《大谷翔平はいないけど》押し寄せたのは大勢のファン、ファン、ファン!世界一の野球選手も面食らう、3.23「侍JAPAN凱旋」パニック in 成田
2023年03月23日 22時45分文春オンライン

世界一の瞬間には、大谷翔平のいつもは見られない興奮した表情が見えた Ⓒ時事通信
14年ぶりに野球日本代表が世界一に輝いた感動の瞬間から一夜明けたアメリカ時間の22日朝、侍ジャパンの一行はほとんど休む間もなくマイアミ国際空港から日本に向けて飛び立った。
優勝を決めた瞬間から、SNSでは代表チームの動向を気にするコメントが多く投稿されていた。中にはフライト追跡アプリを使い、英雄たちが日本に凱旋するのは何時になるのか、ひたすら待ち望む人々もいた。
大谷翔平やヌートバーといったMLB所属のスター選手は帰国しないにもかかわらず、成田空港には選手たちを一目見ようと大勢のファンが詰めかけた。日本中に熱狂をもたらした侍ジャパン。彼らを出迎えたファンたちの熱い思いをお届けする。
■到着6時間前にはすでに人だかりが
日本時間23日午前9時、侍ジャパンを乗せたチャーター便の到着予定時刻までまだ6時間以上前。成田空港の到着ロビーには熱狂的な野球ファンが早くも到着ゲート前に集まり始めていた。
学校の授業を終えて空港に来たという女子高生3人組は、決勝を学校で見たという。
「放課後、スマホで観戦していました。先生も試合を観ていました。普段から巨人を応援しているので、岡本選手を目当てに来ました。でも、決勝のハイライトはやっぱりエンゼルス対決! 胸熱でした! ヌートバー選手も可愛いですよね。集中すると舌を出しちゃうところとか赤ちゃんみたいです」
佐々木朗希選手のタオルを手に人垣の後方に立つ女性は、成田市のお住まい。居ても立ってもいられず駆け付けた。
「千葉県民なので普段からロッテを応援しています。朗希は唯一ロッテから代表入りした選手だから、応援しないとね。今日はジャケットもタオルもロッテのグッズ、ロッテコーデです。ただ、朗希のことは何度も球場で見ているので、今日は他の代表選手のことを目に焼き付けようかなと思ってます。空港で働いている知人から『今なら報道しかいないから間に合うよ!』と言われたのですが、着いたら予想以上に人が多くて驚きました……」
■ワイワイした空気を楽しみたい
偶然この日に韓国旅行を計画していた大学生二人組は、時間が経つにつれ大きくなる人垣に驚きを隠せないでいた。
「出発ロビーに向かおうとしていたら、人が集まっていたので何事だろうと思いました。野球は普段見ないので、WBCだけ応援していた“にわか”ですが、準決勝、決勝の接戦は見ていてドキドキしました。残念ながら飛行機があるので選手の姿は見られませんけど、出発の時間までもう少し野球好きが集まって作るこのワイワイした空気を楽しもうと思います」
到着予定時刻が近づくにつれ、さらに人垣は大きくなっていく。警察官数名が周囲を見渡して漏らしていた。「ちょっと集まりすぎている」
「アンチも多い選手ですが、代表で応援してたのは…」《侍JAPAN凱旋》大谷もダルも帰ってこなくても、英雄たちのWBCに夢を見た人々の熱烈歓迎! へ続く
(「文春オンライン」特集班/Webオリジナル(特集班))
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