《96歳で死去》エリザベス女王が自費で調査した「メーガン妃のいじめ問題」 報告書が“非公表”になった本当の理由

《96歳で死去》エリザベス女王が自費で調査した「メーガン妃のいじめ問題」 報告書が“非公表”になった本当の理由

夫妻でNetflixの番組に出演予定

《96歳で死去》メーガン妃を王室追放したエリザベス女王の「やり場のない怒り」 から続く

 9月8日、イギリスの国王で歴代最長の在位70年を迎えていたエリザベス女王が滞在先の英北部スコットランドのバルモラル城で死去した。96歳だった。

 25歳で国王に即位してから、国内外で支持を集めてきたエリザベス女王。しかし昨今は、皇室内の“騒動”に苦慮していた。なかでも、ウィリアム王子・キャサリン妃夫妻とヘンリー王子・メーガン妃の確執は世界中から大きな関心を集める話題となってしまった。その混乱を報じた 「週刊文春」 の記事を公開する(初出:2022年7月7日号)。

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■「メーガン妃は誰かを攻撃していなければ気が済まない」

 メーガン妃の英王室職員への“いじめ疑惑”で、波紋が広がっている。きっかけは英『タイムズ』紙の、2021年3月の報道だ。

「メーガン妃のいじめで、『職員二人が退職に追い込まれ、もう一人も不安な状況だ』と、ジェイソン・クナウフ報道官(当時)が18年10月、王室に窮状を訴えたメールが掲載された。メールには、『Xさん(職員名)への態度は看過しがたい』『公爵夫人は誰かを攻撃していなければ気が済まない』などと記されており、記事ではその他、いじめを目撃した職員の証言なども紹介されていた」(英紙記者)

 オプラ・ウィンフリーがヘンリー王子とメーガン妃にインタビューした番組の放送直前だったこともあり、世界中のメディアが挙って問題を取り上げた。元職員の中にはPTSDの症状を訴える者もいたという。

■調査費は女王負担で調査が開始

 そして報道の翌日、英王室は内部調査に乗り出したことを公表。調査費用はエリザベス女王が負担することにもなったのだ。

 メーガン妃は広報担当者を通じて「悪質なデマ」「自分もいじめの標的になった者として、人格攻撃を悲しく思う」と報道を否定。だが実は、『タイムズ』紙報道の前から“いじめ疑惑”は取り沙汰されてきた。

「17年の婚約発表直後、側近が職員への態度を改めるよう苦言を呈すと、メーガン妃は『甘やかすのは私の仕事ではない』と発言。結婚式直前にはキャサリン妃を泣かせたとされる。18年12月には、女王に17年間仕え、メーガン妃の秘書を務めたサマンサ・コーエン氏が退職したことが判明した」(前出・記者)

 英『デイリー・テレグラフ』紙によると、18年の結婚以降、秘書、ボディガード、子守など、少なくとも12人が退職。多くが1年未満で辞めており、極めて“異例”のことだ。

■まさかの調査内容は「非公表」

 1年にわたり調査が行われ、当初、その内容は、6月末には明らかになると見られていた。だが今回、英王室は内部調査の結果を、公表しないと発表したのである。

 非公表の理由は明らかにされておらず、調査協力者には不満を持つ人間もいるという。だが王室ウォッチャーの多くは、妥当だと考えている。「いじめが事実だから公表しなかった」ともっぱら受け止められており、また報告書を出さないことで、メーガン妃の反論を封じることも出来るからだ。

 6月の女王即位70周年記念式典に参加したものの、群衆からブーイングを受けたヘンリー王子とメーガン妃。チャールズ皇太子、ウィリアム王子と言葉を交わすことなく、式典最終日の行事を見届けず、アメリカに帰国した。

文/近藤奈香

《96歳で死去》エリザベス女王がカミラ夫人に言い放った強烈な一言…今になって「王妃になる」と宣言したのはなぜか へ続く

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2022年7月7日号)

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