池上さん、どうすれば「読ませる」作文が書けますか?

池上さん、どうすれば「読ませる」作文が書けますか?

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■Q 作文が苦手です。どうすれば人に「読ませる」文章が書けるのでしょうか。

 来年大学受験を控え、受験科目にある小論文で頭を悩ませています。人によっては、小論文は「頭の体操」のようなもので、そんなに勉強しなくてもスラスラと書けるらしいのですが、私は昔から作文が苦手。読書感想文も、担任の先生だけが読んでくれればどんなにいいかと思っていました(実際には文集などに収録されてしまうのです)。

 どうすれば「読ませる」いい作文を書くことができるでしょうか。文章を書くコツがあれば是非知りたいです。(10代・女・高校生)

■A 歌手になった人は、子どもの頃からたくさんの歌を聴き、自分でも歌っていたのではないでしょうか。

 漫画家は、たくさんの漫画を読んでいたはずです。将棋の藤井聡太君は、小さい頃から詰将棋に取り組んでいました。作文も同じです。たくさんの文章を読むことです。

 読んでいるうちに、「この文章は上手だなあ」と感心することがあったら、「どこが上手なのだろうか」と考えてみることです。さらに、実際に手を使って、原稿用紙に書き写してみましょう。書き写してみることで、文章上手の秘密がわかるはずです。

 私は、読売新聞の1面左下に掲載されている「編集手帳」の文章に感心することが多く、著者の竹内政明さんに、その秘密を問いただしました。その内容は『書く力』(朝日新書)にまとめられています。感心することばかりでした。

 ちなみに、竹内さんが書くのは原則として月曜日から金曜日まで。つまり、火曜日から土曜日まで掲載のコラムが竹内さん作です。他の曜日の文章と比較すると、竹内さんの実力がわかります。

(池上 彰)

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