「結婚は自分たち2人だけで決めよう」眞子さまの堅いご決心に繋がった“ある出来事”《小室家に共感、金銭問題でも支持》

【眞子さまと小室圭氏の結婚問題】小室氏の“強い性格”は、母ゆずりのものか

記事まとめ

  • 眞子さまと小室圭さんの結婚については、今なお国民の間で様々な議論が巻き起っている
  • 意思を変えず、主張を貫いた小室氏の“強い性格”は、母ゆずりのものだといわれた
  • 小室氏の試験結果は12月半ばまでに発表され、眞子さまは30歳を迎えられている

「結婚は自分たち2人だけで決めよう」眞子さまの堅いご決心に繋がった“ある出来事”《小室家に共感、金銭問題でも支持》

「結婚は自分たち2人だけで決めよう」眞子さまの堅いご決心に繋がった“ある出来事”《小室家に共感、金銭問題でも支持》

ブラジル公式訪問から帰国された眞子さま ©JMPA

眞子さまは関係者に「自分を信じて進んで参りたい」 現状打破のため自ら動き出された“真相”《小室さんの留学成果をご説明》 から続く

 秋篠宮家の長女・眞子さまと小室圭さんのご結婚については、今なお国民のあいだでさまざまな議論が巻き起こっています。「文藝春秋」は秋篠宮家の内実を報じてきました。ジャーナリスト・友納尚子氏による「眞子さま『不滅の愛』」(「文藝春秋」2021年1月号)を特別に全文公開します。(全2回の2回目/ 前編 から続く)

(※年齢、日付などは掲載当時のまま)

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■紀子さまは「小室さんの優しいピアノの音色を聴きながら…」

 上皇上皇后ご夫妻にとって、眞子さまは初孫である。美智子さまも、眞子さまの小さい頃に蚕の世話の仕方を教えるなど可愛がられていた。こうしたことから、両陛下からお祝いのお言葉をいただけるように周囲が急がせたのではないか、ということだった。

 いずれにしても、眞子さまと小室さんの婚約内定が慌ただしく進められたのは、ご本人たちの意思だけではなく、周辺から背中を押されたことも大きかったということだ。

 マスコミは、眞子さまのお相手がどんな男性なのかということに注目した。同じ国際基督教大学(ICU)出身だということはすぐに分かり、徐々に詳細な人物像にまで焦点が当てられるようになった。

 紀子さまは17年11月の会見で、小室さんの人物像について、「小室さんの優しいピアノの音色を聴きながら、私たちは心和むひとときを過ごしました」と語っていた。

 インターナショナルスクールを卒業して英語も堪能。神奈川県藤沢市観光協会の「海の王子」に選ばれたことには賛否が分かれたが、それだけの器量となれば、期待が高まるのも無理はなかった。

 取材合戦が繰り広げられていた同年12月、小室さんの母親が元婚約者との間に400万円の金銭トラブルがあるとスクープされた(「週刊女性」12月26日号)。この報道で小室家のイメージは一転した。

 記事は話題となり、他誌やテレビも追随した。元婚約者は、名前こそ伏せていたが、多くのインタビューに応え、小室家の私生活まで明かすスキャンダル的な記事もあった。世論の底流には、眞子さまの皇籍離脱に伴う一時金が上限の1億5250万円支払われるとみられることへの反発があった。

 宮内庁は慌てふためいた。退位を控えられた両陛下にご心配をおかけしてしまうと語る職員もいた。

 眞子さまもまた、ご自分と婚約したことによって小室家の過去が世間に露呈され、結果的に圭さんや圭さんの母親に迷惑を掛けてしまったのではないかと、心苦しい思いをされていたという。

■眞子さまは「結婚は自分たち2人だけで決めよう」

 翌年2月、宮内庁は「納采の儀」を2年先の2020年に延期することを発表。その時、眞子さまは、ことを急いだことへの反省の言葉を綴られた。

〈色々なことを急ぎ過ぎていたのだと思います。ここで一度、この速度が自分たちに本当に合っているのかを慎重に考えるべきでしたが(略)そのまま前に進むという選択をしてまいりました〉

 急いだことは、自分たち2人の責任として認めていらっしゃるようにも受け取れるが、実態は必ずしもそうではなかったという。

「眞子さまは、内心、『急がされた』と思われていたことも確かです。婚約内定を大人たちの都合に合わせて早めたのに、今度はまた大人たちの都合で延期にされたと複雑な思いを抱かれたといいます。後に、この時に感じた思いから、結婚は周囲の人に押し流されることなく、自分たち2人だけで決めようという堅いご決心に繋がったようでした」(秋篠宮家関係者)

■事前調査不十分の責任を問う声も

 婚約延期が発表されてから、小室さん母子が秋篠宮邸に出入りする姿が確認されるようになった。2人は宮邸での話し合いの場で、「400万円は借金ではなく贈与だ」と言い切ったが、ただ一度だけ、考えられる返済方法について話したことがあった。これに対し秋篠宮は、「それはこちらに相談することではありません」と応じ、2人の態度に不信感を募らせるばかりだったといわれる。

 母親の金銭問題が明るみに出た後、小室さんに向けられる皇室内の視線も変わり、また返済しないことでさらに厳しくなった。そもそも皇族の配偶者にふさわしくなかったという雰囲気が広がり、事前の調査が不十分だと責任を問う声まで上がった。

