年間260泊する私が選んだ「本当によかったホテル&旅館50」――2018年1月〜4月編

年間260泊する私が選んだ「本当によかったホテル&旅館50」――2018年1月〜4月編

デスク兼テーブル(ベストウェスタン レンブラントホテル東京町田)

 様々なスタイルのホテルが誕生している。シティホテル/ビジネスホテルというカテゴライズはよく知られているが、その境界は薄まりつつある。ビジネスホテルなのにシティホテルのような広い客室や質の高いグルメを提供する施設もあれば、逆にシティホテルがビジネスホテル化するようなケースもみられる。(シティホテル/ビジネスホテルの違いは宿泊主体かフルサービスか)。

 また、レジャーホテル(ラブホテル)の一般ホテル化にも注目だ。現に一般の宿泊予約サイトにもレジャーホテルが掲載されるようになっている(レジャーホテルの定義等については『 ホテルはいま、「ラブ」ではなく「レジャー」の時代 』参照)。

 多様化する現代のホテル。日々ホテルへチェックインすることが仕事である評論家としてもセレクトに迷うことが多い。2018年は約260泊した。ラグジュアリーからビジネス、カプセルホテルにレジャーホテルなど多様で、取材やテレビのロケで訪れたケース、プライベートで行ったホテルなどさまざまである。その中から、特に印象に残ったホテルを50軒選んだ。「1月〜4月編」、「 5月〜8月編 」、「 9月〜12月編 」と3回に分けて紹介する。では1月から始めてみよう。

■01月04日(木)ベストウェスタン レンブラントホテル東京町田

 町田では貴重なフルサービス型のホテル。会議やバンケット、ウェディングなど様々な用途でも多く利用されるコミュニティ機能の高さにも注目だ。クオリティの高い和食や中国料理のダイニング、朝食ブッフェから、ランチ、ティータイム、ディナーまで料飲施設も充実している。宿泊した客室はシングルユース向けの客室で17平方メートルと余裕のある広さ。大きな窓からのパノラマも印象的。デスク兼テーブルのポジション、肘掛けのないチェアも個人的には好み。

■01月10日(水)ホテルバリアン 新宿アイランド店

 歌舞伎町のレジャーホテル街にある複合型ホテル。オープンフロントが印象的なロビーには、無料のドリンクバーにアメニティバーなどお得感満点だ。こちらも無料で使える屋上ガーデン&足湯が極楽。充実の設備とサービスに驚く。宿泊した客室にはマッサージチェアに岩盤浴まで。テレビ画面でセレクトするインルームダイニングは、フードとドリンク合わせて100種類以上ものメニュー。おすすめは本格的なアジア料理とアジアのビールだ。

■01月17日(水)新宿プリンスホテル

 歌舞伎町のランドマークともいえるホテル。2Fが西武新宿駅でカフェには時刻表のモニターもある。リニューアルが進んでいるホテルで快適に過ごすことができる。飲食には困らない街だがあえてホテルのダイニングも一興。最上階25階の「和風ダイニング&バーFUGA(風雅)」初体験。歌舞伎町の喧噪から隔離されつつ、窓の外には西新宿ビル群に上から望む「思い出横町」。そして歌舞伎町を見下ろすロケーションにはワクワク・ドキドキ感がある。

■02月14日(水)クインテッサホテル大阪ベイ

 ホテル・ラ・レゾン大阪からリブランドされたハイクラスホテルで、大阪ベイエリアに立地。客室面積の広さはもとより、内装や調度品の質も高い。ビジネスホテルならばベッドの上に広げざるを得ない105リットルのスーツケースを余裕で広げられる広々スペースは嬉しい。ホテル内での食事もオススメだが、駅から直結する複合施設へ隣接しているので食事の選択肢が多いのも嬉しい。朝食のメニュー数はなんと約80種類という充実ぶりだ。

■02月17日(土)三交イン伊勢市駅前

 東海地区で知られる「三交イン」。注目の新しいブランドだ。こちらは2016年11月開業の新しいホテルで、伊勢市駅から徒歩2分とアクセス至便。客室は和テイストをベースとしたハイセンスな空間。ベッドはワイドサイズで羽毛布団が用いられており、ロビーのまくらBARでお気に入りの枕をセレクトすれば快眠への期待度もアップ。大浴場「光明石温泉四季乃湯」も旅の疲れを癒やせる嬉しい施設だ。

■02月20日(火)ホテルインターゲート京都 四条新町

 グランビスタ ホテル&リゾートの新ブランドホテル。京都をコンセプトにするご当地フィーチャーホテルは非常に多いが、四条新町エリアの奥深さ感じるこちらのホテルは新たな発見だ。感心したのが利用者目線のカードキーホルダー。チェックアウト時刻から朝食時間等各種時刻案内、ラウンジ案内からWi-Fiパスワードまで諸々ステイに必要な大量の情報が記載されている。

■02月22日(木)グランドプリンスホテル京都

 リニューアルによりさらに快適になったホテル。特筆すべき居心地の良さ。また、新設されたロイヤルラウンジは秀逸だ。17時〜21時と長めのカクテルアワーにはなんと京漬物も提供(お茶漬けも楽しめる)。市街からは離れているので、ホテル内のディナーがおすすめだ。「メインダイニングいと桜」は、店名から和食を想起するが、進化系フレンチが愉しめるダイニング。

■02月27日(火)グランパークホテル パネックス八戸

 本八戸駅が最寄りのホテル。八戸市は、八戸駅よりも本八戸駅方面が繁華街なので周囲は賑やか。邸宅のようなエントランスを入ると煌びやかなシャンデリア。宿泊主体型ホテルにして、幻想的な雰囲気のロビーは印象深い。客室もデザイン性が高くデザイナーズホテルと呼ぶこともできるだろう。存在感のあるベッドはマットレスのクオリティが高く気持ち良い。朝食会場は爽やかで明るい。料理のレベルもかなり高い。

