「義務教育ってムダじゃないですか?」中学生で月収1000万円、家は58階建てタワマン最上階《17歳YouTuberを直撃》――2021年BEST5

「義務教育ってムダじゃないですか?」中学生で月収1000万円、家は58階建てタワマン最上階《17歳YouTuberを直撃》――2021年BEST5

キメラゴンさん ?文藝春秋/撮影・宮崎慎之輔

2021年(1月〜12月)、文春オンラインで反響の大きかった記事ベスト5を発表します。ビジネス部門の第3位は、こちら!(初公開日 2021年6月30日)。

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 中学3年生で月収1000万円を稼いだYouTuber・SNSマーケターのキメラゴンさん(17)。2021年1月には「不登校中学生だった僕の月収8桁の稼ぎ方」(KADOKAWA)を刊行し、ツイッターのフォロワー数は6万4000人を超える。現在はN高に通う高校1年生。一時は、自ら稼いだお金で勝どきのタワーマンションを借りていたという。

 若い起業家、ビジネス系YouTuberの中でも一際目を引く存在であり、現在も月に200〜300万円を稼ぐ現役高校生はどんな生活をしているのか。

■月収1000万円へ到達したサイクルとは?

――月収1000万円というのが話題になりましたが、どんな仕事をされているんですか。

キメラゴン インフルエンサーを目指したりとSNSの発信力を高めたい社会人向けのコンサルティングや、SNSマーケティングの手法をテキストでまとめた教材の販売で稼いでます。

 1月あたりの収入が1100万を超えたのは中学3年生の冬で当時の内訳は有料noteの販売が1000万円で大半を占めて、残りの100万は中学生向けの講演料など。中3の夏にnoteの有料販売をはじめて、初月が5万、そこから10万、15万、350万、1100万と伸びました。2カ月目に僕のことがハーバー・ビジネス・オンラインで取り上げられ、Yahoo!ニュースに転載されてバズってnoteに人が流入し、それがまた話題になって……というサイクルになって1000万円を超えました。

 現在の平均は月に200〜300万ぐらい。今はnoteの販売はしていませんが、個人コンサルで200万稼ぐ月もあれば、教材を売る額が多い月もあるので、収入の内訳は月ごとに変わります。

■「うーん何に使ったんだろう」

――1000万円は大金ですが、何に使っているんですか。

キメラゴン それが覚えてないんですよね。貯金はそれほど貯まっていないので使っているとは思うんですが…(笑)。「CULLNI」というブランドの洋服が好きでよく買っていますが、2〜3万円ぐらいのものを年に15点くらいですし。仕事用のMacBookは40万円くらい。あとはLINEマンガに1年で30万円以上払いましたけど、これも1月あたりで言えば大した額ではないですよね。うーん何に使ったんだろう。仕事以外に趣味がないんですよね。

――タワーマンションの家賃は自分で払っているんですか?

キメラゴン もちろん自分で払ってましたけど、すぐ飽きて先月引っ越しました(笑)。勝どきの58階建てのタワマンの最上階で、家賃は55万円でした。昨年9月に引っ越して、最初は達成感もあったし、仕事の先輩を呼んだりすると喜ばれはしましたけど、僕は新宿で遊ぶことが多いのでアクセスも悪く割に合わないな、と思って。

 知り合いの飲食店経営の社長さんが紹介してくれて敷金礼金がかからなかったのと、タワマンに住む前は彼女と一緒に住んでいたので、実家を出たい気持ちもありました。結局、タワマンは友達と3人暮らしになったんですけど誰も掃除をしないしぐちゃぐちゃでした。まぁいい経験にはなりました。

■自営業の父親と働く母親の反応は…

――ビジネスをすることやマンションへの引っ越しについて両親はどんな反応でしたか?

キメラゴン 40代後半の父親は皮製品のお店を経営している自営業で、母親は無添加調味料、無添加食材の販売をしています。お金を稼ぐことは最初から反対されませんでしたけど、高校や大学へは普通に通ってほしかったみたいですね。特に母親は真面目なので反対していましたが、40代の母が意地でも部屋にこもろうとする15歳の息子を連れ出すのは物理的に不可能。それを1週間ぐらい続けていたら折れてくれました。今は応援してくれて経理関係の仕事もやってくれています。父も「YouTubeもっと更新した方がいいんじゃないの?」とかアドバイスをくれますね。

