段ボールでオーブンが出来る!キャンプシーズンの「“楽しい”に差がつくBBQオーブンメニュー4選」

段ボールでオーブンが出来る!キャンプシーズンの「“楽しい”に差がつくBBQオーブンメニュー4選」

段ボールでもオーブンが出来る!BBQがもう一段楽しくなるDIY&レシピとは

 段ボール箱を使って、キャンプサイトで使用できる簡易オーブンを作ることができると聞くと、どう思うだろう? 

「紙なんて、あっという間に燃えるんじゃないの?」
「そんなオーブンなんかで、火が通るわけないよ!」

 しかしご安心を。実は紙の発火温度は250〜450度(新聞紙で290度)と意外に高く、高温度下でも簡単に燃え出したりはしない。そして紙でできたオーブンでも、ビックリするほど本格的なオーブンメニューが調理可能なのだ。

「焚き火道具&周辺ギアDIY」を探求するワタクシ阪口が、オススメレシピとともに、段ボールオーブンDIYの極意を紹介しよう!!

■まずは段ボール箱でオーブンを作ろう!

 段ボール箱オーブンの作り方は超簡単。用意するものは以下の通り。

〈段ボール箱(今回は43cm×32cm×25cm)アルミホイルBBQ網(段ボール箱に入る大きさ)鉄丸棒 2本ガムテープ・アルミテープ工作ノリ(でんぷんノリがおすすめ)アルミ製の鍋レンガ〉

 材料が揃ったら、工作の開始! まず、一度広げた段ボール箱の内側全面に、アルミホイルを貼り付ける。中に食品を入れて高温で加熱するので、使用する接着剤はデンプンでできた工作ノリをおススメしたい。アルミホイルは破れやすいので、端部をアルミテープで補強すればより安心だ。

 次に貼り付けたアルミホイルが破れないよう注意しながら、箱の形に組み立てる。外側には通常のガムテープを使っても大丈夫。

 箱型に戻したら、両側面の2/3くらいの高さのところに穴を2個ずつ開け、鉄丸棒を差し込んで網を乗せて棚を作ろう。これでオーブン本体の完成だ。

■段ボールオーブン、熱源は…?

 段ボールオーブンの熱源は炭火を使う。段ボール箱の底にレンガを設置して熱々の炭火を入れた鍋を置き、段ボールでフタをして10分も予熱すれば庫内温度は180度程度にまで上昇する。

 アルミホイルが中の熱を反射し、段ボールの厚みの中の中空構造が熱を蓄えてくれる。魔法瓶の水筒に入れた熱いお茶が、いつまでも冷めないのと原理は同じだ。この構造のおかげで、箱内は家庭用の電気オーブンと比べても遜色はない温度に達する。ただし、炭火が段ボールに触れるとさすがに焼けてしまうので、この点には十分に注意が必要だ。

 ここまで見て、「段ボールにアルミホイル……そんな装備で大丈夫なの?」と思われるかもしれない。でも大丈夫、問題ない。ご覧の通り、市販のピッツァがキャンプ場で簡単に調理可能。チーズはトロトロで、パイ生地はカリッと焼けている! アイデア次第で色々な食材をオーブン調理できるので、ぜひ楽しんで欲しい!

■粉から手作り! 熱々ふっくらオリジナルピッツァ

 ということで、ここからは段ボールオーブンを使った「激ウマ簡単キャンプ飯」のレシピを紹介していこう。まずは「ド定番」のピッツァから! せっかく工作した段ボールオーブンなんだから、ピッツァも粉から手作りしてみよう

〈●生地の材料強力粉:200g薄力粉:50gドライイースト:6g   砂糖:小さじ2塩:小さじ1/2オリーブ油:大さじ1水:150cc

●トッピングピザ用ソース:お好みでピザ用チーズ:お好みでこの他にソーセージやベーコン、野菜など、好みのトッピング〉

 材料を揃えたら、さっそく混ぜ合わせて捏ねていこう。小麦粉を手捏ねするなんて難しく思うかもしれないが、実はとっても簡単。配合だって少々間違えても問題なし。しかもキャンプサイトなら、ワイワイやって粉が飛び散っても気にならないしね!