■03月01日(木)休養村とうぶ

 東京都大田区の保養宿泊施設という公共の宿。大田区民は特別価格で宿泊できるが、一般の人も泊まれる。ホテル別棟は個性的。敷地内に移築した古民家で一棟を貸し切ることができる。キッチンがあるので自炊ができ囲炉裏の火も囲める。12.5畳が4室と広々しており床暖房も完備。それぞれの部屋はふすまで仕切れるのでプライベートも守られる。1棟3万円(一般/10人までの料金/区民以外)と、家族や友人・グループでお得に楽しむことができる。

■03月06日(火)ヒルトン小田原リゾート&スパ

 東京から至近のリゾートホテルにも注目している。何かあってもすぐに東京へ戻れる安心感も魅力だ。小田原の地に圧巻の規模を誇るホテルで眺望抜群。宿泊したのはゆったり落ち着く和洋室で、デイベットの下部にコンセントがあるなど使い勝手が良い。プールからフィットネス、天然温泉大浴場といった充実のスパ施設は宿泊者無料。評価の高いディナーブッフェのおすすめメニューの一つは、箱根山麓豚のカツ丼。

■03月11日(日)コルディオプール&ヴィラズ 済井出

 沖縄自動車道を許田まで行き、さらにに北上した屋我地島にあるコンドミニアム。全棟プライベートプール付きで、プールサイドにはパラソルとチェア、ダイニングテーブルがあり、ディナーはプライベートバーベキューを楽しめる。宿泊したヴィラの間取りは3LDK。調理器具完備のキッチンにリビング、ダイニング、バスルーム。寝室は洋室2室、和室1室で112平米という贅沢さ。8人まで宿泊でき、トップシーズンでもリーズナブルなのは魅力。

■03月12日(月)カフー?リゾート フチャク コンド・ホテル

 ザ・リゾートホテルというべき素晴らしいホテル。広々バルコニーからはもちろん海を一望。何よりも感心したのが清掃だ。ハウスキーパーを自社雇用していると聞いて納得。ハイレベルなベッドメイクは感動的ですらある。わかりやすい照明スイッチの表記にも感心。リゾートホテルステイの愉しみであるディナー、おすすめのダイニングは「Wine&DiningTheOrange」。シェフの気遣い溢れる一皿一皿には五感に訴えるストーリーがある。

■03月13日(火)別府温泉 竹と椿のお宿 花べっぷ

 久々の旅館ステイは別府。女性目線の気遣い溢れる人気の宿へ。ホテルライクな快適さと旅館の温かさが同居し、レトロな懐かしさも感じつつモダンで新しい空間が新鮮。大分といえば竹工芸が有名だが、エントランスからロビーには1万本以上の竹ひごを用いた圧巻のパーテーションが。夕食で提供された別府の後藤豆腐店の豆腐が旨い。料理長手作りのポン酢も絶品。ご飯の美味しい朝食といい、料理は旅館ステイの要だとしみじみ思う。

■03月15日(木)グランド ハイアット 福岡

 福岡を代表する外資系ラグジュアリーホテル。開業20周年に当たる節目の2016年、客室の改装が為され生まれ変わった。東洋と西洋の融合美が印象的。自宅にいるようなくつろぎを踏襲しつつレジデンス感ある高いデザイン性もあり、快適なホテルステイが実現できる。客室はグランドクラブがおすすめ。専用ラウンジの利用、専属コンシェルジュによる各種サービス、フィットネスクラブ利用など数々の特典がありワンランク上のステイが楽しめる。

■04月03日(火)荻原館

 千曲川に沿うように温泉地が開ける戸倉上山田温泉は信州の人気温泉地。ほのかな硫黄の香りと立ち並ぶ旅館やホテル、まさに温泉街の情緒溢れる光景だ。温泉街の中心部にあるこぢんまりとしたおもてなしの宿。大浴場は湯量も豊富で源泉掛け流し、泉質の高さを実感し心底癒される。何よりも感心するのは部屋出しの夕食。地産食材を積極的に採用した一品一品は、提供方法や見せ方なども含め創意工夫がみられる。旅館の朝食も最高な信州の朝。

■04月09日(月)アートホテル大阪ベイタワー

 マイステイズへのリブランドでガラッと雰囲気が変わった“大阪一の夜景”と評判のホテル。弁天町駅の利便性を享受できる複合施設にあるホテルだ。シティサイドビューは、阪神高速と林立するビル群が美しく望める。ベイサイドビューは淡路島から明石海峡大橋、ユニバーサルシティまでと奥行きがある。最上階51階の「SKY BUFFET 51」、以前はモーニングとランチのみだったが、夜景ディナーブッフェも愉しめるようになった。

■04月10日(火)豪華カプセルホテル 安心お宿プレミア京都四条烏丸店

 東京で大人気のカプセルホテルが満を持して京都へ出店した。何より女性専用エリアが設けられたこと、大浴場にドライサウナと水風呂も配されたことは、個人的安心お宿ビッグニュースでもある。常識を覆す仕掛けの数々には、安心お宿のエッセンスがギッシリ詰まっている。まるで寝台車コンパートメントのような“ユニットスペース”も誕生し話題に。タイムチャージカフェ・ウブドでは朝食に注目。朝カレー&焼きたてパンが楽しめる。これも無料だ。

※「 5月〜8月編 」「 9月〜12月編 」もお楽しみください。

※記載の情報は滞在時点でのものであり、最新情報等については施設の公式サイトなどでご確認ください。

(瀧澤 信秋)

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