《卒アル入手》AV出演、パパ活、ホスト…“紀州のドン・ファン”殺害容疑の妻が堕ちた“自己承認欲求の沼”

《卒アル入手》AV出演、パパ活、ホスト…“紀州のドン・ファン”殺害容疑の妻が堕ちた“自己承認欲求の沼”

紀州のドン・ファンの死後、その妻に注目が集まった ©共同通信

 2018年5月24日、“紀州のドン・ファン”と呼ばれた資産家・野崎幸助氏(当時77)が和歌山県田辺市の自宅で死亡した。55歳年下の妻と2人きりで夕食をとった後、2階の寝室で仰向けになって倒れているのが発見されたのだ。野崎氏の体内からは致死量を超える覚せい剤の成分が検出され、和歌山県警は殺人事件を視野に捜査を続けていた。

 この資産家の謎の死について、連日メディアが報じた。犯人ではないかと疑いの目が向けられたのは妻だ。野崎夫妻は、2017年末に知人の紹介で知り合い、翌18年2月に結婚。事件が起きたのは、そのわずか3カ月後だった。野崎氏は約13億円にのぼる遺産を田辺市に寄付するという遺言を残していたが、妻も遺留分として数億円を相続するのではないかと見られていた。

「状況的に野崎氏に覚せい剤を摂取させることができたのは妻だけでした。しかし妻を逮捕するための決定打がなかなか見つからず、和歌山県警は約3年にわたって捜査を続けてきました。そしてようやく、妻が薬物を入手した状況を突きとめたのです。逮捕は目前だったが、須藤容疑者が近いうちにドバイへの高跳びを目論んでいることが判明し、急遽の逮捕に踏み切ったというわけです」(大手紙社会部記者)

 事態が動いたのは2021年4月28日早朝。東京・品川区内にある高級タワーマンションで野崎氏の元妻、須藤早貴容疑者(25)が逮捕された。夫殺害の罪に問われている美貌の若妻は、これまでどんな人生を歩んできたのだろうか??。

■北海道で育った中学時代「バドミントン部に所属していた」

 須藤容疑者が生まれ育ったのは北の大地・北海道だ。取材班が入手した中学時代の卒業アルバムに写る須藤は、素朴な、どこにでもいる少女だった。前髪が少し長めで、集合写真では後ろの方で控えめに写っている。

「小学生の頃の早貴についてはあまり覚えていないのですが、いつもちょっと古いデザインの服を着ていたので、誰かのおさがりなのかなと思った記憶はあります。中学ではバドミントン部に入部していましたが、活発なタイプというよりも、静かで大人しかった。高校は授業料が安いからという理由で公立高校に進学しました」(小中学校時代の同級生)

 しかし高校入学後は「メイクをし始めてちょっと派手になった」(同前)という。高校の同級生が、当時の須藤容疑者について振り返る。

■同級生が「本当は早貴のこと嫌いなんだよね」

「うちの高校は進学校とかじゃないんですけど、髪型や制服の着方について結構厳しかったんです。でも早貴は怒られない範囲で、いつもメイクをしていました。卒アルを見てもらうとわかると思うんですけど、眉毛とか綺麗に整えてリップもちゃんと塗っていた。特別目立つタイプではありませんでしたが、明るい性格だったのでいじめられたりすることはありませんでした。ジャニーズの亀梨和也くんが好きで、ジャニオタの友達とよく話していたイメージがあります。亀梨くんを追って、地方のコンサートにも足を運んでいたみたいですよ。

 ただ、二面性がある性格っていうんですかね。陰口が多いタイプで、気を許す相手にはお金持ち自慢をすることもありました。だから学年が上がるにつれて『本当は早貴のこと嫌いなんだよね』って敬遠する人もいましたね」

 高校を卒業後、須藤容疑者は興味のあった美容の道へと進む。専門学校時代には容貌がさらに派手になっていった。

「早貴は入学当初から派手なメイクとファッションだったのが印象的です。背が高くてスタイルがいいうえに、赤いハイヒールをはいてくることもあって、目立っていましたよ。授業はちゃんと受けていたんじゃないですかね。学校が主催するコンテストで入賞したこともあります。

