『サバイバル・ウェディング』女性視聴者の神経逆撫で&セクハラ発言連発が物議か

『サバイバル・ウェディング』女性視聴者の神経逆撫で&セクハラ発言連発が物議か

「gettyimages」より

 今クールの連続テレビドラマ『サバイバル・ウェディング』(日本テレビ系)の第1話が14日、放送された。

 出版社に勤務する週刊誌編集者の黒木さやか(波瑠)は、石橋和也(風間俊介)と結婚するために退職した当日の夜、和也から婚約破棄を言い渡される。突然、仕事もお金もない状況に陥ったことに気づいたさやかは翌日、元上司に復職したいと嘆願すると、なぜか人気女性誌の「riz」編集部で働くことになる。さやかは不思議に思いながらも「riz」編集部に行くと、編集長の宇佐美博人(伊勢谷友介)から、半年以内に結婚しないとクビだと言われ、体当たりで婚活に挑み、その体験リポートを連載として執筆することが復職の条件だと告げられる。

 渋々従うことになったさやかは、和也と復縁したいと明かし、宇佐美から今後2週間は絶対に和也からの連絡に応じてはならないと指示される。さやかは、ありがちなアドバイスに疑問を感じつつ、苦しみながらもその指示を守っていると、なんと和也から会いたいとの連絡が――。

 報告を受けた宇佐美は次の作戦として、和也と会ってから必ず30分で別れて、その直後に“価値の高そうな男”と待ち合わせする場面を和也に見せつけることで男のプライドを刺激し、さやかに興味を持たせるというプランを提示。その待ち合わせ相手の男性役として超人気モデルを手配してやると告げる。

 ついに再会当日、さやかは宇佐美のアドバイスどおりに、公私ともに充実した生活を送っていることをアピールして、さやかが落ち込んでいる姿を期待していた宇佐美の気持ちを逆撫でする。すると宇佐美は、さやかを初デートの思い出の場所であるタイ料理店に行こうと誘う。さやかの気持ちは揺れるが、30分たった時点で「人に会う約束がある」と言い、さらに和也を動揺させる。

 2人は店を出て一旦は別れたが、さやかは宇佐美の忠告を破って和也を引き止めてしまい、和也の気持ちを考えずに強引に結婚を進めてしまったことを謝罪し、気持ちがぐらつく。そこに高級外車に乗った宇佐美が現れ、さやかを乗せて走り去る。

 そして、次の戦略として、もし和也が迫ってきても絶対に体を許してはいけないと言われていたさやかだったが、ある日帰宅すると自宅の前に和也が待っていて、キスをしてしまうところまでが放送された。

●パワハラ・セクハラ発言のオンパレード

 第1話を見た感想としては、宇佐美とさやかの掛け合いも楽しく、半年以内に結婚するというゴールに向かって、あの手この手で男性に作戦を仕掛けていくという心理ゲーム的な要素も面白い。さらに、タッチも軽いのでリラックスして見られるという点もありがたい。

 ただ、いくらフィクションとはいえ、さやかに対する宇佐美の言動は、さすがに行き過ぎだという印象も受ける。

 たとえば、2人の初対面で宇佐美は、次のようにさやかに罵声を浴びせる。

「半年以内に結婚すること。結婚できなきゃクビ」
「三十路で再就職は厳しいだろうなー」
「お前みたいなB級オンナに、『riz』のグルメ担当が務まるか」

 また、和也から会いたいと連絡があったとさやかが宇佐美に報告するシーンでも、こう厳しい言葉を繰り出す。

「なぜ、お前が捨てられたか、特別に教えてやろう。それはな、お前が安いからだ。安いということは、価値が相対的に低いということだ」 
「俺の言うとおりやらなかったら、クビだからな」
「やっぱりお前は、一生独身決定だわ」
「じゃあ、お前の値段は?」

 さらに、さやかが2週間ぶりに和也と会った後、宇佐美は次の作戦を指示しながらこう話す。
 
「あいつは体を求めてくる。大切にされたかったら、体を許すな」

 もし現実に会社で発せられれば大問題となるようなパワハラ・セクハラ発言のオンパレードなのはいうまでもないが、いくらフィクションとはいえ、さすがに女性視聴者の神経を逆撫でしてしまうのではないか。宇佐美が上から目線で放つセクハラ発言の数々に、気分を害した女性視聴者たちが離れてしまわないか、そして物議を醸してしまわないかが、気になる。また、「結婚できない女=ダメ女」という設定自体にも疑問を抱く視聴者も多いだろう。

 いずれにしても、第1話の視聴率がどうなるかが、気になるところである。
(文=米倉奈津子/ライター)

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