「19歳で上京し、カッコつけたくて吸った」…薬物逮捕のプロゲーマー「ねこくん!」21歳の収入

「19歳で上京し、カッコつけたくて吸った」…薬物逮捕のプロゲーマー「ねこくん!」21歳の収入

新宿・歌舞伎町 ©iStock.com

 警視庁池袋署は4月11日、大麻取締法違反容疑で自称自営業、西川雄大(ゆうだい)容疑者(21)を再逮捕した。界隈では「ねこくん!」なる芸名のプロゲーマーとして名を馳せていた人物だ。

 警視庁担当記者が言う。

「発端は3月11日、西川の友人が都内で酔っ払って警察に保護されたことでした。友人が持っていた鞄から少量のコカインが見つかったのですが、この鞄が西川から預かっていたものと判明。池袋署はその8日後、西川をコカインの所持容疑で逮捕。さらに逮捕時に持っていた別の鞄からは大麻も見つかり、今回の再逮捕となりました」

 滋賀県出身で身長183センチの西川。中学時代は強豪のバスケ部に所属し、恋人もいたという。他方で、部活の合間に始めたゲームの世界にのめりこんでいく。時間の融通が利く通信制高校に進学し、「フォートナイト」というバトルロイヤルゲームでは世界一の勝率を記録。自身がオーナーのeスポーツチーム「Mister Clan」を立ち上げ、昨秋にはゲーム専用PCブランドのスポンサー契約も手にしていた。

「フォートナイトの魅力を発信する伝道者として、特に子どもたちから人気を集めていました。YouTubeチャンネル登録者は約90万人。動画配信の収入に加え、ゲームの大会でも2万ドルの賞金を獲得したりして、年収は1000万円単位と見られます」(同前)

■「カッコつけたくて吸った」入手経路は?

 過去の動画で「マジで何も悪いことやっていないからね。『ねこくん! マジでやばいやつ』みたいなのやめて下さいね」と語っていた西川だが、「やばい」ことをしていたわけだ。

「警察の調べには『19歳で上京し、カッコつけたくて吸った。ゲーム中は大麻を吸うとぼーっとして下手になるため、吸わないようにしていた』などと供述している。入手経路については『歌舞伎町の黒人の売人から2年半前に購入した』と供述。売人から路上で買える量はしれているから、事実なら常習性は高くない。ただ、逆に言えば、それほど簡単に大麻が入手できるということだ」(捜査関係者)

 警察庁の統計によれば、2021年の大麻の検挙人数は20年に続いて過去最多を更新する5482人に及ぶ。大半が西川のような30歳未満の若年層。目につくのは、数年前から暴力団関係者が占める割合が減り始め、いまや検挙者の9割近くが、「ねこくん!」のような“素人”になったことだ。

「欧米では危険ドラッグが違法化された反面、大麻解禁が進み、愛好者が激増した。日本でも同様に、大麻へのハードルがかなり低くなっている」(同前)

 猫も杓子も大麻――。

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2022年4月28日号)

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