は読んでもらえたか?」というもので、かばんのなかを見れば「市議会に汚職議員がいる」という告発文が入っていたのだ。

 これをきっかけに、新人議員の小出未亜(前田敦子)や 園田龍太郎(斎藤司)、岡本遼(千葉雄大)そして藤堂誠(高橋一生)らと汚職の真相を探ることになるのだが、突き詰めていくうちに市長・河原田晶子(余貴美子)が関与している疑いが出てきた。すると智子はこのことをすぐにツイッターに投稿。しかし市長派の岡本に「まだ確証もないのにツイートするべきではない」と言われ、問題の投稿はすぐに削除。だが時すでに遅しで、たった数分の間に智子のツイートは拡散され、マスコミが押し寄せるほどの騒動に発展してしまう。

 その結果、実は汚職問題に関与していた市長秘書の望月守(細田善彦)が、すべての責任をかぶるかたちで自殺してしまったのだ。しかし、市長は望月の死をもろともせず、断固として自分の潔白を譲らない姿勢をみせた。そして、民意を問うために一度辞職し、再び選挙をすることを明言。これに、犬崎派の議員たちは盛り上がりをみせるのだが、望月の死を軽く扱う彼らに対し智子は怒りをぶちまけるのだった。

 ただ、自殺をする直前、望月は恋人と思わしき男性である福祉職員課・小野の裏切りにあっていたため何が原因で死を選んでしまったのかは定かではないが、智子の軽率なツイートが引き金になったことは間違いない。そのため、智子のこうした言動にネットでは「望月の自殺に関して自分の責任は全く感じてないの?」「原因を作ったのは自分だってもっと自覚するべき」「佐藤議員がツイートしたせいで、もっちーが死んだようなもんだよね」と非難轟々。ドラマ内だけではなく、現実世界でも智子は炎上議員となってしまったようだ。

 また、これに限らず無知過ぎておバカ丸出しの智子の存在そのものにも「イライラする」という声が相次いでいる。確かに、何かわからないことがあるとすぐに「わかりやすく説明して!」と上から目線なうえに、答えに対しては「ふ〜ん」と軽く受け流すだけ。そんな智子が次回は市長選に出馬しそうな勢いだが、こんな彼女に果たして重役が務まると周囲の人間は本気で思っているのだろうか。

●名曲も台なし

 さらに今回、残念でならないのが智子演じる篠原涼子の持ち歌『恋しさと せつなさと 心強さと』がネタとして扱われてしまっていたこと。10〜20代の視聴者には、篠原が以前歌手活動をしていたこと自体を知らない人も多いかもしれないが、同曲は1990年代の音楽業界を席巻した小室哲哉プロデュースでミリオンを達成した名曲だ。それをこんなに寒い演出に使われるなんて……。

 撮影当時はここまでドラマが酷評されるとも思わず、話題になると踏んだのであろう製作側の意図とは裏腹に、特に話題になることもなく空振りに終わってしまったようだ。いや、裏を返せば当時の篠原を知っている世代が同作品を見ていないということがはっきりしたということかもしれない。

 ドラマの内容や演出といい、すべてが空回りになってしまっている『民衆の敵』。すでにドラマはクランクアップしているようだが、ここからどう持ち直していくつもりなのだろうか。
(文=絢友ヨシカ/ライター)

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