運動が苦手な人のための“最低限”のヨガ本 ずぼらなアラサーからシニアに広がり20万部

運動が苦手な人のための“最低限”のヨガ本 ずぼらなアラサーからシニアに広がり20万部

飛鳥新社 1111円+税

 運動不足を解消して体調を整えたい。でもこれまで殆ど体を動かしてこなかったし、一体何をしたらいいのかさっぱりわからない。それ以上に、とにかく運動することそのものが面倒くさい。そんな“ずぼら”な人でも続けられるような、簡単で時と場所をあまり選ばないヨガのポーズを、親しみやすいイラストと軽妙な語り口で紹介した本がスマッシュヒット中だ。

「本を作る上でもっとも重視したのは、内容を最低限のものに止めることでした。心身が弱っている人でもできるレベルの、メンタルヘルスを整えるための最低限の運動を紹介する本にしたかったんです」(担当編集者の深川奈々さん)

 著者ももともと、心身の不調で悩まされていたところにヨガと出会い、回復した経験があるのだという。とはいえ本質は運動が苦手だったころのまま。個人の経営するヨガ教室で、周囲のキラキラしたオーラに落ち込んで帰ってくるような一面が残っている。等身大の成功体験が持つ親しみやすさが、ヒットの要因か。

「読者の方から届いた反響には『私も“ずぼら”なのですが、それでもこの本に書かれているものはできました』といった内容が多いんです。最初に想定していた読者層はアラサーの女性だったんですが、蓋を開けてみると60代、70代のシニア層の女性にもよく受けているようで、そこから高齢の男性にも広がっている印象ですね」(深川さん)

2017年1月発売。初版6000部。現在10刷20万部

(前田 久)

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