世襲政治家は“親ガチャ”大当たり…河野太郎パパがとった「親バカすぎる行動」とは?《首相の座は親子三代の悲願》

世襲政治家は“親ガチャ”大当たり…河野太郎パパがとった「親バカすぎる行動」とは?《首相の座は親子三代の悲願》

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 最近“親ガチャ”という言葉が話題です。

 子供は親を選べない。それをランダム形式でおもちゃを購入する「ガチャガチャ」に例えたことばです。

 親ガチャと聞いて思い出すのが政治の世界だ。2世・3世の世襲議員は当たり前。親ガチャどころかファミリーガチャで大当たりしている先生方がたくさん。最近ではこんな報道がありました。

『河野太郎ワクチン相 “ファミリー企業”から6700万円の献金を受けていた』 (文春オンライン?9月21日)

 河野氏の政治団体が、父・河野洋平が大株主で、弟・河野二郎が社長を務める「日本端子」から、少なくとも6700万円の献金を受け取っていることが文春の調査でわかった。選挙前にファミリー企業がバックアップしてくれるなんて恵まれている。他の議員からすれば「いいなぁ、親ガチャ」だろう。

■親バカ・河野パパが「参院のドン」訪問

 河野氏と言えばこんな微笑ましいニュースも。

『父親として居ても立ってもいられず…悲願成就へ河野洋平氏、かつての「参院のドン」訪問』(読売新聞オンライン9月16日)

 河野家にとって首相の座は父の河野洋平(84)、祖父の河野一郎(故人)と、河野家3代にわたる悲願らしい。河野パパは青木幹雄氏の事務所を訪れた。青木氏はかつて「参院のドン」と呼ばれ、今も参院竹下派に影響力を残す。

《洋平氏は太郎氏の支持拡大に協力を求めたとみられる。周辺は「父親として居ても立ってもいられないようだ」と解説する。》(読売・同)

 ここまでくると親ガチャだけでなく親バカが加わる。至れり尽くせり。世襲政治家であることを否定し続けてきた河野太郎は見事な親ガチャ政治家だった。河野氏の総裁選キャッチコピーは「自民党を変え、政治を変える」。しかし「口では改革派のイメージを掲げても、中身は古い自民党そのもの」(週刊文春9 月30日号)。文春のいじわる。

 さて親ガチャ、ファミリーガチャと言えば興味深い案件がもう一つあった。

 9月25日の新聞のいくつかを見てみよう。

『デジタル庁、平井氏同席 接待3回、次官処分』(大分合同新聞)

『デジタル庁 接待で次官級処分 一部に平井氏同席』(西日本新聞)

『デジタル庁 次官級を懲戒処分 平井担当相も接待同席』(京都新聞)

『デジ庁「答えられない」 携帯で幹部処分「透明」看板倒れ』(沖縄タイムス)

 発足から1カ月弱で不祥事が発覚したデジタル庁。幹部が事業者から3回にわたって計約12万円の接待を受け国家公務員倫理規程に違反していた。ご覧のように各紙は一面や政治面で大きく報じた。

 では、平井卓也デジタル大臣の地元である香川県の「四国新聞」はどうだったか。地元紙だからさぞかし大きく報じたことだろう。ところが見つからない、あれ……?

■平井卓也も「ファミリーガチャ」大当たり

 ようやく2面のいちばん下にあった。

「接待でデジ庁次官級処分」(9月25日)

 ベタ記事で小さくて目立たない。こっそりとした感じ。地元紙なのにこれは一体どういうことなのだろう。

 思い出した! 平井卓也先生にとって四国新聞はただの地元紙ではなかった。弟が四国新聞の社長を務めていて社主は母親。つまり平井一族のオーナー経営だったのである。親ガチャ、ファミリーガチャ大当たりがここにも。

 そういえば平井氏が東京五輪・パラリンピック向けアプリの請負先であるNECを「脅しておいた方がよい」と発言した音声が問題になったことがあった。

 あのときも四国新聞は小っちゃく伝え(6月5日)、むしろ「税金の無駄なくすための発言」という平井先生の言葉を見出しにしていた。そして今回の不祥事もベタ記事で処理。河野太郎に負けないくらいのファミリー企業のやさしさである。

 それだけではない。デジタル庁といえば、

『平井デジタル相が出席の会議、音声データ保存せず 私文書扱いに』(毎日新聞WEB9月16日)

 という驚きのニュースがあった。内閣官房IT総合戦略室(IT室、現デジタル庁)の幹部とオンラインで開いた定例会議の音声データについて、公文書扱いせず、多くを保存していなかった。このあとの報道でNECを「脅しておいた方がよい」と発言した回以外の音声データがすべて廃棄されていたことが判明(朝日新聞9月18日)。

 なんというアナログ。平井大臣が廃棄は恣意的なものではないと言えば言うほど「アナログ庁」の臭いがプンプンする。

 そして驚くべき事実を発見してしまった。四国新聞はこの『音声データ廃棄』を紙面で一切報じていないのである(9月27日現在)。衝撃だ。ファミリー企業ってやさしいなぁ。

 その代わりに四国新聞はデジタル庁が発足した翌日は一面トップで華々しく報じていた。

『デジタル庁発足 行政オンライン化推進 生活利便性向上に期待』(9月2日)。

 その左にはデカデカと「初代デジタル相就任 平井卓也氏に聞く」とある。にっこり笑った平井先生は「国民目線で改革 透明、公正、迅速に」と語る。平井卓也氏に聞くというか、社長のお兄様に伺っているのだが。

 これを香川県民の慶事であるかのごとく大きく一面に載せていた。ファミリー企業って本当にやさしいなぁ。

■やさしいファミリー企業の「忖度」

 一面と言えば、他の新聞がデジタル庁の音声データ廃棄問題を報じている頃、四国新聞は「始動 デジタル庁 識者からのメッセージ」という読み物を一面に載せていた。

 そこで平井氏のNEC恫喝発言に関し、経済ジャーナリスト・須田慎一郎氏の「この会議のやりとりの一部音声が平井大臣に不利な形で切り取られ、一部メディアに流出し、大臣に批判が集中することになった。悪意を持って音声を流出させた側の狙いが、既得権益に手を突っ込んできた大臣を失脚させることにあったのは間違いない」という言葉を載せていた。

 つまりオリパラアプリの既得権益と戦っていたのは平井先生その人である、という見解を四国新聞は一面に大きく載せていたのだ。

 ファミリー企業ってつくづくやさしいなぁ。

 では音声データ廃棄問題についてはどう擁護するのでしょうか。それとも紙面ではこのまま載せないつもりなのか。それは香川県民の利益になるのでしょうか?

 ?四国新聞の親ガチャ、ファミリーガチャにも程がありませんか。

(プチ鹿島)

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