〈1 ボウルに塩以外の生地の材料を入れて混ぜ合わす。2 ボウルに塩を加え、強くこねる。3 生地を3等分にしてラップで包み、常温で30分ほど発酵。この間に炭火で段ボールオーブンを予熱する。4 鉄皿にオーブンシートを敷き生地をのせ、丸く伸ばす。5 ピザソースを塗り、好みのトッピングやチーズをのせよう。6 鉄皿ごと段ボールオーブンに入れ、10分程度焼いて完成だ。〉

■段ボールオーブンでここまでできる! 豪華ローストビーフ

 次はキャンプ飯の“メイン”をはれるローストビーフに挑戦! デッカイブロック肉を買ったら、ぜひ挑戦してみよう。段ボールで豪華肉料理ができるなんて、ワクワクするよね!?

〈●材料牛モモ肉ブロック:400〜500g塩:小さじ2 胡椒:適量〉

 作り方はピッツァよりも簡単! フライパンでお肉全体に焦げ目をつけたら、段ボールオーブンに突っ込むだけだ。焼き過ぎ注意で、ローズピンクの美しい切り口を目指そう!!

〈1 常温にもどした牛肉に塩と胡椒をすりこみ、熱々のフライパンで全面を焼く。2 牛肉の全体に焼き目がついたら、フライパンごと予熱したオーブンの中に入れる。3 段ボールオーブンのフタを閉じ、15〜30分焼く。4 時間が来たらオーブンから取り出し、10分ほど休ませて完成。〉

 焼きたて熱々をカットすると、美味しい肉汁が全部流れ出るので注意! 10分ほど休ませてからナイフを入れること。好みのソースで食べてほしいが、個人的にオススメはワサビ醤油にレモンを絞った和風ソース。美味しくて何枚でも食べられ、ビールやワインとの相性も抜群だ。

■すぐに食べたい時の超特急メニュー! 簡単手抜きなカレーグラタン

 予熱されたオーブンがあれば、小腹が空いた時の超特急メニューがあっという間に調理できるのがこちら。

〈●材料レトルトカレー:1袋フランスパン:1/4ソーセージ:2本スライスチーズ:1枚〉

 フランスパンを冷やご飯にすれば、カレードリアに変更も可能。子どものおやつから、大人の宴会後のシメまで、手抜きだけどみんなが喜ぶ簡単メニューだ。

〈1 フランスパンとソーセージを一口大に切る。2 耐熱皿にカレー、パン、ソーセージを入れチーズをちぎってちらす。3 余熱したオーブンに入れて、15分加熱したら完成。〉

 熱々にトロけたチーズと香ばしく焼けたカレーがとても美味しいので、ぜひ試してほしい!

■食後のスイーツもバッチリ! もっちりパイナップルケーキ

 段ボールオーブンはスイーツだって焼くことができる。今回はパイナップルケーキに挑戦してみよう。

〈●生地の材料ホットケーキミックス:200g卵:2個牛乳:大さじ2バター(溶かす):40gパイナップル缶のシロップ:大さじ2 

●トッピングパイナップル缶:1個〉

 ホットケーキミックスを使えば失敗はない。炭火で下から加熱されるだけに見える段ボールオーブンだが、アルミホイルの熱反射のおかげで、ケーキ上面にもしっかり焼き目がつく。ただし生地は想像以上に大きく膨らむので、欲張って型紙へ入れすぎないように!

〈1 ボウルに生地の材料を入れてよく混ぜる。2 100円ショップで買えるパウンドケーキ型に生地を入れる。3 予熱したオーブンに入れ、30分程度焼く。4 ふっくら焼き上がったら完成!〉

 より甘くしたいときは、加えるシロップの量を増やそう。アウトドアで思いっきり遊んだあとの甘い甘いデザートは、とっても美味しいのだ!

■注意!これには気をつけよう!

 冒頭で触れたように、段ボールオーブンの庫内温度は180度程度まで上昇するが、紙の発火温度は250〜450度(新聞紙で290度)なので簡単に燃え出したりしない。ただし食材の脂が炭火にこぼれたり、高熱の木炭が直接段ボールに触れると火が出るので、目を離さないようにしよう。

 特に突風に気をつけること。段ボールオーブンは軽いので風に弱い。強風の中では使用しないのはもちろん、無風の時も重石となるレンガを箱の底に置き、不意の転倒など起きないようにしておこう。非常用の水バケツも近くにあると安心だ。

 後始末については、オーブン調理が終わったら、炭火は箱からすぐに出し、火消し壺などを利用して消火すること。そして段ボールオーブンは何回も繰り返し使うと劣化し燃えやすくなるので、1日楽しく使ったらそこで処分してしまおう。

 炭火の扱いに意外と慣れていない人も多いはず。楽しいキャンプで事故が起きないよう、気をつけて楽しもう。

(阪口 克)

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