のん(能年玲奈)裁判判決 文春コメント全文

"のん"こと能年玲奈氏めぐる裁判で文藝春秋に賠償命令 レプロや本間憲社長が提訴

記事まとめ

  • "のん"こと能年玲奈氏についての記事が事実に反するとして、文藝春秋に賠償命令が出た
  • 判決は文藝春秋に対し、レプロエンタテインメントへ550万円などの支払いを命じるもの
  • 文藝春秋は即日控訴、「本件記事は、能年玲奈さんご自身の告発に基づく」とコメント

のん(能年玲奈)裁判判決 文春コメント全文

のん(能年玲奈)裁判判決 文春コメント全文

©文藝春秋

週刊文春』(2015年5月7・14日号)に掲載された記事「衝撃スクープ 国民的アイドル女優はなぜ消えたのか? 能年玲奈本誌直撃に悲痛な叫び『私は仕事がしたい』」等が事実に反するとして、能年玲奈氏(現在はのん)の元所属事務所・レプロエンタテインメントおよび同社社長の本間憲氏が、発行元の文藝春秋に対し、計1億3200万円の損害賠償を求めていた裁判。4月19日に東京地裁判決が下った(中園浩一郎裁判長)。判決は文藝春秋に対し、レプロエンタテインメントへ550万円、本間氏に対し110万円の支払いを命じるもので、文藝春秋は即日控訴した。以下は週刊文春編集部のコメント全文。

「本件記事は、能年玲奈さんご自身の告発に基づき、掲載されたものであることを、裁判の場で明らかにしています。当時21歳だった彼女は、所属事務所レプロエンタテインメントおよび本間憲社長との関係が悪化し、仕事を入れてもらえず、メディアから姿を消しました。記事で掲載した『私は仕事がしたいです』との言葉は、21歳の女優の切実な叫びに他なりません。

 近年、芸能事務所とタレントの“奴隷契約”、スポーツ界におけるパワハラが大きな社会問題となりました。世界的にも、#MeTooの合言葉が支持を得ています。これらはいずれも、勇気ある告発に社会が寄り添い、権力者の不正や因習にとらわれた社会を変えていこうというムーブメントです。2015年5月に発表した本件記事などをきっかけに、芸能人と所属事務所の独立トラブルは、大きな社会的関心事となり、公正取引委員会が調査を開始したと報じられています。

 本日の東京地裁判決は、芸能界の健全化の流れに逆行するものであり、今後の勇気ある告発をためらわせる契機になりかねません。到底承服できるものではなく、即日控訴しました」

(「週刊文春」編集部/週刊文春)

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