「実際に小室さんのことを調べようと思えば1日で出来ますが、プライベートなことなので調べていることが秋篠宮ご夫妻にわかってしまったら我々との信頼関係にかかわりますから……」と言い訳する職員もいた。

■小室さんの「強い性格」は母ゆずり

 秋篠宮家と小室家の話し合いは平行線のままで、一時期は小室さんがこれ以上、眞子さまに迷惑をかけてはいけないと身を引こうとした。その後に小室さんは勤めていた日本の弁護士事務所から留学費用を借りて米国のフォーダム大へ留学した。

 翌年の2019年1月、小室さんは借金問題について、騒動から13カ月後にようやく文書を公表。母親が元婚約者から金銭的な支援を受けた経緯を説明し、〈すべて解決済みであることを二人は確認した〉とした。

 婚約を解消したのであれば「金銭的な支援」は返済すべきという意見もあるが、突然理由もなく婚約を解消された母子は、返済義務に当たらないと考えていたようだ。

 宮内庁には連日のように「眞子さまに小室家はふさわしくない」と抗議の電話が鳴るようになったが、小室さんは意思を変えなかった。秋篠宮ご本人から解決を促されても、あくまで「解決済み」と主張を貫く。小室さんの「強い性格」は、母ゆずりのものだといわれた。

 小室さんの母に対する世間のイメージは、決して芳しいものではない。サングラスやアンクレットは派手に映り、記者を避けるために度々、タクシーを使う姿は、金銭的な余裕すら感じられた。とても400万円が返済できない生活ぶりには見えなかった。

 母親をよく知る人物は、「決して贅沢な暮らしはしていないと思います。高齢の父親と2人の生活なので、日常のお世話をしながら菓子店で働くという日々を送っています」と言う。

「ただ婚約が内定してからは、『息子のためにも身なりに気を使わなくてはならないから』とは言っていました」と話す。借金問題について尋ねると、

「彼女にとって、母として真面目に生きてきたということがアイデンティティだといいます。婚約を解消されて本人も深く傷ついた。ようやく立ち直った今頃になって、返せといわれることに難色を示していました。『借金』と言っても合意のうえで支援してもらったものです。たとえ子どもの結婚のためであっても、自分の人生そのものを否定することになりかねない。そんな生き方は、息子にも胸を張れないと考えているようです」

■眞子さまは小室家に共感

 筆者の取材でも、母親の元婚約者は、「食事の後に手を握ろうとしたら振り払われた」と言い、「(母親は)どちらかというと潔癖な方」だと話していた。

 ただ、一人息子である圭さんへの溺愛ぶりは相当なものがあると感じた。これも元婚約者から聞いたエピソードだが、小室さんが学生時代に留学する際、元婚約者が運転する車でドラッグストアに立ち寄ったところ、母親が避妊具を買い与えた。小室さんも元婚約者の前でそれを黙って受け取ったというので、正直驚いた。

 親一人子一人で世間の荒波をかいくぐって来た自負はあるだろう。母親にとって小室さんは何よりの希望であることは事実だ。小室さんもわずか10歳の時に父を亡くし、母親を守りたいという気持ちは人一倍強いにちがいない。眞子さまは、そういう2人に共感なさっただろう。金銭問題についても小室さんを支持している。

 感染者が多いニューヨークでの生活を母親と眞子さまは心配しているというが、小室さんの留学はすでにロースクールの最終年(3年目)に入り、21年5月には修了する予定だ。現在は、修了後の7月に受験するとみられるニューヨーク州の司法試験に向け、大学の授業を対面とオンラインで受けている。試験の結果が12月半ばまでに発表される。眞子さまは30歳を迎えられている。

■眞子さまは逆風が吹き荒れる中を突き進まれてきた

 秋篠宮が会見で「結婚容認」を示された頃、結婚によって皇籍離脱した皇族女子に「皇女」という新たな尊称を贈る新制度案が急浮上した。愛子内親王殿下、眞子さま、佳子内親王殿下、黒田清子さんを対象として、結婚した後も皇室の活動を継続していただき、皇室の負担軽減を目指すという案だ。特例法を制定し、公務員としての手当も支給される。結婚を認められた眞子さまを「第一号」と意識しての新制度であることは明らかだった。創設された場合、眞子さまが結婚した後も皇室の活動を行っていくことになるが、果たしてそのお姿は見られるのだろうか。

 名古屋大学大学院人文学研究科の河西秀哉准教授はこう話す。

「皇族が減ってしまう問題は前々から解決すべき問題でした。しかし女性宮家の創設はハードルが高く、小室さん問題でさらに後退した。今回は、民主党政権時代に議論していた3つの案の中で最も軽いものを採用した感じがします。小室さんに対する逆風や保守派にも配慮ができ、皇室典範を変えなくてもいいから玉虫色。眞子さまの結婚に間に合わせたのでしょうが、継承問題の解決策にはなりません」

 眞子さまと小室さんは、この3年間も逆風が吹き荒れる中を突き進まれてきた。何があってもお2人の堅い意思は揺らぐことはないだろう。

(友納 尚子/文藝春秋 2021年1月号)

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