岡村隆史の「最後の大暴れ」に期待?今年の「年男」、大谷翔平や櫻井翔ら圧巻の顔ぶれ

岡村隆史の「最後の大暴れ」に期待?今年の「年男」、大谷翔平や櫻井翔ら圧巻の顔ぶれ

岡村隆史

 前回は「2018年注目の年女」を挙げたが、今回は“年男”。

 戌年生まれには、映画監督の黒澤明さん(1910年生まれ)、「カップヌードルの父」こと安藤百福さん(1910年生まれ)、『ゲゲゲの鬼太郎』の水木しげるさん(1922年生まれ)、「裸の大将」でおなじみの山下清さん(1922年生まれ)など、才能あふれる人物が多いが、現在の芸能界にも多彩な顔ぶれがそろっている。

 戌年の黄金世代は、なんといっても1982年生まれ。小栗旬、綾野剛、藤原竜也、瑛太、向井理ら実績十分の俳優がそろい、今年は全員の主演作が期待できる。また、プライベートでも親交が深く演技論を交わす仲だけに、共演での息もピッタリで、「戌年生まれのドラマをつくる」といった企画もアリだろう。

 さらに、櫻井翔、相葉雅紀、滝沢秀明、村上信五ら、アイドルの層も厚い。いずれも演技もバラエティもOKのマルチタレントだが、なかでも注目は、昨年の『FNS27時間テレビ にほんのれきし』(フジテレビ系)でMCを務めて一皮むけた村上信五。事務所の先輩である中居正広に次ぐ、アイドルMCとしての地位を確立するのではないか。

●岡村隆史、上田晋也、宮迫博之…芸人の当たり年

 ひと世代上の1970年生まれには、一線級の芸人が勢ぞろい。ナインティナインの岡村隆史、くりぃむしちゅーの上田晋也、ネプチューンの原田泰造、雨上がり決死隊の宮迫博之、博多華丸・大吉の博多華丸、千原兄弟の千原せいじ、キャイ〜ンのウド鈴木と天野ひろゆき、ますだおかだの増田英彦、FUJIWARAの藤本敏史、パックンマックンのパックン。

 なかでも注目は、いわゆる“お笑い第4世代”。リーダー格の岡村隆史は、自身の番組『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)が3月で終了するだけに、最後の大暴れが期待されている。

 そのほかの同年生まれでは、来年の大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺』(NHK)の主演が決まっている阿部サダヲと、同作の脚本を手がける宮藤官九郎。アーティストでは、Mr.Childrenの桜井和寿、LUNA SEAの河村隆一、西川貴教らボーカリスト。吉岡秀隆、原田龍二、宅間孝行、池田鉄洋、正名僕蔵、諸星和己らがいる。

●1994年組は大谷翔平、羽生結弦、山崎賢人…

 1994年生まれは、世界での活躍が期待されている。今季からメジャーリーグのロサンゼルス・エンゼルスに移籍した大谷翔平、平昌オリンピックでの連覇に挑むフィギュアスケートの羽生結弦、競泳の五輪メダリストコンビ・萩野公介と瀬戸大也、柔道90kg級金メダリストのベイカー茉秋ら、ワールドクラスのアスリートぞろい。

 芸能界では、ドラマ『陸王』(TBS系)の熱演が記憶に新しい山崎賢人。新年早々、ドラマ『トドメの接吻』(日本テレビ系)で主演を務めるほか、2016年の「本屋大賞」に輝いた小説『羊と鋼の森』(文藝春秋)の実写版映画でも主演に挑む。

『L・DK』(東映)、『ヒロイン失格』(ワーナー・ブラザース映画)、『orange』(東宝)、『一週間フレンズ。』(松竹)など、いわゆる胸キュン映画への出演で「イケメン扱い」されがちなだけに、演技派俳優への脱皮を図る1年になるだろう。

 さらに同年生まれには、Sexy Zoneの中島健人、人気子役から見事に脱皮した須賀健太、吉沢亮、岡山天音ら若手俳優がいる。

●圧巻の音楽業界…秋元康、小室哲哉、ASKAも年男

 高齢層に目を向けると、今年還暦を迎える1958年生まれには、芸術家肌のビッグネームがズラリ。なかでも、秋元康、小室哲哉、中村正人、ASKA、玉置浩二が名を連ねる音楽業界は圧巻であり、リリースとプロデュースの両面に期待がかかる。そのほかでは、演出家の宮本亜門、作家の東野圭吾、俳優では陣内孝則、時任三郎、辰巳琢郎、布施博、篠井英介らがいる。

 1946年生まれには、堺正章、吉田拓郎、中条きよし、宇崎竜童、美川憲一、伊吹吾郎、藤岡弘、、西川きよし、マギー司郎。1934年生まれには、田原総一朗、財津一郎、藤子不二雄A、山田太一、筒井康隆。いずれも各界のレジェンドだが、現役として活動している人が多く、節目の年でどんな動きを見せるのか興味深い。

“年女”編に続いて最後にひとり、私が期待している戌年生まれの俳優を挙げておきたい。彼の名は、1994年生まれの犬飼貴丈。2012年に『ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト』でグランプリを受賞し、2014年に昼ドラ『碧の海〜LONG SUMMER〜』(フジテレビ系)で俳優デビュー。その後、『ナオミとカナコ』(同)など7作の連ドラで経験を積み、昨年秋から『仮面ライダービルド』(テレビ朝日系)でドラマ初主演を務めている。

 仮面ライダーシリーズといえば、今をときめく佐藤健、菅田将暉、福士蒼汰、竹内涼真らがブレイクのきっかけをつかんだ、若手俳優の登竜門。ここから朝ドラヒロインの相手役に抜擢されて全国区の人気を得た先輩が多いだけに、犬飼がその系譜を継ぐことになるのか、注目してみてはいかがだろうか。
(文=木村隆志/テレビ・ドラマ解説者、コラムニスト)

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