――「自分でお金を稼ごう」と思ったきっかけは何だったんでしょう。

キメラゴン 出勤するサラリーマンの姿を見て、明るい人が1人もいないな、こういう風にはなりたくないな、と思ったんです。だから自分で仕事を創ろうと思いました。僕は学校の勉強はできませんでしたけど、SNSの仕事は年齢が関係ないのはわかっていたので、スタートダッシュを早く決めるのが正解だと思ったんです。

 大学に行く人たちより早く経験値を積めば有利だし、失敗をする時間の余裕もできる。「不登校中学生が起業」なんて絶対取材もくるし、注目されるに決まってるから美味しいじゃないですか。それで中学3年生の夏休みが終わってから不登校になることを決めて、仕事を始めました。

■5段階評価で社会が「3」で、他は全部「2」

――不登校を決める前はどんな中学生だったんですか?

キメラゴン 中学校で仲が良い友達は不良っぽい子が多かったです。とは言っても、掃除をやらないとか合唱コンクールの練習さぼるとか可愛いレベルですけどね。学校は地元の普通の公立中学校でした。

 授業中はほとんど寝てましたね。歴史の授業は好きだったので真面目にノートをとったりしてましたけど、授業態度が悪かったのもあって成績はひどかった(笑)。5段階評価で社会が3で、他は全部2。義務教育って必要だとは思うんですけど、美術の授業とかはずっと消しゴムのカスを練ってましたね。学校では突き抜けるところまで習得できないので、無駄じゃないですか?

――中学時代に部活に入ってたり好きだったことってありますか?

キメラゴン 中1の春からドラクエXにハマってて、たぶんあれが人生で一番頑張ったことですね。ゲーム内で金を稼ぎまくるのが楽しくて、お金に興味を持ったきっかけもドラクエかもしれません。小学生の頃は公文に通ったり空手を習ったり、母が教えていた社交ダンスをかじったり、習い事が多かったですね。

 中学では友達と一緒に野球部に入ったんですけど、自分が3カ月で転校することになったので辞めて、新しい学校では卓球部に半年いました。卓球部では地味な人が多くて、シンプルにつまらなかったですね。「俺たちは頑張っているのにどうしてあいつはさぼるんだ」みたいな同調圧力をかけられて、じゃあお前もさぼればいいじゃん、と思ってましたね(笑)。バク転できたら楽しいかなと思って体操部にも入りましたけど、跳び箱や鉄棒ばかりやらされてすぐ辞めました。

■N高を選んだ理由

――それでも今はN高に通っているんですよね。

キメラゴン 受験勉強も必要ないし、服装も自由なのでN高を選びました。学園ドラマみたいな「高校生活」に興味があったので最初の3回ぐらいは授業に顔を出しましたけど、レポートとかも出さずにいたら早速1年目で留年しました。N高で留年って珍しいでしょうね。芸能関係の子も多いので、彼女探すにはいいんじゃないですか(笑)。

 仕事で付き合う相手の中でも東大とか早慶の人は頭がいいので、そういう人たちと一緒に時間を過ごせるという意味では進学もアリだと思います。まだ高1なので進学するかどうかも決めてませんけどね。

――今はどんな人たちと交友があるんですか。

キメラゴン 地元の友達とはあまり遊びませんね。今も付き合いがあるのは、ゲーム実況で月10万ぐらい稼いでいる中学の同級生くらい。他にもアレキサンドロスのライブに一緒に行くような友達もいますけど、それぐらい。交流があるのは20代前半の意識高い大学生とか、事業をやっている経営者とかばっかりですね。年下はほとんどいないです。

■サラリーマンは「完全に無理」

――部活やアルバイトをしながら学校に通っている同年代の子たちはどう見えますか。

キメラゴン やみくもに低時給で働くのはもったいないと思います。苦労をするためにあえて働くとかならまぁわかりますけど。あえていうなら居酒屋でバイトするのも1、2カ月ぐらいなら楽しそうですよね。まだ未成年ですけど(笑)。

――それだけ稼ぐと、将来サラリーマンになるような未来はもう描けませんか。

キメラゴン 完全に無理ですね。そもそもサラリーマンになりたくないと思ったのがビジネスを始めたきっかけですから。今は朝11時に起きるような生活なので、サラリーマンはやりたくてもできないです。今はSNSマーケティングのオンラインスクールを立ち上げる準備を進めてます。ビジネスを始めて3年、サボらなければもっと稼げたなとは思いますけど自分の理想の生活はほぼ手に入れましたし、青春も満喫できてるんで後悔はないです。

(「文春オンライン」特集班/Webオリジナル(特集班))

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