タマホーム「風俗店利用推奨」取締役が社長に表彰された!

タマホーム、幹部らへの風俗店利用推奨の取締役・加賀山健次氏を玉木伸弥社長が表彰

記事まとめ

  • タマホーム玉木伸弥社長の紹介として幹部に風俗店利用を推奨していた加賀山健次氏
  • その報道から5日後、優秀社員表彰の通達に加賀山氏の名前が明記されていたという
  • 8月26日開催予定の株主総会では玉木氏を含む役員の報酬総額を2倍にする議案を提案も

タマホーム「風俗店利用推奨」取締役が社長に表彰された!

タマホーム「風俗店利用推奨」取締役が社長に表彰された!

玉木社長(タマホームHPより)

 東証一部上場の大手住宅メーカー・タマホームで、幹部らへの「風俗店利用」を推奨していた取締役が、その件が報道された後、社内で表彰されていたことが「週刊文春」の取材で分かった。タマホーム社員のA氏が語る。

「先日、『優秀社員表彰』の通達が届いて我が目を疑いました。あの加賀山氏の名前があったんです」

 加賀山氏とは取締役を務める加賀山健次氏(48)。同社の幹部間で「社長の紹介」として風俗店利用が推奨されている実態を「週刊文春」は8月5日発売号で詳報したが、加賀山氏はその旗振り役だった。

〈玉木社長より(略)デリバリー店のご紹介を頂きました!〉

〈おすすめオプションは(略)電マとの事です笑笑〉

 LINEグループ〈自己啓発セミナー#GoToデリバリー〉に加賀山氏が投稿した文章の数々だ。幹部30人前後をグループに集め、特定の派遣型風俗店(デリバリーヘルス)の利用を推奨、プレイ内容などの報告を求めていた。

 加賀山氏は前回取材に「あれが仮にパワハラであると捉えられて私に何か処分が科されるのであれば仕方がない」と答えていた。 

 だが今回彼にもたらされたのは処分ではなく吉報だった。社内通達は8月10日付で、玉木伸弥社長(42)らの9日付決裁印が押されている。弊誌が 電子版 で詳細を報じた8月4日から5日後に、玉木氏は加賀山氏の表彰を決めていたことになる。

■東証一部上場企業とは思えない緩み

 社内資料によれば、会社に貢献した「コスト部門」で広告宣伝部が2位に。広告宣伝部長も兼ねる加賀山氏の名前が「所属長」として明記されている。

「個人ではなく部署への賞とはいえ、加賀山氏を今、優秀だと表彰する神経を疑います。今回のことで現場はどれだけ恥ずかしい思いをしているか」(前出・A氏)

 表彰式は9月中旬。加賀山氏には玉木氏から賞状や賞金(10万円)が贈られる予定だ。

 組織のガバナンスに詳しい社会情報大学院大学の北島純・特任教授は一連の問題についてこう語る。

「東証一部上場企業とは思えない緩みに驚きます。風俗店利用推奨は、パワハラ・セクハラの防止やダイバーシティ(多様性)の尊重など、『社会の公器』たる上場企業が守るべき理念を同社が理解していないことを示しています。旗振り役だった取締役をこのタイミングで表彰しては、社員の士気も低下するでしょう。まずは第三者委員会などを設置し、調査すべきだと思います」

 タマホームに質問状を送ったが、回答はなかった。

 そして、8月26日開催予定の株主総会では、玉木氏を含む役員の報酬総額を2倍にする議案が提案され、これまで年間2億2千万円の報酬を得ていた玉木氏の報酬倍増が計画されていたーー。

 8月17日(火)16時配信の「週刊文春 電子版」および8月18日(水)発売の「週刊文春」では、加賀山氏の社内での評判や、展示場への来場予約が減るなどの苦境についても詳しく報じている。

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2021年8月26日号)

関連記事(外部サイト)