 ただ、ある時からちょっと様子がおかしくなってきた。SNSに高級ブランドの鞄や海外旅行の写真をバンバン投稿し始めたんですよ。しかも『早貴がホストにハマってるらしい』という噂も回りました。なぜそんなにお金があるのか、不思議でした」(専門学校の同級生)

■繰り返す“セレブツイート”とAV出演の噂

 2016年には専門学校を卒業し、上京。上京後も須藤容疑者はSNSに“セレブツイート”を繰り返し投稿していた。須藤容疑者の承認欲求はますます増し、成人後に開催された高校の同窓会ではこう嘯いていたという。

「『親が医者で毎月100万円もらっている』とか、預金残高が何千万もあるとか、ずっと金持ち自慢をしていました。だからといって友達におごるとかは絶対しないんですよ(苦笑)。美容師免許は取得していたはずですが、美容師としては働いていなかったと思います。

 そんなこともあって、『早貴がAVに出演している』と地元で噂になったときも納得感がありました。ある男友達が『AVって儲かるの?』って面白半分で早貴に連絡したら、完全に無視されたそうですが……」(同じ高校の別の同級生)

 しかし須藤容疑者の親は医者ではなく会社員だ。週刊文春2018年6月14日号で実母が取材に応じ、「(須藤容疑者の父は)医者ではなくて会社員です。そんなこと言ってたんですか……。(中略)ビットコインと株式投資で『収入はある』と話していました」と答えている。彼女の“財源”は一体何だったのだろうか。

■高級交際クラブでのパパ活「容姿で最高ランク」

「須藤容疑者は2017年前後に、企画女優として複数本のAV作品に出演しています。また、それに加えて2016年冬には都内にある交際クラブに登録し“パパ活”をしていたことも分かっている。須藤容疑者が在籍していたのは、経営者や医者などの高額所得者が会員の高級交際クラブ。女性は容姿などでランク分けされるのですが、須藤容疑者はその交際クラブで最高ランクでした」(前出・大手紙社会部記者)

 同級生らに偽ってまで「金持ちのフリ」をし続けた須藤容疑者。その欲望は止まるところを知らず、急速に肥大していった。2018年2月、資産家である野崎氏と結婚したが、結婚にあたって須藤容疑者が野崎氏に要求したのは「月100万円のお小遣い」。野崎氏が経営していた会社の元従業員が話す。

「彼女は野崎社長が住む和歌山県田辺市にはほとんど寄り付きませんでした。お小遣いの100万円が目当てで結婚したんだと自ら主張するかのようでしたよ。社長もさすがに呆れて、4月頃には、署名と判をした離婚届を用意していました。その後どんな話し合いがあったかは知りませんが、4月半ばから田辺市の社長宅で夫妻が同居をはじめたんです。そして、すぐに事件が起きました」

 野崎氏の葬儀で須藤容疑者は喪主を務めたが、「ずっとスマホをいじっていて、悲しんだ表情を浮かべることもなかった」という。

■夫の死後に“詐欺行為”で従業員らから刑事告訴

「社長が亡くなってからわずか2カ月後の2018年7月30日、早貴さんは社長が経営していた酒類販売会社『アプリコ』の代表取締役に就任しました。しかも正式な手続きを無視して勝手に、です。本来であれば社長に就任するためには、取締役会の決議で臨時株主総会を招集しなければならないのですが、そんな形跡は一切なかった。

 その“不正な状態”で、2018年9月6日には約3800万円を『アプリコ』の口座から彼女自身の口座に振り込んでいるんです。この件は詐欺行為として、田辺警察署に刑事告発状が提出され受理されています。

 2020年2月には野崎姓から旧姓である須藤姓に変えていますからね。社長への哀悼の気持ちがまったく感じられません」(同前)

 逮捕された須藤容疑者は、その日のうちに和歌山県田辺署に移送された。今後の取り調べで何を語るのだろうか。

(「文春オンライン」特集班/Webオリジナル(特集班))

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