「覚えていないんですよ、いつ閉経したか」「閉経した後も、生理周期でだるくなる」渡辺満里奈たちが語った“閉経”のリアル

「覚えていないんですよ、いつ閉経したか」「閉経した後も、生理周期でだるくなる」渡辺満里奈たちが語った“閉経”のリアル

野宮真貴さん ©文藝春秋

「まさに大量出血!花火大会の最後の15分みたいにボンボンと…」 ジェーン・スー、野宮真貴らが明かした衝撃の“閉経物語” から続く

「夫に言えない」「むしろ性欲から解放されて最高」「量が増えすぎて血まみれに」など…一般の方から募集した“閉経物語”に多くの声が寄せられました。

 閉経や更年期症状と向き合う、松本孝美さん、野宮真貴さん、渡辺満里奈さん、そして堀井美香さん、ジェーン・スーさんが、自らの閉経物語を語りました。 『週刊文春WOMAN2022秋号』 より、一部を掲載します。(全2回の2回目。 前編 を読む)

◆◆◆

■閉経して性欲とはオサラバ

 閉経は40歳のとき。子宮頸がんで子宮と卵巣を摘出、突然のさよならでした。それまで毎年子宮頸がん検診にも行き、まったく引っかかることもなく、生理が遅れたり不正出血があるということもなかったのに、40歳の誕生日を迎えて数日後、突然の大量出血。3センチを超える悪性腫瘍ができていました。転移性の強いタイプだったため子宮を摘出する以外の選択肢がありませんでした。

 やはり、今まで毎月来ていたものがなくなった寂しさや、子宮摘出をされた方がおっしゃる「男でも女でもなくなってしまったと感じる」虚しさが2〜3か月は続きました。が、PMSがひどかった私は、気持ちが常に不安定で月の半分以上をイライラしたり落ち込んだりして過ごしていたので、手術と同時に始めた骨粗鬆症防止のホルモン治療のおかげもあり、いままでの不安定さはなんだったのか⁉ と思うほど心が安定するようになりました。その結果、「エブリデイ凪」。独身アラフォーでパートナーもいない悩みや性欲からも解き放たれたのです!

 もともと私は性欲が強いほうでした。でも、特定のパートナーがいないため、年齢とともに寂しい夜の葛藤が強くなるばかり(出会いが少ない、若いときほど気軽に致せない、身体の準備も必要、致した後の疲れからの回復が遅いなど)。

 しかし、悶々モヤモヤとする性欲が、子宮がなくなったことによりウソのようになくなったのです! いまはおひとり様人生も悪くないなと。煩悩の1つが減ったことにより少しだけ生きやすくなった気もします。(ハゲのセミプロ・43歳)

スー 40歳で閉経は早いほうだけれど、がんが早期発見できたからホント良かったと思う。どうですか、『女史会』のみなさまは? 閉経で何か変わりました?

野宮 性欲?

全員 あはははは(笑)。
 

スー いや別に、性欲以外でも(笑)。閉経したことによって変わったこと。朝の目覚めが良くなった、悪くなった、食欲が出る、出ない、みたいな感じの。

■閉経がいつだったかは実はあやふや


野宮 閉経は平均50歳で、その前後の5年間が更年期と言われているので、45歳くらいから更年期による症状が始まる人も多いんです。だから、身体の不調は更年期によるものなのか、閉経したからなのか、その辺はいまいち曖昧。

松本 不調が先か閉経が先か。だいたい、覚えてないんですよ、いつ閉経したか。
 

野宮 最後の生理から1年ないと閉経らしいけど。

松本 ただ、私は最後のドヤーみたいなものもなかったし、なんとなく時間が空いていって。あれ? そういえばないなって。

渡辺 私もそう。だんだんと消えていった。


野宮 私は、今日の座談会があるから当時のことをいろいろ調べてきたんだけど。生理が乱れ始めたのが49歳のとき。「あれ? 今月こないな」みたいな感じで2か月空いて、と思えば1か月ずっと続いたり。それで最後の方は大量出血。その後、半年ぐらいないなと思ってたら、またちょっとあって。で、52歳のときに、更年期の症状が少しずつ出てきたんです。ホットフラッシュだったり、かかとや関節が痛くなったり。だからたぶん、閉経したのはその頃だったかなって。

スー そうかあ。すごく勉強になる。閉経がいつだったかは実はあやふやである、ということすら、私たちは情報として知らないから。

■「閉経した後も、その周期でだるくなる」

松本 情報ということでいうと、閉経した後も体調はその周期でだるくなるんです。経血はないのに。それがしばらく続きましたね。

渡辺 私、いまそうかも。閉経したと自覚したのは結構最近。でも、生理の周期で体調が変化する感じは残ってるから、すごくイライラするときがあって。ああ、生理前の感覚だなって。

スー そうかあ! 生理がなくなっても体の変化だけはしばし残るんだ。

※閉経について夫に話すかという夫婦の関係、子供が巣立った後の堀井さんの“燃え尽き症候群”など、5人が自身の“閉経物語”も交えて語りつくした対談全文は 『週刊文春WOMAN2022秋号』 に掲載しています。

・一般の方からの「閉経物語」は、7月に『OVER THE SUN』と文春オンラインで募集したものです。掲載にあたって、一部短くさせていただきました。

text:Izumi Karashima photographs:Asami Enomoto
hair & make-up:Rika Fujiwara(Su & Horii),Tsukasa Mikami(Watanabe)
撮影協力:TITLES

じぇーん・すー/1973年東京都生まれ。作詞家・ラジオパーソナリティ・コラムニスト。『貴様いつまで女子でいるつもりだ問題』(幻冬舎)で講談社エッセイ賞を受賞。最新刊は『きれいになりたい気がしてきた』(光文社)。小誌でエッセイ「彼女がそこにいる理由」を連載中(今号は休載)。

ほりいみか/1972年秋田県生まれ。フリーアナウンサー。法政大学法学部を卒業後、95年にTBS入社。2022年からフリーに。現在も多数の番組でナレーションを担当。「yomibasho PROJECT」として朗読会も主催。著書に『音読教室』(カンゼン)。

のみやまき/1960年北海道生まれ。ピチカート・ファイヴのヴォーカリストとして90年代渋谷系ムーブメントを起こす。デビュー40周年記念・ニューアルバム『New Beautiful』が好評発売中。 www.missmakinomiya.com

インスタグラムアカウント  @missmakinomiya

まつもとたかみ/1965大阪府生まれ。80年代後半、ソニーなどの各CMでCM女王と呼ばれる。初の著書『暮らし彩る「大人のままごと」』(光文社)が発売中。ただいまグレイヘアに移行中。 

インスタグラムアカウント  @t_mimi1414

わたなべまりな/1970年東京都生まれ。86年、おニャン子クラブでデビュー。翌年の解散後も歌手・タレントとして活躍。2000年代には台湾旅、ピラティスブームの火付け役にも。

インスタグラムアカウント  @funnyfacefunny

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(「週刊文春WOMAN」編集部/週刊文春WOMAN)

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